「妖魔」とは幽霊や妖怪、そして異界からの来訪者「渡来人」など超常存在の総称である。彼らは物理法則を超越した奇怪な現象を引き起こし、人々から畏れの対象とされた。
そうした妖魔と戦って来たのは、異能の力を持つ影の者”忍”。彼らの中でも対妖魔に特化した技を操る忍「降魔忍者(ごうまにんじゃ)」である。現代でこそ文明の発達に伴い、人々の認識も変わり、落ちぶれたり、消え去った者も多い妖魔だが、古代においては神の如き力を振るっていた。その力は降魔忍者達でも歯が立たぬ程圧倒的な物であった。そこで彼らは古き神々の眠る地に大妖魔を封じる結界を造り出した。降魔忍者達は多大な犠牲を払いながら、妖魔達を結界の門で封じたのだ。その門の名は「地獄門」。その門は降魔忍者の子孫達によって厳重に護られ、忍の世は妖魔という脅威から救われたかに見えた。
「地獄門」が破壊されるまでは。忍達の厳重な警備をすり抜け、人類の叡智を結集した門の機構を突き破り、その門は崩壊した。明らかであったのは、それが何者かによる作為的な物である事。だがそれ以上に「地獄門」崩壊によって、結界に封じられていた多くの妖魔の解放、更には各地で密かに生きていた妖魔達の活性化を育し、世界は地獄絵図と化してしまった事である。忍の世に存在する6つの勢力・六大流派が一致団結するも、終わりの見えない戦いに徐々に疲弊しているのは明らかだった。その最中、各地の妖魔討伐で名を上げる者達が居た。
若くして妖魔王を打ち倒し、退魔師の一族「天道家」の当主に就任した女傑「暁姫」。そして彼女が従える降魔忍者の血盟「四刃(しじん)」。
「出雲の剣士」「伊勢の巫女」「京の陰陽師」「出島の魔人」
今此処に、彼らと古の大妖魔達による
大決戦が幕を開けるーーー!!
忍術バトル TRPGシノビガミ退魔編CP
『降魔忍法帖』