時は大正時代。華族である椿小路家は激動の時代を歩んでおりました。椿小路家長男の俊介さんに嫁いだPC1は、わずか一日で夫を亡くしてしまいます。それからというもの、椿小路家の女たちのPC1への態度がガラリと変わりました。元々庶民出身であるPC1への当たりが強くなったのです。華族の女たちによる洗礼を味わったPC1は、自身が椿小路家の正統な後継者だと主張し、見事おビンタバトルで勝利。大奥様をも打ち破り、伝説の薔薇の嫁といわれたPC1は新たなる大奥様になりました。
その後、敗戦から立ち直ったPC3がPC1と再びおビンタで相まみれボコボコにされたり、PC4(の片割れ)がメイド試験に合格するため世界の猛者と戦ったり、PC2が苦労しながら椿小路家に群がる下民たちをシバきまわしたりしていました。
いくつかの事件を乗り越えた椿小路家は、やっと安寧の日々を享受することができると、皆がそう思っていたのです。しかし、真なる華族である椿小路家に、そのような日々がやってくることは無いのだと、家政婦長である悦子は知ったのです。今回の事件によって……
~悦子、ある日の日報にて~