虚城万力はスマホの使い方が分からない

タイプ:特殊型

人数:2

リミット:1

舞台:現代編

シーン表:IT音痴おじさんシーン表

製作:ねび様

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あらすじ

恐るべき迷宮の使い手として知られる、夜顔の虚城万力。
そんな彼は今、とある絶体絶命の迷宮の中に閉じ込められていた。
――そう、IT・ネットといった最新技術の迷宮に。
昨今、夜顔のIT事情は急速に発展している。
そんな中PC達は、スマホを持っておらず暗殺依頼を受注できずに困っている虚城万力と出会い……?

注意と補足

・カッコいい万力さんはいません
・場合によっては万力さんがちょっとだけ可哀想なことになります
・シナリオの前提としてハグレモノ流派ブックの内容(夜顔の話)を含みますが、流派ブックを所持していなくても遊べます
・一部使命達成に関して理不尽な内容を含みます
・確率は極めて低めですが、ごく稀にギミックによりPCが死亡(ロスト)します

シナリオ特殊ルール

特殊ルールその①
導入時、PC達は万力に対し感情判定を行うことができます。
ただし万力はPC達をすぐには信用しないので、この感情判定にはマイナス2の修正がつきます。
また、万力は感情判定が成功しても必ず「マイナスの感情」を選択します。

特殊ルールその②
万力はPC達を頼ろうとしていますが、彼も優秀な忍びであり、簡単にはPC達を信用しません。
そのため万力は「プラスの感情」をPCに対して得ない限り、メインフェイズ中に下記の制限が発生します。
・【プライズ:だれでも簡単♪夜顔専用案件受注マニュアル】と【プライズ:試作機のスマホ】を渡そうとしても受け取らない(ミドル戦闘での押し付けも不可)

特殊ルールその③
メインフェイズ中、シーンプレイヤーは『懇切丁寧な説明』を試みることができます。
『懇切丁寧な説明』として任意の特技での補助判定に成功すると、成功したPCに対して万力が得ている「マイナスの感情」が「プラスの感情」に変更されます。
万力がシーンプレイヤーのPCに対して感情を得ていない場合、『懇切丁寧な説明』を行ってもあまり聞く耳を持ってもらえません(何も起きません)。

特殊ルールその④
メインフェイズ中、通常通り万力に対して感情判定を行うことは可能です。
この場合、万力がプラスとマイナスどちらの感情を取るかはGMがランダムで決定します。

出典

『シナリオ元』
https://talto.cc/projects/7H-_MK-SevfdMf6W5nOeN/rev/-e7EBg9q-j/booklets/BMLR_zwZcc

リンク先からシナリオ元が見れます。
シナリオのネタバレを含む部分があるので閲覧の際には気をつけてください。

ハンドアウト

PC1 推奨:夜顔

【導入】
あなたは最近夜顔に所属した若手の新米メンバーだ。
日々自慢のスマホで案件を受注し、着々と成果を上げている。
そんなある日、目の前に現れたのは途方に暮れる虚城万力だった。
……えっ万力さんスマホ持ってないの?マジ??大丈夫???

あなたは『プライズ:だれでも簡単♪夜顔専用案件受注マニュアル』を所持している。

【使命】
虚城万力が案件を受注できるようになるまでスマホの使い方を教える

PC2 推奨:斜歯上位or大槌群

【導入】
あなたは斜歯内で使用される専用通信デバイス……所謂スマートフォンの開発に携わっているエンジニアだ。
工場への出張帰り、たまたま二人の忍びの話を聞いてしまう。
……手元の試作機を高く売りつけてやれば儲けになるし、夜顔が持つITインフラの解析にも一役買えるかもしれない。

あなたは『プライズ:試作機のスマホ』を所持している。

【使命】
虚城万力に試作機を売りつける

NPCハンドアウト

虚城万力 概要: (秘密/感情/居所 あり)

【設定】
殺しにスマホもPCも不要だったので、ガラケーしか持っていない。
メールの送り方や検索の仕方はかろうじて分かるので今まで問題なかったが、どうやら最近は依頼を受注するにもやり方が変わってきているらしい。
現在進行形でITやらネットやらという迷宮に悩まされ続けている。最近の若い者は一体どうなってるんだ。

【使命】
最新の夜顔事情に追いつく

だれでも簡単♪夜顔専用案件受注マニュアル 概要:プライズ

【設定】
基本的なスマホの操作方法や専用ブラウザアプリのダウンロード方法、案件受注までのやり方がそれなりに詳しく書かれているパンフレット。
税込9980円。
これがあれば仕事に困ることはないだろう。
エピローグ時にNPC:虚城万力がこのプライズを所持していた場合、万力はスマホの使い方を完全に理解して案件受け放題になる。

このプライズに秘密は存在しない。

【使命】

試作機のスマホ 概要:プライズ

【設定】
一見ただのよくあるスマートフォン。
防水・防塵機能を搭載、衝撃への耐性にも優れ、さらにセキュリティ面もバッチリ。
なかなかに高性能だがその分お値段はかなり高め。
試作機だが問題なく使用できる。
エピローグ時にNPC:虚城万力がこのプライズを所持していた場合、万力はこのスマホを購入する。

このプライズに秘密は存在しない。

【使命】

IT音痴おじさんシーン表 概要:

【設定】

1:タッチパネルで文字入力する様子を万力に見せると、奇妙なものを見るような目を向けられた。このシーンの間、補助判定にプラス1の修正がつく。

2:アプリで適当な動画を再生してみる。一体この機能は何が便利なのか万力は疑問に思っているようだが、少し興味を持ってくれたらしい。このシーンの間、感情判定にプラス1の修正がつく。

3:写真の撮り方を説明すると、万力が「写メというやつだな」と呟いた気がした。このシーンの間、補助判定にプラス1の修正がつく。

4:スマホにも色々な種類があることを万力に教えると、理解しているのかしていないのか難しい顔をした。このシーンの間、補助判定にプラス1の修正がつく。

5:若者の多くはメールではなくメッセージアプリを使っていることを教えると、そもそも電話でいいだろうと万力に言われる。このシーンの間、感情判定にプラス1の修正がつく。

6:ブラウザでの検索を実演してみると、無限とも言える果てしない迷宮の世界がそこにはあった。このシーンの間、任意の判定1つにプラス2の修正がつく。


【使命】