「大統一忍法」
それは、忍びを一つの流派に統一し、流派……いや、忍びと一般人の垣根を越えて誰もが忍法を扱えるようにしようとする斜歯忍軍の野望である。
その野望を達成させるための一つとして行われているのが「忍者狩り」だ。
一部の斜歯忍軍は未知の忍法を研究することこそ大統一忍法に近づく道だと信じ、忍者狩り部隊を忍びの隠れ里に向かわせては忍法使用者の背景を調べ上げさせている。
場合によっては交戦。
敗北した忍びは、そのまま彼らの研究所へと連行される。
昨今、そんな忍者狩りが激化し始めた。
誰かが隠れ里の所在地を密告しているのではという疑惑が浮上したまさにそのとき。
鞍馬神流の上忍奥村英介が【機密】を持ち出したとの連絡が入った。
PCたちは彼と関わりがある。
それぞれの思いを胸に彼を追ったPCたちは、やがて大きな陰謀へと辿り着く――