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シノビガミ リプレイ『秋空に雪舞えば』

OP.導入フェイズ


!!CAUTION!!

当シナリオ『秋空に雪舞えば』はRole&Roll vol.103シノビガミ シナリオ集 忍秘伝・改 (Role&Roll RPG) に掲載され、公式シナリオとなりました。
このシナリオを遊んでみたい、という方はこれ以降のリプレイをお読みにならないようにしてください。
この先にはシナリオの秘匿情報が含まれています。

セッションの直前はどきどきわくわく。
初めてご一緒する方に楽しんでいただけるかそわそわしながら皆が集まるのを待つ。
始まるまでの雑談での一幕。

【PL1】
そういえば今日、Twitterで
「初ビガミにしては難易度の高い名前が二人いる」「三人じゃね?」「いかついな、コレ四面楚歌だ」
って脅されたんですが(´・ω・`)
【PL4】
私は怖くないよ?
怖くないよ・・・?
【GM】
だいじょうぶだよ
ぼくはみかただよ
【PL4】
嘘つけ
【PL1】
(´・ω・`)<大丈夫かな
(´・ω・`)<まぁ独力で頑張れるとこまでいく
【PL4】
まさしげさんはいいGM(どS)だよ
【PL1】
まさしげさん、変態さんだったのねー(棒
【GM】
変態じゃねーし!健全だっし!
【PL4】
エッ
【PL1】
えっ
【GM】
…え、えー?

閑話休題。

【GM】
では、皆様お待たせしました。
シノビガミ『秋空に雪舞えば』のセッションを始めていきたいと思います。
【PL2】
よろしくお願いします−
【PL1】
よろしくおねがいしまーす!
【PL3】
よろしくお願いします。
【PL4】
よろしくお願いしますっ

今回予告

暑い夏が終わり、季節は秋。
山奥の小さな村『指輪木村』では、収穫や冬の準備で大忙しだ。
 
だが、その忙しさも楽しいもの。
雪が降れば秋は終わり。
秋の終わりの『天ヶ原祭』が過ぎれば、
やがて厳しい冬が来る。
 
そんな村へ訪れたのは一人の忍。
戦いに疲れ、斜歯を抜けたハグレモノ。
 
村人に優しく迎えられ、初めて安らぎを知った忍がこの村で見るのはどんな夢か。
村に眠る『石』が妖しく輝き、忍が夢から醒めるその時を待つ。
そう、冬の訪れを。

【GM】
田舎の村を舞台としたシナリオです。
秋口〜晩秋、最後のクライマックスで冬を迎えるイメージでおります。
第1サイクル〜第3サイクルでだんだんと時間経過していく形ですね。
【PL4】
わくわく!
【PL1】
おkですおっ
【PL2】
いつでもこい
【PL3】
了解です

OP-0.PC紹介


【GM】
では、早速ですがPC1から自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。
【PL1】
はーい

PC紹介1:無燈 切夜

無燈 切夜(ムトウ・キリヤ)

年齢:19 性別:男 信念:忠 表の顔:フリーター
流派:ハグレモノ 流儀:誰にも縛られず、自分の力で戦った
仇敵:斜歯忍軍

使命:【村を去る。】
導入
斜歯忍軍の追っ手を振り切り、あなたがたどり着いたのは田舎の家の縁側。
気を失って倒れていたあなたを介抱してくれたのは子どものいない老夫婦だった。
迷惑をかける前にいなくなったほうがいい。
そう考えながらも、この優しい時間を失うことが出来ず、あなたはここでの生活を続けていた。
冬が来るまでに村を去ったほうがいい。

【PL1】
今回PC1を勤めます。PC名は「無燈切夜」。(【PL1】→【切夜】)
【GM】
なんか、救われなさそうな名前で好み。
【切夜】
普段はバックパッカーとして全国放浪をしながら、斜歯忍軍の暗殺チーム・「盲組(めくらぐみ)」として暗殺を請け負いながら行動していたのですが。
何の因果かしくじって、もしくは他の何らかの要因でPC3先生に始末されそうになります。
【GM】
盲で無燈か。いいな!
【PL4】
かっこいいなぁ
名前がいつもわりとアバウトな自分とはオオチガイダッ
【切夜】
必殺技(仮)は雑踏ですれ違い様にこう、サクッと。
【GM】
今、リアルにムホォッってなりました。非常に忍らしいですね。いい。
【切夜】
具体的には通り魔とも言う。
まぁ田舎なので、雑踏はこう、竹林とか森林とか、そんな感じに演出させてもらえるとすんごい滾ります。
【GM】
いいですね!そうしましょう!
【切夜】
まぁ死んでも無縁、生きても無縁なのでそのへんのドライさをうまく演出できればなと思います。
【GM】
非常に忍者らしいキャラでぞくぞくしました。ありがとうございます!
【切夜】
あ、ちなみに初心者ですので打ちのめしてください。
【GM】
ありがとうございました。

【GM】
では続きましてPC2、お願いします。

PC紹介2:刀束 千代

刀束 千代(トツカ・チヨ)

年齢:17 性別:女 信念:情 表の顔:巫女
流派:鞍馬神流 流儀:シノビガミ復活を阻止する
仇敵:隠忍の血統

使命:【『天ヶ原奉納演武』の邪魔をさせない。】
導入
村の巫女であるあなたは、冬の訪れを告げる祭儀『天ヶ原奉納演武』に向けての準備で大忙しだ。
そんなあなたの元へ厄介ごとが舞い込んだ。
久しく人の訪れなかったこの村に『PC1』という者が転がり込んできたのだ。
祭儀が終わるまで粗相をしなければいいのだが…
監視が必要だ。

【PL2】
PCは「刀束 千代」(【PL2】→【千代】)
【千代】
指輪木神社の巫女で、刀束剣術の剣士でもあります。
毎日毎日剣術や拳法の稽古に勤しむ17歳。
村から一歩も出たことがないので、少々不器用で世間知らずな所がありますが、素直で優しい娘です。たぶん。
【GM】
はーい、ありがとうございます。
キャラシにみんな度肝を抜かれています。

刀束 千代の取得特技は
砲術・手裏剣術・身体操術・走法・骨法術・刀術
の6つ。
見事に体術分野からしかとっていなかった。

【PL4】
うわーうわーうわーすげぇこのPCすげぇ
【PL3】
黒い体術欄
【PL4】
やばいすげぇ(小学生みたいな感想
【切夜】
ステキだwww
【GM】
俺は一度キャラシのバグを疑った。
【PL4】
バグwww
【千代】
あらかじめ言っておく、
このキャラはネタでも出落ちでもない!
【PL4】
えっ
【千代】
真面目に作ったらこうなりました
【PL4】
かっこいい!
【切夜】
男気あふれる巫女さんだなー

GM注釈
この言葉、「真面目に作った」というのをよく覚えておいていただきたい。

【GM】
では続きましてPC3、お願いします。

PC紹介3:黒河 蓮

黒河 蓮(クロカワ・レン)

年齢:19 性別:男 信念:凶 表の顔:大学生
流派:斜歯忍軍 流儀:他の忍者の奥義情報を集める
仇敵:鞍馬神流
背景:隠れ家、感情の欠落(忠誠)

使命:【PC1を殺す。】
導入
多くの部下を失いながらも漸く追い詰めた抜け忍、PC1。
最後の一太刀を加えようとしたところで突如発生した霧に視界を覆われ、取り逃してしまった。
なんとしてでもヤツを倒す。あなたは霧の中へと足を踏み入れた。

【PL3】
PC3:黒河 蓮(くろかわ れん)19歳、たぶん大学生。(【PL3】→【蓮】)
【切夜】
おないどしだ
【蓮】
一度死にかけて機忍改造で蘇った、斜歯忍軍・鎹組(かすがいぐみ)に所属する機忍です。
組は死体からだろうとキメラ機忍・異形機忍を作りまくるつぎはぎ製作を得意とする組で、材料収集がてら追い忍になっています。
【GM】
ほうほう。再生怪人さんか。
【蓮】
切夜さんが元暗殺者とのことなので、死体を回してもらっていた仲だったのでは、と今考えました
【GM】
ああ、いいですね。切夜は恐らく綺麗にさくっと殺した死体を回してくれそうです。
【切夜】
それでいきましょう。顔見知りでおねがいします。
【蓮】
あんまり年齢相応でなく子どもっぽくて、割と馴れ馴れしくてやりたいことに忠実です。死体作りとかでも、たぶん。
こんなところになります。
【GM】
馴れ馴れしい若者が昔の仲間殺すためにやってくるのは実にいい。

【GM】
では、最後PC4。

PC紹介4:森崎 麻子

森崎 麻子(モリサキ・アサコ)

年齢:22 性別:女 信念:忠 表の顔:地方公務員
流派:公安隠密局 流儀:日本の国益を守る
仇敵:ハグレモノ、私立御斎学園
背景:特殊忍具、政治的対立

使命:【村の平和を守る。】
導入
今日も村は平和である。
公民館で資料をめくるあなたに話しかける者はいない。
ゆったりとした時間が流れる中、不意にあなたが張った罠が作動した。
もうすぐ祭儀だというのに野暮な輩もいるようだ。
あなたは仕事に取り掛かった。

【PL4】
「はっはじめまして森崎麻子です!えっえっと指輪木村の公民館で資料整理とか色々やってます。よかったら遊びに来てくださいね?おいしいお茶準備して待ってますから」(【PL4】→【麻子】)
【麻子】
PC名は森崎麻子、流派は比良坂の下位流派公安隠密局です
見た目としてはおさげで顔にソバカスのある地味な女の人です
歳の割に幼く見える感じでちょこまかちょこまか動きながら公民館の資料整理とか日々してます
趣味はお茶を淹れること、お客様に振る舞うよ!

【GM】
森崎さんがなんかドジっ子風なんだけど、こわい。
【麻子】
なんでっ 怖くないよっ
【GM】
怖くない子は無面目なんてとらねぇよ!w
【切夜】
ドジっ子は、コントロールできれば殺戮兵器にも
【蓮】
無面目の鉄面皮からドジって素直な表情を見せる! …どうやら違うようですね
【麻子】
村ではわりとちょっとどじな子として有名ですね
一生懸命なんだけど・・・って言われる感じ
悪い子じゃないんだけど・・・って言われる感じで!
【切夜】
悪い子じゃないんだけど悪人なんですね、わかりま(ドグシャァ
【麻子】
そっそんな事無いですよ、そりゃ確かに書類落としたりしてますけど・・・(しょんぼり

【千代】
よし、揺音がいない!助かった!
【GM】
ほぼ見きれませんもんねw
【麻子】
揺音欲しかったけど枠が足りんかったよ…

【GM】
はーい。ではNPCの紹介もしておきましょう。

村の人々

使命:【平和に暮らす。】
設定
平和に暮らす、何の変哲もない人々。
よそ者であるPC1を優しく迎え入れた。

【GM】
指輪木村に住む人々ですね。
【切夜】
あったけぇ
【GM】
限界集落で子どもはいません。お爺ちゃんお婆ちゃんばかりです。

【GM】
あと、このプライズがあることも分かってます。

黄泉路血石

設定
この村にあるといわれる、血が凝り固まったかのような石。
人の顔に似た模様がついているといわれる。

※黄泉路血石は居所の調査が可能である。
 黄泉路血石の居所に対して戦闘を仕掛けた場合、黄泉路血石の保持者との戦闘となる。
※秘密は黄泉路血石を入手すれば閲覧できる。


【GM】
といったところですね。
それでは早速ですが導入フェイズを行なっていきたいと思います。
まずはPC3、蓮の導入から。

OP-1.無邪気な凶刃

シーンプレイヤー:黒河 蓮


【GM】
では、登場PCは蓮と切夜になります。
GMの想定としては森の中を追い忍に追われる切夜。
追い忍を束ねるのが蓮、と考えてます。
【切夜】
ふむふむ。
【蓮】
組製の機忍とかが部下にいそうですね。
【切夜】
じゃあ機忍に追われているってことで。
【GM】
ではそうしましょう。
鬱蒼と繁る森の中を忍が跳ぶ。後ろからは機械の軋む音。
【蓮】
足がキャタピラのとか、首から上が砲台とかのがいます
【GM】
キュラキュラキュラキュラ
【蓮】
「おらおらさっさと追えやお前ら、働かない奴ァ再改造食わすからな!」
【GM/機忍衆】
「はっ!」ドゴォンドゴォン
【蓮】
怒号交じりに、自分も後ろから追いながら怒鳴っています
【切夜】
砲撃音や打撃音が響く度に、ぱっと散る紅葉と血飛沫。
「ぐっ、いくらなんでも、数が多すぎってカンジだな!」
【蓮】
「分かってんじゃんか切夜ちゃん、ならさっさと捕まっちゃえよ!」
【切夜】
「うるせえ馬鹿、そもそもなんでお前が追っ手なんだ!」 崖に追い詰められつつ。
地面を駈けずりまわりながら、機忍に自分の持っているナイフを突き刺しつつ、逃げます。
【GM】
では、絡繰による演算で巧みな連携を見せた機忍衆が切夜を崖っぷちに追い詰めます。
背後には崖。崖下には川が流れていますが、落ちたら一溜りもないでしょう。
【蓮】
「よーし、よくやった! 待ってなよ切夜ちゃん、すぐぶち殺してこいつらの材料にして、オレの下僕にしてあげるからさー!」
【切夜】
「畜生、俺は暗殺専門だぞ、こういうのは専門外だっての……!」
崖の向こうの風景に冷や汗を垂らします。
じゃり、と崖に追い詰められる切夜。
【蓮】
げらげら笑って機忍達の前へすたっと降り立ちます
そのままトドメとして蹴りでも入れましょう、膝からの刃って暗器つきで
【GM】
じゃあ、それに合わせて機忍達も一斉砲撃。
【GM/機忍衆】
「仕留めてやりましょうぜ!ヒャッハー!」
【切夜】
「がふっ……!」刃が胴体を突き抜けます。そして砲撃によって体が押され、崖の向こうへ…
ってとこで、崖の端を掴むので外道ロールなどいかがか。
【GM】
いいな!それいいな! 蓮さんどうでしょう。
【蓮】
じゃあ、崖端を掴んだ切夜さんの手を見下ろします
「あー、そっかー! 死体は回収できないと意味ないもんな、切夜ちゃんわかってるー!」
【切夜】
かろうじて片手で崖の端を掴み、目は蓮を睨みつけます。
「誰が貴様の実験材料になってやるかよ……!」
(とはいえ、コレ、絶体絶命ってやつよね……!)
【GM】
では、そうですね。そのへんで崖下から霧が出てきます。
【蓮】
にやにやと笑いながら、切夜の足を踏みつけます
ブーツも仕込み済みで、刃でそのまま崖に切夜さんの手を縫い止めてしまう心算
【GM】
そうですね。それで踏みつけようとしたら何故か狙いがズレます。
【蓮】
何か計算が狂ったんでしょうね
自分にそんなことはありえないはずだ、という動揺が、顔にはっきり出ます
【GM/機忍衆】
「な、何だ!?この霧は…!?」
【切夜】
それでも一部刺さって切られてしまった手は、崖から離れます。

【切夜】
「あっ」
【蓮】
「あっ」
【GM/機忍衆】
「あっ」

【切夜】
霧の中へ、ダイブッ
(ひゅ〜〜〜〜〜〜〜)
【蓮】
霧の中へ消え見えなくなっていく姿を見下ろしながら、一瞬絶句します
【GM】
では、切夜はそこで退場としましょう。蓮に最後締めてもらってシーンを閉じましょう。
【蓮】
はっと我に返って、機忍達を振り返ります
【GM】
機忍衆も愕然とした顔で見ていますね。
【蓮】
「誰でもいい、すぐに追え! ……早く行けよッ、この役立たずどもがッ!!」
【GM/機忍衆】
「は、ははっ!」
【GM】
焦った機忍が足を踏み出すと地面がなく、足を踏み外して落ちていきます。
霧によって見失っただけでなく、方向感覚なども狂わされているようで
【GM/機忍】
「あっ」
【GM】
(ひゅ〜〜)
【蓮】
「はッ!?」
機忍の動向を見て動揺が深まってます
【GM/機忍衆】
「れ、蓮様!ここは立て直しを…!」
【蓮】
「……ド畜生が……! 行けって言ってんのが聞こえないのかよ!!」 全員落とすコースで。
たぶん切夜さんしか見えてない。
【切夜】
わぁい超好かれてるよ僕ー。うれしくねぇー。
【GM/機忍衆】
「ははっ!」
【GM】
で、意を決したように足を踏み外す機忍たち。一人はキャタピラ。

【GM】
………

【GM】
そして機忍衆は消えた。
【蓮】
「……なんだか知らないけど、厄介なことになったなァ、あいつらの頭数揃え直さないと」
綺麗になった土地に一人残って、部下が落ちていった土地を見下ろします
【GM】
霧が消えた後、見える先には小さな村。
【蓮】
村を視界に入れて、さらに続けます
「……まーいっか。切夜ちゃんの逃げる先、切夜ちゃんを匿ったヤツら、ぜーんぶ」
「それならたぶん、悠々あいつらの数に足りるよね」
さっきまでの様子とは打って変わって楽しそうな笑顔で村を見つめて、シーンを閉じます
【GM】
はい、ありがとうございました。

舞台裏の反応
【切夜】
(ひゅ〜〜〜すちゃっ)雑談所に着地します。
【GM】
華麗だ。
【千代】
導入シーンからアツすぎるw
【蓮】
凶ってこれでいいのかなあ……(やっておいて途方に暮れる図
【麻子】
あぁ
やばい
いいな
いいな
外道いいなぁ
(エンジンかかってきた
【GM】
ツボ108式は健在か…
【麻子】
健在ですよ!超元気っ
【千代】
テンション上がりますなぁ
これは気合入れなおさないと

【切夜】
しっかし、蓮さんがノってくれたので、良いカンジに退場できたなぁ。
【蓮】
とりあえず村壊滅だよね、というような台詞は言わせなきゃなあと思ってたので、こちらも良い具合に切れましたね
こんなPCなので真っ先に総攻撃されて村を放り出される気しかしませんw

OP-2.平穏に忍び寄る影

シーンプレイヤー:森崎 麻子


【GM】
では、続きまして森崎さん。
【麻子】
はーい
【GM】
シーンとしては村の周囲に張った結界に機忍が引っかかったのがわかるようなシーンとなります。
【麻子】
じゃあ公民館でのほほーんとお茶を飲んでる感じで
【GM】
はーい。人も疎らな公民館。
【麻子】
「嗚呼、今日もお茶が美味しくて幸せですー」
【GM】
物静かなその空間で、のほほんとしているあなたの耳だけに聞こえる警戒音。
【麻子】
警戒音が聞こえた一瞬だけ表情がかたくなります
「まったくせっかくおいしいお茶の時間なのに、悪い虫さんですねー。本を駄目にする虫さんはちゃんと退治しないといけませんねー」
【GM】
どうやら、あなたが村の外。川の上流に仕掛けた罠に引っかかった忍がいる模様。
そこまで行きます?遠隔で見るための何かを仕込んでたことにしてもいいですが
【麻子】
飲みかけのお茶をそのままにして、小さなカバンを手に持って「さてと、どんな虫がでたんですかねー。この大切な時期に」
カバンから鏡を出して覗きますよ
そうすると鏡に罠の近くの光景がうつります
【GM】
いいですね。

【GM】
では、そこに映った光景はキャタピラ。
【麻子】
キャタピラ
【切夜】
キャタピラ……いったい何者(
【千代】
どう見ても斜歯です 本当にありがとうございました

【GM】
キュラキュラと音が聞こえてきそうなキャタピラが罠にかかってます。
【麻子】
「…このなんとも言いがたい感じは…斜歯の方でしょうね…」
ため息を吐きつつ微妙な顔になってます
【GM】
で、そのキャタピラの向こう側に村の住人である山岡のお爺ちゃんがいますね。
キャタピラとかは忍法で隠蔽されてて見えない、てことで。
【麻子】
「はっ、山岡のおじいちゃんが危ない。助けなきゃっ」
ッテ感じで飛び出します。
【蓮】
その「危ない」に加えて何か妙な音がしたとかでどうでしょう。具体的にはカウントダウンのような。
【麻子】
きゃーw
【蓮】
組の方針として敵に捕まるようなアホは爆破処分です
あと斜歯の技術が漏れたら困りますからね!
【切夜】
いや、大義名分はともかく多分に趣味だろ!
【GM】
斜歯に爆発は驚くほどよく似合う。
では、自爆カウントが勝手に進んでいく。

【GM】
慌てて飛び出し、暗転して現場に向かうと、一人の青年を背負った山岡さんがいるね。
【麻子】
普段のどんくささが嘘のようにあっという間におじいちゃんのところまでついたよ
「山岡のおじいちゃーーーん…あれ?その人は?」
【切夜】
グダァ でいいのかな?
【GM】
そうですね、切夜です。
【GM/山岡】
「ああ、麻子くんか。先ほどそこで倒れているのを見つけてな…」
【麻子】
「あらあら大変!あちこち怪我してるじゃないですかー」
【切夜】
意識は無いのでグダァっとしてます。
【GM/山岡】
「どうやら生きてはいるようだが…酷い傷だ。連れて帰って手当てしてやろうとな」
【麻子】
「山岡のおじいちゃんなら大丈夫ですね、えっと私も手伝いましょうか?」と聞きますが普段の麻子を知ってる人ならまず断るなぜなら怪我が増える
【GM/山岡】
「あ、ああ、いや。大丈夫だ。婆さんに頼むとするよ」ちょっと引き気味に
【麻子】
「そうですか・・・えっとなにかあったら言ってくださいね、すぐに行きますから!」
【GM/山岡】
「ああ。宜しく頼むよ」
【GM】
と言って山岡が去った後に

【GM】
ドーン

【GM】
爆発音。
【麻子】
爆発が起きた瞬間その周囲に結界をはって被害を減らします
「…まったく斜歯は相変わらず変なモノばっかり作ってるんだから」

【麻子】
「…この大切な時に」
とだけつぶやいて姿を消します
【GM】
ではシーンを閉じましょう。

舞台裏の反応
【蓮】
戦闘シーンで本人が爆発し始めたらどうしましょう、思いつきなのに。
【千代】
どんどん手足を切り離して爆発させるとかどうですかね!
【蓮】
最終的に肩で移動したり顎で攻撃し始めるんですね、わかります。
【麻子】
人外大決戦
【GM】
大惨事じゃないですかー!
【蓮】
そのまま影分身を使って下半身と上半身に分離!
【切夜】
ひどいwww
【GM】
影分身に謝れ!w
【蓮】
機忍って便利ですね(棒

OP-3.仕舞い忘れた風鈴

シーンプレイヤー:無燈 切夜


【GM】
続きまして、拾われたPC1のシーンを。
場面としては、ふと目を覚ましたところ、でしょうか。
畳に敷かれた布団の中で目を覚ます。目の前には見知らぬ天井。

【GM】
チリン。

【GM】
しまい忘れたのか、風鈴が小さく鳴る。
【切夜】
では、目を覚まして……
「…………生きてるのか、俺。」
【GM】
身体には包帯が全身に巻いてありますね。
【切夜】
包帯が巻いてあるのを見て 「……痛ッ」といって、蓮に切られた手を押さえます。
【GM】
身体起こす?
【切夜】
あ、じゃあ「……ここ、どこだ?」と呟きながら起きます。
【GM】
じゃあその言葉が聞こえたのか、廊下の方からこちらに歩いてくる足音が。
【切夜】
その足音の方に顔を向けます。
【GM】
暫くすると、上品な笑みを浮かべた老婆が現れます。
【GM/山岡】
「あら、目を覚ましたかしら?」
「酷い怪我だったからびっくりしたのよ」
【GM】
フレンドリーに声をかけてくれますね。
【切夜】
「……あ……はい。」とおずおずと答えます。
今すぐに害のある何かの酷い罠ではないとは思います。
【GM/山岡】
「村の外れで倒れていたのを見つけてね?と、ごめんなさい。いきなりそんなこと言われてもびっくりするわよねぇ」
【GM】
ふふふ、と笑いながら話してくれますね。
あなたが気づく範囲では罠の気配はしませんね。
【切夜】
なんとなく相槌をうって、「ええっと、助けていただいて、ありがとうございました。……で、ここ、どこなんです?」と早速聞きます。
【GM/山岡】
「ここは指輪木村、という小さな村よ。あなたは村の外れで倒れていたの」
「私は山岡。うちの人があなたを見つけてね、ここまで連れてきたのよ。どうなるかと思ったけど意識もしっかりしてるようだし大丈夫そうね」
【切夜】
「指輪木村……ですか。」ふむふむ、と聞きます。
【GM】
そう言ってふふ、と笑いますね。
【切夜】
「はぁ。…とりあえず、ありがとうございました。」
【GM/山岡】
「何もないけど、ゆっくりしていって。まだ傷も痛むでしょう?」
【切夜】
「いえ、そんなわけにも。長居すればお邪魔でしょうし、それに…」
「……ヤツも、来る可能性、あるよなぁ…」とぼそり。聞こえない程度に。
【GM/山岡】
「いいのよ。暇なお婆ちゃんのお節介なんだから。外から人が来ることなんてそうないしね」
【切夜】
「いえ、そうではなくて、ええと……」と戸惑う間に押し切られるカンジでw
【GM/山岡】
「ゆっくりしていきなさい。ほら、横になって」
【GM】
軽く触られるだけで激痛が走る感じで
【切夜】
「ええと、す、すいません……痛ッ」 未だに体が本調子でないことを感じて、とりあえず従うことにするよ。
【GM】
では、そのまま寝かせられて、山岡さんは去っていきましょう。
何があったかは聞かず、優しく。
【GM/山岡】
「ゆっくり寝てなさいな。ね?」
【GM】
と言って去りましょう。
【切夜】
「……はい。」といって布団にもぐりこみます。
(……そういえば。)
(……こんなに親切にされたのって、忍びになってから、はじめてかもな……)
【GM】
では、布団にもぐりこんだところで

【GM】
チリン、とまた音が

【GM】
夏が終わり、少し涼しくなった風に吹かれて風鈴が鳴る。
その音を聞きながらシーンを閉じるような形でいいでしょうか。最後にモノローグなどあれば。
【切夜】
あ、じゃあ最後に。
(……流石にここまでして貰った人を巻き込むことはしたくない……)
「……早く体を治して、出ていかなきゃぁ、な……」……zzz……
で、シーン閉じで。
【GM】
はい、ありがとうございました。

舞台裏の反応
【蓮】
実は山岡さんは詐術で成り代わられていたんだ!(嘘
【麻子】
本物の山岡さんは・・・
【蓮】
今頃きっと実験体に。
【麻子】
良い人だったのに
【GM】
お前らw

【麻子】
あぁほのぼのするなぁ
【千代】
ええ話や……
【麻子】
平和っていいよなー

【GM】
では、最後。お待たせいたしました。PC2、千代さん。
【千代】
なんだかすんごいハードル上がってる気がするよ!よ!

OP-4.2人の出会い

シーンプレイヤー:刀束 千代


【GM】
千代の導入は、切夜が拾われて山岡家に厄介になった、って話を聞くところからかな。
【千代】
あ、できればその話を麻子さんから聞きたい。自爆があった5秒後に駆けつけた体で。
【麻子】
ほうほう
【GM】
ほうほう。
では麻子さん出てきて貰っていいでしょうか。先ほどのシーンの続きで。
【麻子】
はーい

【GM】
どーん!
【麻子】
爆発した側で立ってて服のホコリを払ってますよ
【蓮】
キャタピラの残骸が転がってます

舞台裏の反応

ホームセンター斜歯

【GM】
いちいちキャタピラで吹くんですけど
【蓮】
見た目も字面もインパクトがあって斜歯だと一発で分かりますよ!
【GM】
斜歯と言ったらドリルかキャタピラですよね
【切夜】
謎のマジックハンド型の腕も忘れてはいけません。
【蓮】
ドリルは既に見事な先達がたくさんいらっしゃいそうなので
だから頭に対戦車ライフルとかキャタピラとかで人間の原形を捨ててみようかと…
【GM】
尊厳も捨てた感
【千代】
量産されてるっぽくていいですよキャタピラ!

【切夜】
でも実は外見があんな感じのドリルは10cmぐらいのならホームセンターに売ってたりする。
【GM】
ホームセンター斜歯ズ。
【蓮】
材木製の斜歯とかいそうですね
【麻子】
電線を買う斜歯
【切夜】
ドライバーを吟味する機忍。
【麻子】
斜歯の兵器の材料は実はホームセンターで調達されていた!


【千代】
「麻子さん!!無事ですか!?」
シュピンと光速で登場
【麻子】
「あれー千代さんじゃないですか、どうしたんですか?」って何事もなかったような風を装いますよ
【千代】
「ごまかさないでください。何かここで爆発……、ってそこに転がってるのは機忍?」
「まさか斜歯が襲ってきたんじゃ……」慌ててキョロキョロ
【麻子】
「なんかいきなりどっかーんって爆発したんですよ、古いトラクターでも壊れたんですかねー?あっそういえばさっき山岡のおじいちゃんが外の人を拾ってましたよ!」
【千代】
「トラクターにキャタピラはついてません……外の人……?」おもいっきり眉をひそめる
【麻子】
「なんかすごくぼろっぼろでしたよ、もうすぐ大切なお祭りなのにちょっと不安ですよね」って言いながら千代さんの手をがしっと握ろうとするよ
【千代】
手を握られつつ「麻子さん、真面目に答えてください。その人も、忍びですよね?」
【麻子】
「むー千代さんは真面目だなー。忍びだと思いますよ、傷も刀傷とか普通じゃないのが多かったですし。不確定要素が増えましたけど今度の祭りは絶対に成功させましょうね!私応援してますからっ」
【千代】
「もちろんです!山岡のおじいちゃんですね!それじゃ!」と言って、
今度は山岡さん宅へ走りだしますよ
【麻子】
「またお茶のみにきてくださいねー」って言いながら手を振って見送ります!
【GM】
はいはい。では山岡さん家。
山岡さんのお爺ちゃんお婆ちゃんは不在で。
田舎の村なので当然戸締りとかしてないので勝手に入ってお茶飲んでて構いません。
【千代】
(全く、こんな時に忍びなんて……すぐにでも追いだしてやらなきゃ)
と思っていた千代ですが
包帯巻いて寝てる切夜を見て一瞬で忘れます
【切夜】
寝てます。ぐーすかぴー。
【千代】
(この傷は……放っておいたら危ない……)
袖から秘伝の傷薬を出して、介抱します
【切夜】
では、介抱しようと千代が寝ている切夜に近寄った瞬間、寝ていたはずの切夜の姿が掻き消えます。
【千代】
びくっとして思わずクナイを構えます。
【切夜】
そして後ろから、首元に銀色のものが突きつけられます。「貴様、只者じゃあないな。まさか、蓮のヤロウの部下か……?」
【麻子】
ちよちゃんになんてことするんだこの男
【切夜】
ちなみに呼吸音はぜーはーぜーはー言ってます。
【千代】
「自分の身体がどういう状態かわかってないの?さっさと布団に戻りなさい」クナイをしまいます
【切夜】
「そんなことはどうでもいい、質問に、こた、え、r……」(バターン!)
ぶっ倒れます。
【千代】
「だから言ったでしょう」
【切夜】
倒れながら手に持っていた銀色のものを落します。正体はお菓子の包み紙で、厚紙の切れ端に包んだものです。

【千代】
その場で切夜の腕を持ち上げ、薬を傷口に塗り込みます
「どうせ信用しないだろうから、問答無用で行くわ。痛むわよ」
「もし信用する気になったら、何があったのか話しなさい」
【切夜】
すんごいしみるのでちょっと暴れますが、骨法術で押さえ込まれそうな気がします(´・ω・`)
【千代】
問答無用で押さえ込みますともw
【切夜】
「ぐぁ、やめろ斜歯、ぶっとばすぞー!」(じったんじったん)
【千代】
「やっぱり斜歯なのね。そいつらの目的は何なの?この村には何も無いわよ」
【GM】
そんな感じで押さえ込まれてぐったりする切夜とてきぱき治療する千代、と。
切夜、秘伝の薬を摺りこまれて、ふと気づくと身が軽くなってますね。
【切夜】
「(ぐったり)……あれ、なんか痛くないぞ?」 むくりと起き上がります。
【千代】
「起きないで。傷がふさがったわけじゃないのよ」
【切夜】
「はい。(寝る)」
「いやそうじゃなくて。(起き上がる)」
【千代】
コントかw
【GM】
コントだw
【切夜】
「もしかして、アンタ、追っ手じゃないのか?」 と、首を傾げます。
【千代】
「私はこの村の巫女。名前は千代、刀束千代よ」
「あなたは何者?なぜこの村に来たの?」
【切夜】
「……あー……」(アタマぽりぽり) 「ええっと、俺は無燈 切夜。この村には、えーと……」
「なんつーか。」 かくかくしかじかあれあれこーなって、とざっと説明。
【千代】
「……わかった。」
「秋の終わりに、天ヶ原祭があるわ。」
「あなたはそれまでここにいなさい」
【切夜】
「えっーと、お祭り? 縁日とかのアレかい?」
【千代】
「秋の実りに感謝を捧げる祭り。村の神様に演舞を奉納するのよ」
「この祭りは、絶対に成功させなきゃならない」
「部外者に変な動きをされたら、困るのよ」
【切夜】
「……えーっと、その前に出ていくとかは、無しかな? さっき説明したとおり、アレなヤツが迫ってるんだけど。」
【千代】
「その体じゃ無理よ。諦めなさい」
【切夜】
「いやぁ、こんなんでも一応鍛えてるし、山越えぐらいなら……」
【千代】
「それに、祭りの前には段取りがあって、」
「30日前から社をうんたら、10日前には演舞場をなんたら」と
やたらと細かい祭儀を説明しだします
【GM】
なんかいきいきしてるなw
【切夜】
(天国の顔も知らぬ両親へ。目の前の女の子が話を聞いてくれません……)
てけとーに相槌打ちます。
【千代】
「そういうわけで、あなたはここを動かないこと。祭りが終わるまで大人しくしていて」
「この村は、私が守るから」
【切夜】
「……うーん、まぁ、いいよ。気が向いたら出て行かないでおくよ。気が向いたらね。」
【千代】
「あのねぇ!話聞いてた!?」
自分のことは棚に上げる!
【GM】
ではそんな甲斐甲斐しい世話を焼いてる千代と焼かれる切夜の元へ
山岡さんが廊下からじーっと。
【GM/山岡】
「あらあらまぁまぁ」
【GM】
口に手を当ててうふふと笑いながらそちらを見ていた。
シーンエンド。
【切夜】
問答無用でオチたー!?
【千代】
わははははw

舞台裏の反応

だいばくはつ!

【麻子】
和やかだなぁ
【GM】
なんだこのシーン。もげろ。
【麻子】
りあじゅーだーりあじゅーがいるぞー
【蓮】
キャタピラさんはきっと恋人の四輪さんがいたんですよ
【麻子】
さっき爆発したのはそのせいか
【GM】
ばくはつ!
【千代】
死因:リア充
【GM】
だいばくはつ!

ハンドアウトの行間

【GM】
あれ、なんだこの巫女。かわいい…?
【麻子】
もっと殺意かと思ったら可愛い
【千代】
ハンドアウトの導入を読んでたら、「ツンデレをやれ」って書いてある気がしたんや……
【麻子】
HOから書いてない文字を読み取ってる狽ウすが忍者
【千代】
いや、書いてあるって!これ絶対書いてあるって!
【GM】
まぁ。書いてた。

【蓮】
PC3のHOからは噛ませ犬をやれって読み取った気がして
【麻子】
私は田舎娘をやれっていわれた気がした
【切夜】
とりあえず逃げ腰で行けって言われた気が(
【GM】
みんな読み取ってくれる。素晴らしい。
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シノビガミ リプレイ『秋空に雪舞えば』