シノビ・クランクアップ!

タイプ:対立・バトルロイヤル型

人数:4

リミット:3

舞台:現代編

シーン表:クランクアップ後シーン表

シークエンス:通常

エニグマ:非公開。特定条件で公開される

製作:みうあお

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トレーラー

「はい、カット! これにてみなさんオールアップです。お疲れさまでしたー!」

鳴り響く拍手。湧き上がる歓声。
あなたたちの背にはコートやタオルがかけられて、それぞれに大きな花束が手渡される。
メディア関係者たちがフラッシュを焚き、やりとげた表情のあなたたちをカメラに収めた。
そう、あの熱いシーンも、目を見張るような殺陣もすべて撮影だったのだ。

シノビガミ「シノビ・クランクアップ!」

撮影を終えた興奮と達成感に包まれながら、あなたたちは名残惜しさを抑えられないでいた。

レギュレーション

※2021/8/15~ 再公開しました。改変等は好きにしてください。

※このシナリオは、何らかのシナリオを遊んだ後に、「実は映画やドラマの撮影でした」という設定で遊ぶものです。
 特殊なシチュエーションなので、必ず参加者全員の合意の上で遊ぶようにしてください。
 レギュレーションや流派指定等は基本的に元のシナリオに準じます。

※死亡攻撃や侵食等、PCの死亡に繋がる行動や背景等は禁止とします。

※クライマックスフェイズは「元作品を再現した殺陣」を行うことになります。
 戦闘があるものであれば、実際に遊んだシノビガミのセッションだけではなく、他システムセッションや既存作品の役者パロとしても遊べるかもしれません。


また、このシナリオでは全員に、役者PCがキャラとして演じてみたいIF展開として、「番外編構想」を考えてもらうことになります。

キャラのリスペックにあたって、ハンドアウト「特番」、「特番企画書」の内容を確認の上、全員が「番外編構想」(後述)を設定してください。


■何らかの理由でキャラクターデータを作り直す場合

以下のレギュレーションで作成してください。

現代編。中忍。シノビガミ基本・改を使用。
下位流派、【背景】、従者、奥義改造あり。

番外編構想

このシナリオで、プレイヤーは全員、「このメンバーでやりたいシナリオ番外編やIF展開(以下、番外編構想)」を設定します。
「番外編構想」は自由なタイミングで自ら公開することができます。
未開示の番外編構想については情報判定の対象となります。
番外編構想は拡散情報です。

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■番外編構想 共通表書き

 収録を終えて、あなたは強い満足感と解放感、そして寂寥感に包まれている。
 思い入れが強すぎて、「もしこのメンバーでまた撮影ができたら、どんな作品が撮れるだろうか」と考えてしまう。
 この構想は自由に公開してもよい。


■例

あそこではああいう展開もよかったんじゃないだろうか。
あの勝負でもし彼が勝っていたらどうなっていただろう。
もし、このメンバーが昔どこかで会ったことがあったら?
これが学園ものだったら、このキャラ絶対生徒会だよね!

…などなど。

以下に例を挙げておくので参考にするほか、地雷があれば事前に周知するなど、すりあわせに活用してください
思いつかない場合はダイスを振って検討するのも良いでしょう。

全員が参加できる内容で、できるだけ人と被らないようにだけ注意してください。
時系列や整合性は無視しても構いません。

一番重要なのは、設定した当人が「この内容を見たい」と思う内容であることです。


1:本編無関係のパロディ。学園もの、性別・年齢・立場操作、転生ものなど。
2:平和なスピンオフ。日常回、水着回、温泉旅行回など。
3:突然異常な空間に放り込まれる。〇〇しないと出られない部屋や異世界転生など。
4:本編のif。生存ifや、PCが別の選択をしていた場合、あってほしかったシーンなど。
5:本編にあったかもしれない番外編。本編開始前時系列や、省略された事件、修業時代など。
6:いややっぱり本編がいい。本編だけあればいい。本編のあのシーンがまたやりたい!


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※以下について注意してください。

・他のPLに地雷がないか事前に確認しましょう。
・元シナリオへの敬意を忘れないようにしましょう。
・元セッションでのPCの選択を過剰に否定するものはやめましょう。
・みんなで楽しく盛り上がりましょう。

※Q&Aと流れについて

■キャラクターの忍法をなぜ役者も使用できるのか
・実はもともと同じ能力を持っていたため抜擢された
・没入型の役者なので努力で忍法を使えるようになった
・忍法を使っているシーンはキャラクターとして寸劇をしている

 ……等、つじつまを合わせてください。
 問題なくセッションが進行するなら、厳密でなくとも構いません。


■役者キャラの名前設定について
・元シナリオのキャラ名とは別に、役者名を別に設定する
・あて書きだった たまたま偶然 などの理由で役者名と元キャラ名が同一である
・役者名は別にあるが、今回の仕事中は「(元キャラ名)役の人」「(元キャラ名)さん」と呼ばれるところだけシーンにでている もしくはそう呼ばせている

 ……等、好きに設定してください。
 統一するかバラバラでも良しとするかはGMが決めるといいでしょう。


■IF考えるのも好きだし推しはいっぱいいるし好きなシーンもキャラもたくさんあって役者ギャップネタもやりたいですが?
・いいと思います。

 ハンドアウトはあくまで使命の方向性を決めるものです。
 選ばなかったハンドアウトの要素を入れてはいけない、といったものではありません。
 あなたの望む形で元シナリオへの好きを表現してください。


■流れ

導入フェイズ
 …撮影終了。

メインフェイズ
 …特番までの番宣&作品語り期間。

クライマックスフェイズ
 …特番前半。この作品のウリであるスタントなしの戦闘シーンを再現する生放送企画。

エピローグ
 …特番後半。PC③の考えたファン向けの作品振り返りトーク番組(予定)。
  他、自由演出。

クランクアップ後シーン表

1:ラジオ、もしくはテレビの収録に来ている。コーナーが設けられ、作品についてコメントを求められる。
2:ここは事務所の一室。いろんなグッズの試作品が積み上げられており、監修として意見を求められる。
3:打ち上げに来ている。打ち上げは何度したっていい。飲んでもいいしタピってもいいしタコパをしてもよい。
4:番宣を兼ねた旅番組の収録。行先は本編に関係あるようなないような。カメラがないところでは自由行動も可。
5:今日は握手会やサイン会など、ファンとの交流会だ。演じているキャラと本人の違いについて質問される。
6:CMや関連書籍用のグラビア撮影などを行う。キャラクターに扮した姿でシーンに登場すること。

ハンドアウト

PC① 推奨:パラレルや番外編妄想が好きな人

【導入】
長かった撮影も終了し、あとは番宣と特番を残すのみとなった。
この経験はかけがえなく、今後のあなたの役者人生に大きな影響を残すだろう。
しかしあなたの中ではまだまだキャラクターたちは生きている。いろいろなシチュエーションが思い浮かんで止まらないほどだ。
あなたの使命は、特番で自分の番外編構想をアピールすることだ。

【使命】
特番で自分の番外編構想をアピールする

PC② 推奨:他のPCに推しができがちな人

【導入】
長かった撮影も終了し、あとは番宣と特番を残すのみとなった。
この経験はかけがえなく、今後のあなたの役者人生に大きな影響を残すだろう。
それにしても本当に素晴らしい作品だった。特にキャラクターがよかった。
あなたの使命は、特番で『(推し)』の魅力を多くの人に知ってもらうことだ。
※導入フェイズ終了までに推しを決め、使命に書き込むこと。

【使命】
特番で『(推し)』の魅力を多くの人に知ってもらう

PC③ 推奨:好きなセリフやシーンが山ほどできる人

【導入】
長かった撮影も終了し、あとは番宣と特番を残すのみとなった。
この経験はかけがえなく、今後のあなたの役者人生に大きな影響を残すだろう。
幸運なことに、あなたは特番企画の構成を任されている。大好きなこの作品を知らしめるチャンス。あなたはとても張り切って企画書を書き上げた。
あなたの使命は、特番企画書を書き換えさせず、あなたの案のまま進行させることだ。

【使命】
特番企画書を書き換えさせず、PC③の案のまま進行させる

PC④ 推奨:役者と役でギャップがあるネタがやりたい人

【導入】
長かった撮影も終了し、あとは番宣と特番を残すのみとなった。
この経験はかけがえなく、今後のあなたの役者人生に大きな影響を残すだろう。
特に、あなたの普段のふるまいと真逆といってもいいこのキャラを演じきれたことは大きな財産だ。あとはこのキャラクターのイメージを損ねないようにしなければ。
あなたの使命は、特番ではキャラクターのイメージを壊さないことだ。
特番以外の番宣(メインフェイズ)ではその限りではない。

【使命】
特番ではキャラクターのイメージを壊さない

NPCハンドアウト

特番 概要:

【設定】
PCたちがこの作品に関係者として関われる、最後にして最大の企画。
特に熱心なファンがターゲットだが、ネット番組とはいえ、かなりいい時間帯をもらうことができたので、きっと多くの人の目に触れることだろう。

特番は生放送で、前半後半にわかれている。
・前半(クライマックスフェイズ)
この作品の見どころの一つである、スタント吹き替え一切なしの殺陣(戦闘シーン)を披露する企画。
キャラクターに扮して行われる。
殺陣はフルアドリブで行われ、勝者になったPCはご褒美をもらうことができる(戦果のこと)。

・後半(エピローグ)
クライマックスフェイズのあと、CMを挟んですぐに行われる企画コーナー。
全員がキャラクターの衣装のまま参加することになる。
内容は特番企画書の内容に準ずる。

また、それとは別にサプライズ企画があるという噂も囁かれている。
このハンドアウトに秘密はない。

【使命】

特番企画書 概要:プライズ。

【設定】
エンディングフェイズに予定されている番組特番の後半の企画書。
PC③が提案したもので、短い尺の中でも、各種名シーン解説コーナーやインタビュー企画、一人ひとりに割り振られたトークコーナーなど、内容はこまやかで多岐に渡る。
所有者は企画書を書き換えることで、特番の後半の内容を変更することができる。

クライマックスフェイズ終了時の所有者が特番後半の内容を決定すること。

このプライズは譲渡可能。また、戦果で奪うこともできる。

【使命】
エニグマ