都市伝説
それは現代において実在していると語られる虚偽の怪異譚。
数多の一般人の間で時に形を変えながら受け継がれる近代の口承伝承。
ただのホラ話──そうされているのは常に裏で戦う者達が居るからである。
旧校舎管理委員会、彼らが国内の学校に干渉可能な特性を用いて全国に発生した怪異の実像を認識される前に無力化し、都市伝説という架空の存在に貶めている。
その都市伝説の中でも後に無数の都市伝説の元となった存在、『カシマさん』。その噂話──目撃談が、ある地域にて発生した。
無力化の為にシノビをすぐに送り込んだが、その全てが帰っては来なかった。
事態を重く見た首魁『殯ノ宮薧』は比良坂機関へと協力を要請したのであった。