アルシャードキャンペーン第一話
「黒き光の咎」
――それは人々を守るための力。
だがその代償は親しき者の命で贖われる忌まわしきもの――
呪われたホズのシャード。
ユベール王国騎士団長グレンは、強大な帝国軍を前にこの神の欠片を解放した。
黒き光に薙ぎ払われていく帝国艦隊。
だがそれで平和は訪れなかった。
己が胸に刺さった刃を見つめながら倒れるグレン。
最期を看取った少年に遺されたのは神の欠片。
その継承と時を同じくして、禁断の力を手にした帝国が、この海を黒く染めようとしていた。
無にして万の力を持つ奈落に立ち向かうため、この地にクエスターが集う。
今この国の命運は彼らに託された。
――昏き罪の欠片を掲げ、少年は神話になる――