ED.エンディングフェイズ
ED-1.新たな日常
シーンプレイヤー:橘 香織
【香織】
じゃあ先輩に続いてこっちも斜歯抜けて、先生とかコトリの居る学校に転校する、って感じで行きたいです。
【GM】
コトリはどうしようかね。カタリのままで行くか、改名させるか。
【香織】
でも亜里沙のこと考えると名前変えそうじゃない?どうかなあ・・・
【亜里沙】
そのへんはやりやすいようにしてもらったらええとおもうよ
【香織】
亜里沙は亜里沙で良いのか?自分としてはやっぱカタリなのん?
【亜里沙】
あたしはコトリちゃんが幸せやったらええもん
【香織】
そんなわけで先生、担任として出てきてもらっていいですか?
【銀】
「あー、お前たちに今日は新しいクラスメイトを紹介する」
って感じで?
「橘、入ってきていいぞ」
【香織】
「どうも、橘 香織です!微妙な時期の転校だけどよろしくお願いします!!」
勿論、赤マフラー。
【GM/カタリ】
「あーー!」指さして立ち上がる。
【香織】
にこやかに笑って忍者語で「わたし、あきらめないからね!」って。
【GM/カタリ】
「わぅ…あーあーきこえなーい」耳をふさいで座る。
【香織】
「そばに居ればチャンスもあるかもだしねー!」ってこっそり舌を出しつつ
カタリの隣の席とかに指定されて「これから、よろしくね!」って笑顔で言うよ。
【GM/カタリ】
「うわーーーん!おねえちゃーんたすけてー!!」
【香織】
そんな感じでカタリに火花を散らしつつ締め!
【GM】
イヤイヤするカタリ、首をかしげつつ面白そうな気配を感じ取るクラスメイト。
新しい日常が始まる。
舞台裏の反応
【亜里沙】
あたし、ホンマは香織ちゃんがいっちゃんタチ悪い女の子やと思うねんw
GM注釈
はい。
ED-2.銀の銃弾
シーンプレイヤー:山地 銀
【銀】
私は上忍から新しい忍務をもらいました。
宮前コトリに封じられた「巨神魂魄丸」を守ること…それが今の私の忍務です。
【銀】
そして、今は体育の授業です。
女子たちがバレーボールをしているんですが、銀先生の姿はなく、
ホワイトボードに「4限 保健体育 自 習 」と大書してありますw
【銀】
そしてカメラは体育館の屋根へ…
ジャージ姿の銀がやる気なさそうに周囲を見ながらぼやきます
「やれやれ…あの連中も学習能力がないようだな。またまたこんなに手勢を送ってくるとは…」
【GM】
下忍「中忍と言えどたかが1人!かかれぇぇぇ!!!!」
【銀】
するとですね、赤ジャージがぶわっと宙に舞う!!
そして次の瞬間には、戦闘スタイルになった銀先生が時計台の上に立っているのです!!
【銀】
…ではそんな連中を見てニヤリと笑いながら、
【銀】
「死にたいやつはかかってこい。…好きな地獄に送ってやるぞ」
と、ガン=カタ的な構えをしたところでキメ!
【GM】
躍りかかる下忍たち、銀の口の端がニィ、と上がる。
舞台裏の反応
【GM】
亜里沙は強いというか怖いだから
強さって意味だと先生だったかなぁ。
【亜里沙】
え なんでそこであたしが出てくんねん 対比としておかしいやんかw
ED-3.託された想い、確かめた誓い
シーンプレイヤー:雨森 桐仁
【桐仁】
「色々あって……正直何と言っていいかわかりませんが」
「……サトリとコトリは俺が守ります。あなたが託したように」
と、手を合わせます。
そうしていると、隣の墓に人がやってきて、線香を焚くんです。
オープニングのオバちゃんです。
煙の中にしだいに映像が浮かび上がり、そこに映るのは新たな追っ手。
やれやれといった表情をして、自分も線香に火をつける。
そして墓地から去ります。
【GM】
おばちゃんは何も言わずに桐仁を見送る。
もう心配いらないね、という優しい笑みを浮かべて。
【桐仁】
では最後。
カメラが桐仁の後ろからになって、歩き去る姿を写すんですが、途中でフッと姿が消えます。
舞台裏の反応
【香織】
ここでカッコいい演出が来るとは!
そしてまさかのおばちゃんwww
ED-4.手を取り合って
シーンプレイヤー:比良坂 亜里沙
【亜里沙】
ではでは、放課後。校門のところで「雛坂」亜里沙が妹のカタリちゃんを待っています。
カタリちゃんと話す前に、銀先生に出てきてもろてもええやろか
【亜里沙】
銀先生の姿を見ると「あら先生。うちのカタリがお世話になってます」と声をかけつつ忍者語に入ります
【銀】
「今日も一仕事片付けてきたよ。あの連中、まだあきらめてないらしい」
【亜里沙】
「ふふ、おつかれさまやねえ。……ねえ、せんせえ? ひとつ聞きたいことが、あんねや」
【亜里沙】
「なんであのとき、あたしの『呪言神歌』から香織ちゃんと桐仁くんを守ろうとしたん? せんせえには関わりのない子たちやろ。あのまま見過ごしていれば、確実にシノビガミになった鬼怒川は封印できてた」
「でも、せんせえは防ごうとした。……なんで、そうしたん?」
【亜里沙】
「あたしにとって、流派──常夜は、すべてやった。せんせえは、鞍馬の意向を無視しても、あの子らを助けようと、したんやねえ。あたしには、想像もできひんかった」
【銀】
「私は…忍である以前に『私』であることを選んだんだよ。そういう意味では忍者失格かもな」自嘲気味に笑う
【亜里沙】
「ふふふ。でもせんせえのおかげで、あたしはずうっとあたしを縛ってた『宮前家』の呪いから自分を解き放つことができた気がすんねや。ああ、あたしは『あたし』として生きていいんや、って」
「だから、いまのあたしがいる。カタリちゃんのお姉やんの『雛坂亜里沙』として生きられる、あたしがいる」
「ふふ。おおきに、せんせえ」
たぶん、このセッションをとおして唯一かもしれない素の笑顔で、銀先生に笑いかけます。
【GM】
そんな話をしていると、友達に冷やかされながらカタリが校舎から出てくる。
友達「宮前さん、かおりんとは一体何が?」
【GM】
エアマイクを差し向ける友達とじゃれあいながら校門へ。
【亜里沙】
じゃあ、笑顔でひらひらと片手をふります。
今日は一緒にお母ちゃんの墓参りに行くつもりやねん。
【GM】
亜里沙の顔を見つけて、一瞬不安げな顔をした後、満面の笑みを浮かべるカタリ。
【亜里沙】
「ふふ、カタリちゃん、おつかれ」
「なんや、にぎやかやったねえ。何かあったん?」
【GM/友達】
「ん?ん?」と訝しげに見てくる友達。
【亜里沙】
「ああ、ごめんねえ。カタリの姉で、亜里沙といいます。どうぞよろしゅう」
【GM/カタリ】
「どーもこーもないよ、お姉ちゃん!香織が転校してきて…!」 既に香織は呼び捨て状態。
【亜里沙】
「いつもうちのカタリちゃんがお世話になって、ありがとうねえ」
【GM/友達】
「え?え?」という顔でカタリを見る。
【GM/カタリ】
「そう、私のお姉ちゃんだよ!いやー、生き別れの姉ってやつー?」
【亜里沙】
「あたし長いこと海外におってねえ。でも、カタリちゃんが元気でよかったわあ」
「みなさん、カタリちゃんと仲良うしたってな」
【GM/友達】
「あ、はーい!そりゃもう、この子のノートには割とお世話に…」
【GM】
みたいに笑い合ってる。サトリには懐かしい笑顔。
【亜里沙】
では、カタリちゃんに声かけましょう
「ほな行こか。お母ちゃん待たしたらあかんしね」
【GM】
ちょっと照れながらその名で呼ぶ。母からもらったそれぞれの名前は2人だけのもの。
【亜里沙】
大切な妹の手をきゅっと握って、ふたりで手をつないで歩いていきましょう
【銀】
じゃあ、その二人の背中をまぶしそうに見つめるよ
【亜里沙】
「カタリちゃん。香織ちゃんなんかに負けたらあかんで? 男の人はしっかりつかまえておかな、逃げてまうもんやからね」
【亜里沙】
きょとんとして、笑顔に。
「……ふふ。お姉ちゃんは、手強いで?」
手を繋ぎ、笑い合い、姉妹は同じ歩幅で歩く。
ただ焦らずに、ゆっくりと、ゆったりと。
今、2人の時間が動き出す。
シノビガミ リプレイ『呪言神歌』 おしまい。