CX.クライマックスフェイズ
CX-1.――神魔血戦――
第1ラウンド
【桐仁】
影分身
2D6 >= 5 (判定:分身の術)
【銀】
影法師。対象は鬼怒川で。
2D6 >= 5 (判定:歩法)
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | 亜里沙 | 桐仁 | | 鬼怒川 銀 | 桐仁 | 香織 | |
ファンブル | | | | | | | | |
【香織】
じゃあ奥義「出し惜しみなしだよ!アクセル・ワールドッ!!」
範囲攻撃です。対象は鬼怒川のみ。
【GM】
待て待て。ファンブルはまずい。神通丸だ。
まぁ、ここは振りなおしで何とか。
2D6 >= 5
【GM】
あああああああ!?
やばい。ボンクラすぎる。くそぅ!!
てか、もう見切れないじゃん。まずい。
【香織】
「神の力に振り回されてますねえ」ってニヤリと笑いつつ高速連撃を叩き込む。
【香織】
「それまで地上に存在できれば良いですけど、ね!」
亜里沙も見切りに挑戦するが失敗。
【桐仁】
じゃあ次行きます
「カタリ……いやコトリに手を出したこと、後悔しろ」接近戦攻撃です。
2D6 >= 5 (判定:幻術)
【香織】
奥義じゃないの?って思ったけど、まあ色々あるしね。
【桐仁】
クリティカルヒットなら迷わず撃ったんだけど。
【GM】
「その程度で我を止められると思うな!!」
【銀】
はーい。奥義うちまーす。
どこにしまっていたのか、次から次へと銃を取り出して鬼怒川に銃弾を叩き込む!
「必殺、焔落とし!!」……クリティカルです。
この銃はすべて実は無念の死を遂げた一族の形見なのです……
【香織】
なるほど、最後の生き残り設定と絡めたか。上手い。
【GM】
かっこいいなぁ!!
そして当然だが見切れんぞ!4点食らった!
この奥義を亜里沙、桐仁が見切り。
【GM】
では次は我か。
奥義『日輪輝焔』
巨大なプロミネンスが全てを焼き尽くす。範囲攻撃だ!!全員死ね!(齋藤さんっぽい声で)
【亜里沙】
見切りましょう
2D6 >= 7 (判定:遊芸)
全員に2点ずつダメージ。
香織は兵糧丸を使ってダメージを1点に抑える。
【桐仁】
炎を払いながら「『日輪輝焔』、見切ったぞ」
【GM】
「終わりだと思ったのか?」
サポート忍法:風響!
奥義『神力(デュナミス)』で完全成功。
奥義『神力(デュナミス)』は亜里沙、桐仁に見切られる。
銀は判定するもファンブル。しかし、桐仁が見切ったことで全員に情報が渡った。
【銀】
ファンブルしても関係ないしー!! あ、でもファンブルエリアには移さないといけないです?
【香織】
一応。亜里沙に攻撃されかも、とかあるし。
【GM】
じゃあ改めて再行動。範囲攻撃『呪言神歌』!!
【香織】
「先輩、お願いします!」ってサポート!感情修正だ!
【桐仁】
よーし、それじゃいくぞ!
2D6 >= 6 (判定:幻術)
【亜里沙】
ほな、あたしやねえ
「偽物がやるとみっともないわあ。くふふ」
奥義を使いましょう
「常夜が名家、宮前家十六代当主、宮前カタリの名において事戸を度す! 秘儀! 『呪言神歌』ッ!」
【亜里沙】
薄衣の前がはだけ、刺青で覆われた肌があらわになります。刺青は目を凝らすと全て文字で、『古事記』における黄泉国のくだりが記されています。その字の連なりがゆらりと肌から浮き上がり、8匹の蛇のようにあたりの人間を呑み込もうとします。
「ヨモツヘグイの伊邪那美が体を貪りし八雷神、自らこの身に宿して調伏す。これが代々『宮前カタリ』が背負いし業やぁッ!」
舞台裏の反応
【亜里沙】
やっといてなんやけど先生かわいそうです><
【GM】
今日、何回亜里沙にお前が言うな、って言わないといけないのさw
【香織】
これ、5に居たら私も巻き込まれてたな・・・
【亜里沙】
「うふふ、桐仁くんと香織ちゃんは見殺しにすんねんねえ、センセを」
「そやねえ、シノビガミ殲滅が最優先やからねえ。うふっ、うふふふふふ」
【銀】
「……私に構うな!(注:誰も構ってません)
「手を止めるな! 討て! シノビガミを!」血を吐きながら
【香織】
GM、この呪言神歌はすでに見切ってるものと別?
【香織】
「相変わらず何考えてるか分からないなあ・・・」
「自分が悪いのに、私たちを悪人みたいに言うのは気に入らないなー」って亜里沙をにらむよ。
【桐仁】
「……わからんでもないが、今はその時じゃない」亜里沙に向かって。
【香織】
イエス
2D6 >= 5 (判定:意気)
GM注釈
香織の調息は成功しない。
第2ラウンド
【GM】
では次。プロット前に奈落を使います。
2D6 >= 7 (判定:拷問術)
【GM】
よし、成功。奈落のプロットをします。このプロット値と同じ人は、プロット公開時に掘削術で判定してください。
【GM】
判定に失敗した場合、即座にファンブルエリアへ行きます。
桐仁は影分身、銀先生は影法師を使用する。
しかし、銀先生は影法師に失敗。
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | 亜里沙 | | 桐仁 | 香織 銀 | 鬼怒川 | 奈落 桐仁 | |
ファンブル | | | | | | | | |
【GM】
上には来なかったか。まぁ、よい。
ではいくぞ。修羅で亜里沙以外攻撃。
回避は香織のみ成功。
桐仁、銀は忍術にダメージを受ける。
【香織】
成功。「同じ流派、そうそう当たらないよ!」
【GM】
さて、続いて風響。忍法回路があるのでコストは足りるのだよ。
GM注釈
ちゃうねん。完全成功使い忘れててん。
舞台裏の反応
【GM】
何でボス自滅してまうのん
って。おかしいぞ。いつもの俺の出目じゃない。
GMやってる時はダメージダイスが走ると評判なのに!
【亜里沙】
そら、敵味方を越えて団結した正義の力のおかげやでw
【GM】
やればいいさ!!
だが、簡単にやられはせんとも!!
奥義「古の巨神兵団」巨神がいっぱい出てきてその攻撃を止める!!効果は絶対防御だ。
【桐仁】
見切り判定だ!
2D6 >= 8 (判定:幻術)
【亜里沙】
ふん。見切ります
2D6 >= 8 (判定:遊芸)
【香織】
では意気から8の7で。
2D6 >= 8 (判定:意気)
【銀】
よっしゃ!
新しい奥義を引き出せただけでもよいとしよう……(がくり
【香織】
私は最後の兵糧丸で体術を回復、その後接近戦攻撃します。
2D6 >= 5 (判定:走法)
【香織】
成功。走り抜けつつ連続蹴りを「ソニック・ストライク!」
【香織】
接近戦1点。まだ身体に届かないか・・・
そのまま吸精。
【桐仁】
奥義を使う! 秘技『鏡時雨』 範囲攻撃です。対象は鬼怒川のみ。
高速移動しながら、隠し持っていた武器を大量にばら撒く!
【亜里沙】
見切っておきましょう
2D6 >= 7 (判定:遊芸)
【GM】
ごめんね。敵1体でごめんね。
展開によってはコトリも敵に回ったんだけど。
【ダイス】
マヒ:修得済み特技がランダムに1つ使用不能になる。1サイクルの終了時に、《身体操術》で成功するとこの効果は無効化される。
【GM】
ふむ、どれが削れるかな、と…(ころころ)記憶術。
【亜里沙】
「うふふ。宮前の人間の骸を弄んだ報い、しっかり受けてもらわなねえ?」
【GM/鬼怒川】
「何だ、記憶が、我が人生が全て消え行く…これが神になるということか?いや、違う…なんだこれは!!!」
【亜里沙】
「十五代ぶんの『宮前カタリ』の声、しっかり聴いたげてな? あははッ」
【香織】
調息しますー
2D6 >= 5 (判定:意気)
GM注釈
香織の調息は成功しない。
第3ラウンド
鬼怒川は奈落、桐仁は兵糧丸で忍術を回復して影分身、銀は影法師。
それぞれ成功させる。
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | | 桐仁 | 奈落 亜里沙 | 鬼怒川 銀 | 桐仁 | 香織 | |
ファンブル | | | | | | | | |
【亜里沙】
あー、やっぱり。ヤな予感あたった
では掘削術を骨法術から
2D6 >= 9 (判定:骨法術)
【香織】
これないと機忍したって気しないしね!今度は当てる!
2D6 >= 5 (判定:壊器術)
【GM】
おわ、いいな、くそ。だが、食らうかよぅ!
2D6 >= 7 (判定:拷問術)
【香織】
くうっ!
「・・・くう、届かないか!・・・」全身から電気をバリバリさせて1点消耗。謀術を削るよ。
【GM】
よしよし、これが俺の出目だ。さぁ、今こそ反撃の狼煙を上げる時!
【桐仁】
奥義を使う! 『鏡時雨』! 対象は鬼怒川です。
【桐仁】
「神だろうがなんだろうが、バラバラにしてやるさ」
【GM/鬼怒川】
「貴様らぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
【香織】
見切りは・・・記憶術がつぶれたからしないか。
【GM】
ファンブル怖いし、無駄な見切りはしない。
流石にそろそろ覚えた。
【GM】
我が奥義、破ってみせろ!!破りは分身の術!
【桐仁】
巨神兵団と同じだけ分身して、次々斬っていきます。
「巨神兵団、見切ったぞ」
【亜里沙】
「ふふ、桐仁くんはさすが昔『狭き門』を止めただけあるわあ。呪いがまわってんねんかねえ?」
【GM】
だが、このままではやられはせんぞ!!
我のターン!
【GM】
まずは痛打。
2D6 >= 5 (判定:拷問術)
【銀】
「死者が戻ってきたか……」きっとわが一族が色々妨害してるんだw
【香織】
まあ、まだプロット4だ。逆凪にはならないし続きをどうぞ。
【GM】
あ。じゃあ、いいですか?修羅とか、撃ちたいんですけど。
【GM】
ごめんね。いや、ホントいらないよね。修羅とか。でも死ね!
この攻撃は全員に命中。忍術へのダメージとなる。
舞台裏の反応
GM注釈
PCがファンブルしたら再行動出来るサイコロ・フィクション、ハンターズ・ムーン絶賛発売中!
【銀】
了解。じゃあ、喰らって倒れるけど立ち上がるよ
「これがなければ死んでいたな……」
【亜里沙】
GM、ほなそろそろあたし、真の信念に変えるわ。ええよねえ?
【亜里沙】
ふふ。本性をあらわし、信念を忠から凶に変更します
舞台裏の反応
メインフェイズ中に相談を受けた結果。
クライマックスで凶に変えていい?との問いかけに、功績点は入らないことにするがOKと答えた。
【香織】
元から言動は間違いなく凶だと思ってたけど。
【亜里沙】
「けひひひひひっ! みんな、みんなお母ちゃんのところにいったってな? さびしゅうないようになあッ!」
呪言神歌を、銀先生以外に。
【亜里沙】
「うふふふふ。さて、センセぇ? どないする? このままシノビガミを封印するか、あの子らを助けるか」
【亜里沙】
「ふふふ。一族に殉ずるか、あの子らを助けるか。けひひひっ! おもろいわあ」
【銀】
そんなもん! はなっから「破る」に決まってるだろうがあああ!!!
【銀】
あーでも、妖術落ちてるんだった……目標値12とか言ってる……
【香織】
回想して9か。感情で8か。ええとこだなあ、面白い!
山地 銀の秘密(再掲)
あなたの一族は5年前に行われた神器「狭き門」の起動実験に参加して全滅した。
起動した狭き門からは「巨神魂魄丸」が這い出て、誰かに憑依しているはずである。
プライズ「巨神魂魄丸」の所持者を見つけ、そちらも封印した場合、使命達成による功績点が5点になる。
【銀】
一族が戦いの果てに全滅したあの日、私は一人生き残ってしまった……
目の前で死んでいく仲間たちを助けられなかったあの日の無念、
今こそ晴らしてみせる! たとえそれが自分の命を失うことになっても!
【銀】
というわけで振るぜ!
2D6 >= 12 (判定:歩法)
【桐仁】
近くにいた香織をかばって4点食らいます。
【香織】
「先輩っ!?・・・なんで・・・なんでっ!!」
【桐仁】
遺言で、香織に亜里沙の秘密を伝えようと思います。
【香織】
じゃあ血まみれの桐仁を抱きかかえつつ「先輩!やだ・・・しっかりしてください!」
【亜里沙】
「桐仁くん……コトリちゃんのことばーっかりで、あたしには贖罪の気持ちすら、向けてくれへんかったねえ」
「そんで今度は香織ちゃんを守って自分ひとりだけ気持ちよくあの世にいくんやねえ……」
【GM】
死んだ巨神からは2人の魂が光を放ちながら出てくるよ。
【亜里沙】
ちっ やりたないけどなあッ!
奥義・流し雛使用や 対象は、雨森桐仁。効果は絶対防御、や
【亜里沙】
「ちゃあんと、死ぬよりもつらい思いしてお母ちゃん殺した罪、つぐなってもらわなあなあ?」
舞台裏の反応
【GM/鬼怒川】
「ばかな!我が、我が消えるぅぅぅ!!!」
CX-2.――呪言神歌――
【GM】
さて、次のターン?戦闘続行の意思がある人は?
【亜里沙】
「なあ、桐仁くん。贖罪の気持ちがあるならちゃんとあたしに憎ませてえな。なんでそんなずるいことばっかりするん? ちゃんとあたしに憎んで殺せるだけの行動してえな!」
「あんたがそんな優しい人やなかったらッ! あたしはこんなに苦しまなくて済むんやッ!」
この言葉の答えしだい、やね
【香織】
こっちも言うか。「先輩、贖罪じゃ貴方もカタリちゃんも・・・私も。誰も幸せになれないですよ」
「だから、もし罪滅ぼしを続けるって言うなら。私は原因を取り除く。貴方に自由に生きて欲しいから・・・
「たとえ憎しみでも。私のことを見てほしいから」
同じく答え次第で行動を決める。
【亜里沙】
さて、変則的ですが回想シーンしてもいいですか? 修正やボーナスはいらないので
(桐仁君が考えてる間に)
【亜里沙】
香織ちゃんだけ知らないのはアレやしねえ
【香織】
そうなのよ。
私はてっきり先生がカタリちゃんの親族だとばっかり。
比良坂 亜里沙の秘密(再掲)
あなたは宮前カタリである。
「宮前カタリ」とは宮前家の当主が名乗ることを許された名である。
あなたは宮前家の門外不出の奥義
『呪言神歌(範囲攻撃)』を使用できる。
(この秘密は呪言神歌の奥義情報として扱われる)
あなたの母、先代当主が5年前に忍務の最中に
命を落としたその日から、あなたが宮前カタリとなった。
【香織】
なん・・・だと・・・?!
生き別れの姉とか考えてたけど、本人か!
【GM】
亜里沙は、桐仁の秘密を知った第2サイクルから、使命が「桐仁を殺す」に変わっております。
【亜里沙】
場面はお葬式。幼い亜里沙──本名、宮前サトリがお墓の前で泣いているところ。
「あんなに……。あんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあぁぁぁンなにようさんお雛さん流したんに、なんで死んでしもたん? なんで死んでしもたんよお、コトリちゃん……。あたしが、あたしが下手っぴやったからかなあ? かんにんな、かんにんやで……」
変わって、16歳の宮前サトリ。同じく喪服を着て、母の遺影の前。
そして、当主になった宮前サトリ──第16代、宮前カタリ。
「お母ちゃん、コトリちゃん、なんで死んでしもたん……? あたしは誰もいぃひんとひとりっきりや。なにもわかれへんうちに本家を背負わされて、分家のお偉いさんがたのええようにされて、大変やったんやで?」
「あたしは必死やったんよ? あんたらがぐっすり眠ってるうちも、あたしは生き地獄の責め苦を味わってきたんよ?」
「あたしは……ずうっと、ひとりぼっちや」
「ふふふ。それとも、ねえ桐仁くん。アンタが、あたしをお母ちゃんとコトリちゃんのところに送ってくれるんかなあ? うふふ、けひひひひひっ!」
再度、桐仁くんに問い掛けます。
【桐仁】
「……約束したんだ。娘を守るって。先代の宮前カタリ……サトリの母さんと」
「それから、俺の使命は宮前カタリを守ることになった」
「だけど、俺はコトリが入れ替わってるとは知らなかった……」
ここでこっちも回想シーンかなぁ。
雨森 桐仁の秘密(再掲)
宮前カタリの母、宮前家の先代当主を殺したのはあなたである。
神器「狭き門」を解放して渡来人の力を取り込み、
暴走しようとする彼女を止められたのはあなただけだった。
宮前カタリがこの秘密を知った場合、
宮前カタリの雨森 桐仁に対する感情が愛情でなければ、使命を「雨森 桐仁を殺す」に変更する。
(その後で感情が愛情に変わった場合、使命は元のものに戻る)
【桐仁】
狭き門を開放して暴走しようとする先代の宮前カタリを、俺は刺し殺しました。
【GM/先代宮前カタリ】
「…ありがとう。ごめんね。辛い思いをさせて」
【GM】
事切れる前。渡来人の意識から離れ、人の意識で語りかけてくるよ。
【GM/先代宮前カタリ】
「あの子をお願い。あの子たちをお願い。私はもう向こう側で見守るしか出来ない」
【桐仁】
その後強烈な光が門から発せられて、俺は気を失った。
【GM】
今、思い出す。
コトリにカタリと名乗らせたのは先代の宮前カタリだ。
生き返った彼女とあなたの記憶を操作し、日常の中で生きてもらうために。
そして叶うならば。自分の死後、本当に『宮前カタリ』を継ぐ子をも、守ってもらおうと。
【桐仁】
あの子「たち」をお願いと言われたことを覚えていなかった。
そりゃそうだ。コトリは死んでたんだから、あの子たちと言われてピンとくるはずがない。
だけど、今ははっきりと思い出せる。サトリ……亜里沙のことも。
【桐仁】
で、現在に戻って
「いや、あのとき、「娘たちをお願いね」って言ってたんだな……」
「俺の本当の使命はサトリとコトリ、二人を守ることだ。死ぬより苦しい思いをして生きろというなら、望むところだ」
【亜里沙】
「ふふふ。かっこええ男の子になったねえ」
「でもね、常夜の掟では、死者は眠らないとあかんねん。コトリちゃんは死んだはずの人間。だから、生きてちゃあかんねん」
「この世にいていい『宮前カタリ』は、ひとりだけや」
「だから、あの子を『守ってね』」
【亜里沙】
あたしは宮前家の人間や。「宮前家の人間の魂」があれば、門は閉じられんねんな?
【亜里沙】
では、巨神魂魄丸をひとつだけ掴んで門の中にとびこみましょう。
【亜里沙】
「やっと……お母ちゃんのところにいける。あたしは……しあわせや」
【桐仁】
「よせ! また会えたのに、そんなこと……」
【GM】
門に向かう亜里沙に声が聞こえる。その手に掴んだその魂から。
手からすーっとすり抜けて、魂は1人で門の向こう側へと行く。
亜里沙の身体は門からはじき出されるよ。そして、光を放つ魂から声が聞こえる。
【亜里沙】
「おかあちゃん……なんで、なんでやねん! あたしは、あたしはぁッ!」
「もういやなんやぁ! こんな世の中でずうっとひとりぼっちは嫌なんやぁっ!」
【GM/先代宮前カタリ】
「辛い思いをさせてごめんね、サトリ」
【GM/先代宮前カタリ】
「でも、あなたはひとりじゃないわ」
【亜里沙】
「だれが……? だれがあたしのそばにいてくれるん?」
【GM/先代宮前カタリ】
「コトリもいる、桐仁くんもいる、あなたのいる世界は輝いている」
「見つめ合いなさい。分かり合いなさい。今からでも、遅くはないから」
【亜里沙】
じゃあ、もうしゃあないわ。
へたりと座り込んで、わんわん子どもみたいに泣きましょう。おかあちゃんの言葉、うけいれるわ
「わかっ……た……おかあちゃん……げんきでなあ。お墓参り、ようさんいくわ。コトリちゃんと一緒に、いくからな!」
「せやから、またな。おかあちゃん」
【GM】
では、母の奏でる歌声と共に門はとじていく。狭き門をくぐれるのは1人だけ。母の魂は静かに門を閉じた。
【香織】
こっちも座り込んで「先輩・・・ほら」って背中押す。
【桐仁】
ちょっと迷いますが、昔みたいに亜里沙……カタリの頭を撫でます。
【亜里沙】
「……コトリちゃんと、間違えたくせに。あたしのことなんて、ずうっと、忘れてたくせに」
「いまさら優しくするなんて……ずるいわ」
【GM】
横たわっているコトリの目からも一筋の涙が溢れる。
雨は上がり、夜は明ける
【亜里沙】
あたしはもう、戦えへんよ。おかあちゃんに叱られてもた
【香織】
私もさっきの答え聞けば、素直に引くよ。
欲を言えば3サイクル目であの答えを聞きたかった!
【GM】
コトリに入れるのは戦果じゃなくてもいいや。誰も異議を唱えないだろうし。
【GM】
狭き門の行方も、異議が出ないのであれば話し合いで決めてくださってかまいません。
【香織】
好きにすれば良いんじゃないかなー。門の回収とか感情とか。
【桐仁】
亜里沙の感情を愛情にして終わる。亜里沙に異論ないなら。
【GM】
降っていた雨はいつの間にか上がり、夜も明けていた。
【香織】
「やれやれ・・・ま、これはこれで良いですかねー」
【銀】
いや、落ちてるなら拾って帰るかと思ったけど、別にいいかな
多分この人忘れてる
【香織】
いや、私も要らないし持って帰ってくださいよ。封印が仕事でしょう?
【銀】
そういやそーだったんだぜ それならもらって帰る
鞍馬驚異の封印力で根こそぎ封印しまっせ