塩の香り、揺れる波の囁き
闇を抱え、影を孕み、波乱の萌芽を乗せ進む
響くエンジンの鼓動は、誰ぞの心音
海に潜むのは、獲物か、追跡者か

夢か現か、過去か未来か
潮騒に溶けて、舞台が開かれる
さあ、この波の上で、龍の声を聴け

シノビガミシナリオ「龍の鳴く潮の上で」

壱.階級は『中忍頭』を想定。ルールブックは『大判改訂版』『忍秘伝』『正忍記』『流派ブック』を使用。

弐.使用可能功績点は『20点』まで。初期作成ならば『10点』配布。また特殊忍具を含めた追加忍具購入時、必要功績点は半分(端数切り上げ)になり、初期作成でも長所と短所それぞれ三つまで修得可能。

参.従者・血盟・奥義改造(二重含め)・儀式忍法・サプリメントの使用可能。
　 なおサプリメントの使用はPL・GM間で要相談。

肆.一般人は禁止。

伍.忍法に関する裁定は疑問や齟齬が生じたその場で判断、もしくは事前に裁定するものとする。その為、キャラクターシート作成の際、複雑な処理やコンボが発生する場合、GMに確認することを奨励する。シナリオ作成者≠GMの場合はGMの追加ルール・裁定に従うこと。

陸.場合により、GMによってルールが追加され、裁定が下される。

漆.以上をもって、GMの名の下に絶対不変のルールとする。

捌.みんな仲良く忍びましょう！

退魔編にチェック入れていますがエネミーとして妖魔は登場しません
世界観として妖魔門開門した世界であることと
データとして退魔編スペックで問題ないという明記になります
ご了承をお願い申し上げます

船上シーン表
2:「オマエ、怪しいな」耳打ちされ振り返る。気が気ではない…。シーンプレイヤーは主要な判定にマイナス1の修正を受ける。
3:夜の水面を眺める。潮風が髪を揺らし、月明かりが静かに波を照らしている。
4:エンジンルーム。機械の轟音が会話をかき消す中、油の匂いが鼻をつく。
5:甲板。積まれたコンテナの影から、誰かの視線を感じるような気がする。
6:あなたに割り当てられた寝室。ベッドは柔らかいが、やはり狭く質素だ。
7:船倉冷蔵庫。白い息が漏れる氷点下の空間。霜のついた扉に、爪で引っかいたような跡が残っているが…。
8:非常通路。裸電球がちらつく。床に水が漏れ広がり、ぬるりとした感触が足元を伝う。
9:食堂。忙しない乗組員に癒しの時間が与えられている。
10:船首に近付く。映画のワンシーンのようだ…。
11:空を眺める。いつも見ている筈なのに、別のものを見ているようだ。
12:船倉の奥。朽ちた木箱と潮の匂い。…緊急時だ。少し拝借してもいいだろう。シーンプレイヤーは好きな通常忍具をひとつ手に入れる。

エキストラシーン表
シーン表と同時に振るシーン表です。
1:なし
2:隠忍の血統の忍者に遭遇する。一度だけ、情報判定のF値が2上がる。
3:隠忍の血統の忍者に遭遇する。一度だけ、感情判定のF値が2上がる。
4:私立御斎学園の忍者に遭遇する。シーンプレイヤーの二回目からの判定に-1の修正が付く。
5:私立御斎学園の忍者に遭遇する。シーンプレイヤーの二回目からの判定に-1の修正が付く。
6:岬橘片喰と遭遇する。全ての判定に+1の修正を得る。

【導入】
あなたは比良坂機関の忍者である。
海外からの貨物船から、外国で極秘忍務に当たっていたはずの部下・裕鳴霧日から暗号通信が送られてきた。
貨物船には出島に犇めく渡来人の技術を求めた密航者がいるという情報である。
比良坂機関は事態を深刻と受け止め、あなたに貨物船の制圧と裕鳴霧日の奪還を命じた。
あなたの【使命】は貨物船の制圧と裕鳴霧日の奪還である。

【使命】
密航船の制圧と裕鳴霧日の奪還

【導入】
あなたは比良坂機関の忍者である。
密航者には毎度隠忍の血統の忍者が確認されている。
ここら辺りで根元から駆除しておくべきだろうと今回の作戦に名乗りを上げた。
あなたの【使命】は密航団を根絶やし、裕鳴霧日を奪還することだ。

【使命】
密航団を根絶やし、裕鳴霧日を奪還すること

【導入】
あなたは比良坂機関の忍者である。
胴元に当たる組織は状況証拠からアタリが付いており、そこに私立御斎学園が海外に有する学校法人から使途不明の金が流れていることがわかっている。
密航者をひっ捕らえれば自白を引き出せるかもしれない。というか引き出す。何を使ってでも。
あなたの【使命】は密航者を捕縛し、裕鳴霧日を奪還することだ。

【使命】
密航者を捕縛し、裕鳴霧日を奪還すること

【設定】
貨物船に捕まっていると思しき比良坂機関の忍者。
密航斡旋組織を暴き、金の流れを調べ上げた張本人。
会場からの短い通信を最後に音信不通であり、貨物船にて捕まっていると断定された。
裕鳴霧日の【使命】は情報を本国に持ち帰ることだ。
このキャラクターはドラマシーンおよび戦闘シーンに登場させることができない。

【使命】
情報を本国に持ち帰ること

【設定】
日本に渡航する、特に船舶を用いた密航を斡旋している組織。
出島の水先案内人として隠忍の血統、資金提供者として私立御斎学園が関係していることがわかっている。
密航団の【使命】は密航を完遂させることだ。

【使命】
密航を完遂させること

【設定】
比良坂機関上忍にして今回の作戦指揮官を担っているクノイチ。
海上移動する船舶に途中乗船することや密航団からの過度な警戒を避けるため、片喰とPCの四名のみの少数精鋭編成となっている。
岬橘片喰の【使命】は密航を咎め、裕鳴霧日を奪還することだ。

【使命】
密航を咎め、裕鳴霧日を奪還すること

【設定】
日本国と出発国両国の認可を正式に得て出航している。
国家直轄である比良坂機関の忍者の立ち入り検査を拒む様子は見せない。
乗組員はむしろ一般人の方が多いようだ。

【使命】

【設定】
船上で忙しなく動き続ける乗組員達。
現代科学の粋を結集した船舶であろうとも、死は何時でも彼らと隣り合わせだ。
航海途中で人が増えたことも影響しているのだろうか、張り詰めた空気を感じる。

【使命】

【設定】
乗組員に紛れている忍者など。
船舶には影の世界での物品も積み込まれているため、日本の忍者に限らず、彼らに匹敵する力を持つ傭兵が乗船しているようだ。

【使命】