涙も凍り付くような聖夜に

タイプ:協力型

人数:3

リミット:3

舞台:現代退魔

シーン表:オリジナル

製作:水面

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レギュレーション

使用ルールブック:シノビガミ基本ルールブック(改訂版)のみ
PC使用不可忍法:開祖
制限:「『修得時』に指定特技や何かを指定する忍法」をセッション中に修得する効果を所持する場合、指定はキャラクターシート作成時とします。

階級:中忍頭(新規PCは昇格用の10点に加え、4点を配布)・使用功績点8点まで(忍具獲得含む※忍具獲得数は公開)
継続:サプリの弱点背景を持っている場合、一時的無効化(その弱点により獲得した功績点も使用不可)でキャラは使用可能。
背景:新規PCは長所、弱点を各1つずつまで修得可。
下位流派(p.41):あり
儀式忍法(p.155):なし
血盟(p.44):なし
一般人(p.140):なし
従者(p.162):あり
奥義開発(p.158):あり
その他の功績点の使用とその特典(p.139):なし
居所による特殊な戦闘乱入(p.64):あり
忍びの霧(p.79):あり
肉薄修正(p.254):あり(ハウスルールにより、同時攻撃でなくとも同プロットにいれば修正が発生します)
キャラロスト:PCのロストはギミック上はなし。従者は戦闘で死亡の可能性あり(NPCも従者の生命を0点にした際に死亡を選べるものとします)。

概要

クリスマスの夜空。
ちらり、ちらりと雪が降る。
世界の子供たちのためにと、少女が寄付を呼び掛ける。
忙しない人々は、わずかに足を止めることなく過ぎ去っていく。
皆、自分たちのことだけで精一杯だから。

そんな、聖夜に。

聖夜の悪夢は顕現する――。

聖夜シーン表(1d6)

1:クリスマスツリーの根本、恋人たちが愛を囁いている。それを尻目に、シノビたちは秘密のやり取りを囁いている――。
2:ワインの瓶を抱えた男が、足早に道を通り過ぎていく。誰かが彼の帰りを待っているのだろう――。
3:クリスマスの飲食店。どのテーブルも、幸せな恋人たちや、家族たちに囲まれているように見える――。
4:星空がシノビたちを見下ろしている。このわずかな光さえ、影の者には眩しく思えてくる――。
5:風が冷たい。道行く人々はこぞって、コートに包まるようにして身を縮こまらせている――。
6:ひやり、と小さな冷気が頬に触れる。雪だ。雪が降ってきた――。

ハウスルール集(必要なものだけ確認してください)

【原則】
・XなどによるQ&Aの裁定は適用しません。ルールブック(エラッタ適用含む)とハウスルールの範囲で行います。

【同時攻撃のルール】
・同時攻撃の際はダメージや逆凪などはプロット終了後、同時攻撃でない場合は即適用とします。

【奥義に関するルール】
・奥義破り宣言は、誰かが判定を振り始める前に、奥義破りに参加するかしないかを全キャラクターが宣言するものとします。

【判定のダイスに関するルール】
・戦場「高所」「雑踏」の効果はプロット中の判定にも効果を及ぼします。

【プロット中の忍法に関するルール】
・忍法「影分身」「斎垣」など、プロット中の忍法で同じものを2人以上が使用した場合、忍法使用時の達成値が高かったキャラクターのほうが、より後に「影分身」のプロット値の確定や「斎垣」のプロット値の宣言を行うことができるものとします。

【変調の累積に関するルール】
・マヒ、忘却、呪いは、すでに使用不能や未修得になっている特技、感情、忍法はランダムの対象から外します。

【禁術に関するルール】
・禁術における忍法一つとは、忍法の名称が指定と一致しているもの全てが対象になるものとします。
・使用したPCが異なる禁術は累積するものとします。

【妖魔武器に関するルール】
・同じ妖魔武器を複数所持することは可能ですが、所持することによって効果を発揮する妖魔武器の効果の累積はしないものとします。また、同タイミングに二つ以上、同じ妖魔武器の効果を発動させることはできないものとします。

【操り人形に関するルール】
・目標の受けたダメージ以外にも、生命力の減少が忍法の使用者へ移し替えられるものとします。

【怨霊に関するルール】
・生命力が一旦0点になった場合には、そこからの回復が起こらないものとします。

【肉薄修正に関するルール】
・肉薄修正は同時攻撃かどうかに関わらず「自分と同じプロットのキャラクター(自分自身を含む)からの攻撃の回避判定には-1の修正がつく」ものとして処理します。

【「する」と「できる」に関するルール】
・「ダメージを与えることができる」という記載は、目標ごとにダメージを与えるか与えないか選択できます。
・命中判定のスペシャルで攻撃忍法の接近戦ダメージや射撃戦ダメージを変更する場合、ダメージを与えることにした目標すべてに対して、ダメージを上書きするものとします。

【他流派の血に関するルール】
・背景「他流派の血」の解釈は「(他流派の血の流派指定先として)上位流派を選んだ場合、その下位流派の流派忍法は特例修得できない」とします。

【ボスと腹心に関するルール】
・腹心はPCにプラスの感情を持ってもセッションから退場しません。

ハンドアウト

PC1 推奨:指定:ハグレモノ、私立御斎学園、ないしそれらの下位流派

【導入】
あなたは忍務の情報収集のため、聖夜の駅前を歩いていた。
祝福すべき日であるはずなのに、大スクリーンが世の不幸を伝えている。
世も末だなと、ふと視線を下ろすと、そこには募金箱を抱えた少女がいた。
凍える寒さの中、必死に声を上げる彼女を見て、少しは救われた気分となり。
そんな子供たちを護るためにもと、集合場所へと向かう――。

【使命】
聖夜に現れるという妖魔を討伐すること

PC2 推奨:指定:斜歯忍軍、比良坂機関、ないしそれらの下位流派

【導入】
聖夜に浮かれる人々を見て、あなたは思う。
その平和も影の者たちに護られていることも知らず、呑気なものだと。
しかし、だからと言って、歩みを緩めることはしない。
忍務とあれば、我々はそれをこなすだけなのだから――。

【使命】
聖夜に現れるという妖魔を討伐すること

PC3 推奨:指定:鞍馬神流、隠忍の血統、ないしそれらの下位流派

【導入】
あなたは、クリスマスを前にして忍務を受けることになってしまい、少し面倒そうに町を歩いていた。
だって、そうだろう? せっかくのクリスマスなんだ、過ごす相手くらい、選んだっていいじゃないか。
早く仕事を済ませて、帰ろう。自分には、自分の帰りを待っている人がいる――。

【使命】
聖夜に現れるという妖魔を討伐すること

NPCハンドアウト

ユキ 概要:募金箱を抱えて立っている少女

【設定】
募金箱を抱えて立っている少女。
世界の子供たちにご飯を、と道行く人々に訴えかけ。
駅前の大スクリーンが映す、世界の惨状を伝えるニュースを悲し気に見つめている。

このNPCはキャラクターとして扱い、シーンに登場させることができる。
ただし、秘密を持ち、感情を結ぶことはできるが、データとして居所はなくメインフェイズ戦闘を仕掛けることはできない。

このNPCに対しては、同じドラマシーンに登場していれば情報・忍具・プライズの受け渡しを行うことができる。
初期の忍具はなく、忍具の所持数の上限は6であるが、このNPCは忍具を所持していても使用することはできない。

【使命】
なし

駅前のスクリーン 概要:悲しいニュースを伝え続けている、駅前の大スクリーン

【設定】
世界のどこかで、誰かが飢えているだとか。
世界のどこかで、爆撃があっただとか。
聖夜にも拘わらず――いや、聖夜だからこそ、なのか。
悲しいニュースを伝え続けている、駅前の大スクリーン。

このハンドアウトは秘密のみを持つ(居所・感情はなく、メインフェイズ戦闘を仕掛けることはできない)。

【使命】
なし

職業安定所 概要:駅前にある職業安定所

【設定】
☆職業安定所

駅前にある職業安定所。
クリスマスが近いにも拘わらず、職にあぶれた者の列も、絶えることはないようだ――。

このハンドアウトは秘密のみを持つ(居所・感情はなく、メインフェイズ戦闘を仕掛けることはできない)。

このハンドアウトへの情報判定に用いる指定特技に「経済力」を選んだ場合、情報判定の達成値に+1の修正がつく。
それ以外の指定特技を選んだ場合、情報判定の達成値に-1の修正がつく。

【使命】
なし

洋菓子店 概要:駅前にある洋菓子店

【設定】
駅前にある洋菓子店。
予約したクリスマスケーキを受け取りに来る者たちだろうか。
人の列は、クリスマスだからこそ絶えることはない――。

このハンドアウトは秘密のみを持つ(居所・感情はなく、メインフェイズ戦闘を仕掛けることはできない)。

【使命】
なし