・直感を優先する部位と厳密な処理を行う部位がある。
・同時攻撃が発生すると、そのプロットの処理終了時に「ダメージ、逆凪、変調、【生命力】の減少(消費は除く)を適用(大判p67エラッタ)」する。ただし、「【生命力】の消費、スペシャルによる【生命力】の回復、攻撃の成功にともなわない判定への修正などは、全員の「攻撃の処理」の終了を待たず、それらの効果の発生時に適用(同エラッタ)」する。
【影斬】などの「攻撃の代わりに使用できる」サポート忍法は、同時攻撃終了後に適用する(大判p67柱「同時攻撃」に明記)。
・d66で高い方が先に動く。高い方が自由に選べる訳ではない。
・【獣化】【大権現】などの「ダメージ、逆凪、変調、生命力の減少」以外のサポート忍法の効果は即時適用する。同プロの回避に乗るのは直感に反するが、乗る。
・【禁術】などの「ダメージ、逆凪、変調、生命力の減少」以外のサポート忍法の効果は即時適用する。同プロの使用を制限するのは直感に反するが、乗る。
・「攻撃の代わりに使用できる」ではない効果による戦場の変更は即時適用。(【切羽】は即時適用。【海原】は遅延適用。)
・【痛打】などの命中判定前に使用する忍法でファンブルした場合、同時攻撃中なら命中判定を行える。直感に反するが逆凪の適用は終了時という処理を優先する。
・「兵糧丸」や【不死身】による回復は処理中に即時適用する。
Aの処理中に器術を回復した場合、Bの処理中には器術は回復していない扱い、ということにはならない。直感に反するが、そう処理する。
・同時攻撃中、Aは逆凪を受けた。そのプロット処理が終了し、ダメージの適用が起こった瞬間、Bの生命力が0になり不死身を使用した。Aはこの不死身に奥義破りの判定を振ることはできるか。
→できない。ダメージと逆凪の適用は同じタイミングだが、不死身の発動はダメージ適用の直後であって同時ではない。よって不死身の使用タイミングでは既にAは逆凪を受け、ダイスを振ることはできない。
・妖術戦。ハウスルール。
適用前に分野決定を行い、生命力が減るのか変調を受けるのかを処理中に決める。【絶対防御】の処理に関わる。
・【絶対防御】は
①同時攻撃処理の最中に行うのか、
②直後(ダメージ適用のタイミング)に行うのか。厳密な処理を行うなら②だが、それだと範囲攻撃に絶対防御を切った後にクリヒを打たれるという攻防がなくなってしまう。
→①で。絶対防御だけはダメージ適用前に行う。「妖術戦は分野適用後に絶対防御を行う」というハウスルールが別にあるが、同時攻撃中は先に分野適用を例外的に行う必要がある。(でないと絶対防御の処理でバグる)。
・【風饗】は同時攻撃処理の最中に行うのか、直後に行うのか。
①ハウスルールで「ダメージの適用」と「ダメージを与える」は別物として処理する。例えば同時攻撃中でダメージ適用がされていなくても、ダメージを与えてはいるので【風饗】は発動する。例外的に「ダメージを与える」タイミングで、「ダメージを受けたとき」に加えて「生命力が減少したとき」に使用できる効果(絶対防御など)を発動する(ただしダメージは適用はされていない。予約のように考える)。【風饗】は厳密に処理を行うなら、同時攻撃処理の直後の、ダメージ適用のタイミングで使用する忍法。なので同時攻撃中に逆凪になる場合、風祭以降にも逆凪が適用されるはず(回避側が同時攻撃中に逆凪を受けた場合、風餐による攻撃を回避できない。攻撃する側も同様)。だがハウスルール(「適用」と「与える」を別扱い)でそうは扱わない。なのでプロ処理終了後の【不死身】の回復後に風祭を打って追撃、という処理はできなくなる。
②厳密に処理を行う。ダメージの適用タイミングで「ダメージを与えた」忍法を使用する。風祭の使用タイミングはダメージと逆凪の適用後とする。風祭時点で生命力が変動するため【北斗】【風祭】ワンキルはできない。 連動して「ダメージを与えた」、「ダメージを受けた」タイミングの忍法も同時攻撃処理後となり逆凪などの影響を受ける。
→②で。
・厳密にはダメージの分野適用は同時攻撃処理後になるので、流れてしまうメインではなく情報欄に何点受けたのかだけをメモし、同時攻撃処理後に分野適用とするのが厳密な処理になる。
適用まで分野決定を行わないやり方は、同時攻撃中にはどの特技も新たに潰れてはいないことがはっきりわかるという利点がある。スピード感が失われるので直感に反していると感じるのかもしれないが、厳密には絶対防御も分野適用の後になる。
①厳密な処理を行う。
②厳密な処理を行わない。
→①で。ただし絶対防御と妖術戦だけは例外で、予約する。
・【海原】は「攻撃の代わりに使用」する忍法なので、同時行動終了後に効果が適用されるはず。だが例外的に、
①海原使用者の処理中だけは「水中」に変更されるとする。よって【水計】即発動は可能。
②不可能とする卓も存在する。
→②で。
・【猟犬】によるプロットの移動は、
①例外的に、猟犬使用者の処理中だけ即時適用する。
「攻撃の代わりに使用」するサポートなので、同プロの他のキャラの攻撃の処理の最中だけは移動前のプロットにいるとする。
②即時適用で移動前のプロットにいないので攻撃できない。
③同時攻撃処理後に移動が発生し、攻撃を行う。よって逆凪の影響を受ける。
→③
・【悪食】【吸精】は「同時攻撃の場合、ダメージ適用の後に回復する(大判p106,109エラッタ)」効果だが、ダメージ適用の結果生命力が0になる状況になった瞬間、脱落する。
なので同時攻撃中の生命力以上の生命力を失う攻撃を受けた場合、回復する前に脱落することになる。
例えば同時攻撃中、生命力が残り1点で、射撃戦ダメージ1点を2回受けたとする。悪食で射撃戦1点を無効化して1点回復、二つ目の射撃戦1点を受けるが、この場合脱落するのか。
①「適用の後に回復」を回復を生命力減少の後に行う(無効は即時発生)と解釈して、一つ目の射撃戦1点は無効化され、後で1点回復するが、二つ目の射撃戦1点受けて生命力0点になり回復前に脱落する、
②「適用の後に回復」の適用を二つの射撃戦を同時に適用してそのときに悪食の回復効果が同時に発生すると解釈して、射撃戦1点受けるのと1点回復を同時に行うので脱落しない。
→①。
・①「ダメージの適用」と「ダメージを与える」を分けた場合、悪食は処理中に使用する。ここではダメージの無効は即時適用。
②分けない場合、つまり風饗をダメージ適用直後に使用する裁定の場合、悪食のタイミングも同時攻撃処理後のダメージ適用の瞬間になるため、逆凪の影響を受ける。
→②で。
・ダメージや生命力減少の適用と、サポート忍法の適用順序
同時とする。
Aの生命力が残り1点で、Aは手番に【夜駕籠】で幽明丹を獲得した場合、獲得は処理後まで遅延する。
このときにBの攻撃が成功して、Aに対して1点の生命力減少を引き起こしたとする。
同時攻撃処理後に、Aの生命力が0になるのと、幽明丹の獲得が同時に起こる。
このとき、
①幽明丹を使用する前に脱落
②幽明丹を使用して、生命力が3になった後に、1点受ける
→①
生命力が0になった瞬間、脱落する。この場合、幽明丹の獲得と同時に脱落が起こるので、使用するタイミングがない。