分つ思いに袖濡らし

タイプ:-

人数:4

リミット:3

舞台:現代退魔編

製作:ただのぶた

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トレーラー

初めての記憶は冷たい雨が身に打ちつける感触だった。

目が覚めると固い地面に寝転がっており、手足は悴んで鉛のように重く、ぴくりとも動かすことができない。わけが分からないまま大粒の雨降りの中に取り残され、体温と共に意識も遠く薄らいでいく。
そうしてあなたが死を覚悟し目を瞑った瞬間

───ふと、雨は止んだ。

シーン表

塩垂山シーン表 1D6

1:ポツンと残された山小屋。倉庫を探せば備蓄された資材があるかもしれない。シーンプレイヤーは《生存術》で判定し成功すると兵糧丸、神通丸、遁甲符から好きなものを一つ獲得できる。
2:珍しいことに雲の間から晴れ間が差し込む。今のうちに探索を進めてしまおう。シーンプレイヤーは《野戦術》の判定に成功すると、そのシーンの間あらゆる判定にプラス1の修正がつく。
3:放棄された村落。生活感の残る家屋はかつてそこに生きた人々の営みを思わせる。
4:しとしとと雨粒が滴り落ちる。変わり映えのしない静かな時間だ。
5:深く霧を吸い込んでしまった。少し息苦しい……。シーンプレイヤーは《毒術》で判定し失敗するとそのシーンの間あらゆる判定にマイナス1の修正がつく。
6:強い雨が降り出し、川が増水している。早く退避せねば。シーンプレイヤーは《水術》で判定し失敗すると射撃戦ダメージ1点受ける。

ハンドアウト

PC1 推奨:特になし

【導入】
豪雨の中行き倒れていたところをPC2に拾われて数ヶ月。
身元がはっきりせず、記憶まで失っている自分をPC2は何の詮索もせずに止め置いてくれている。
PC2の元で過ごす穏やかな時間に何も不満はない。ただ確証のない不安が常にあなたを襲い、胸をざわめかせている。
あなたの【使命】は失った記憶を取り戻すことだ。

【使命】
失った記憶を取り戻す

PC2 推奨:特になし

【導入】
雨に晒され、弱っていたPC1を拾ってはや数ヶ月。
今の穏やかな生活に満足しており、このような日々が続けばいいと考えている。
あなたの【使命】は、PC1との穏やかな日々を守るを守ることだ。

【使命】
PC1との穏やかな日々を守る

PC3 推奨:特になし

【導入】
あなたは塩垂山に潜伏する妖魔、汞の討伐忍務を請け負った忍びだ。
高い忍務遂行率を誇り、流派からも信用されているプロとして、必ず忍務を成功させなければいけない。
あなたの【使命】は汞を倒すことだ。

【使命】
汞を倒す

PC4 推奨:特になし

【導入】
あなたは塩垂山に潜伏する妖魔、汞の討伐忍務を志願した忍びだ。
塩垂山はあなたにとっても思い出深い土地であり、今回の忍務に対するモチベーションは高い。
あなたの使命は汞を倒すことだ。

【使命】
汞を倒す

NPCハンドアウト

汞(ミズガネ) 概要:塩垂山に潜伏する妖魔

【設定】
塩垂山に潜んでいる妖魔
塩垂山を汚染している猛毒の発生源である。

【使命】
自らの脅威を退ける

塩垂山 概要:猛毒に侵される霊峰

【設定】
深い霧に覆われ、一年中雨が降り続けている霊峰。
その霧や雨には猛毒が含まれており、長時間接触すると命に関わる。
現在、周辺地域に住んでいる人間はほぼいないとされている。

【使命】