シナリオ概要 とある旧時代の実験施設跡で、不可解な精神異常と記憶障害の報告が相次いでいる。あなたたちは、それぞれの学園、部局、または任意組織から現地へ派遣された調査員だ。だが、全員が"同じ目的"を持っているわけではない。施設の奥に進むごとに、かつてこの場所で何が起こったのかが徐々に明らかになっていく。そして、あなたの"過去"もまた、この地に絡んでいる。「音が消えた。声が届かない。なのに、誰かの気配だけが残っている──」通信不能区域に指定された廃都市域に、あなたたちはそれぞれの理由で足を踏み入れた。今もなお、どこかで“音”が鳴っている。それは呼びかけか、警告か、あるいは…。
PC記録係 推奨: 【導入】 あなたは調査任務における分析・記録担当として、この廃都に派遣された。任務そのものに特別な感情はないが、祠のような旧時代の構造物には、なぜか懐かしさすら覚える。もしかすると、自分の記憶のどこかにこの場所が関係しているのかもしれない――。 【使命】あなたの使命は、調査対象区域における異常の発生原因を突き止め、それを記録することだ。
PC防衛担当 推奨: 【導入】 あなたは武力担当として調査部隊に同行することになった。表向きは警備の補助だが、あなたはこの任務に対し異常なまでの警戒心を抱いている。“またあれが起こるかもしれない”――そう、あなたにはこの施設に関する過去がある。 【使命】あなたの使命は、仲間の安全を守り、廃都における脅威が外に漏れ出さないように封じることだ。
PC調整役 推奨: 【導入】 あなたは調査チームの中で、各機関間の連絡調整を任された存在であり、表向きは中立の立場をとっている。しかし、あなたがこの任務に志願したのには明確な理由がある。この施設の“ある研究者”の名を知っていた。それは、あなたの過去と深く結びついている名だった。 【使命】あなたの使命は、各自の任務が円滑に遂行されるよう調整し、情報を正しく共有させることだ。
PC観察者 推奨: 【導入】 あなたは後方支援要員として、この調査に参加している。戦闘力はさほど高くないが、心理的観察や記録技術に長けている。今回の任務であなたが最も注目しているのは、「人間がどう変わるか」という一点だ。 【使命】あなたの使命は、調査員たちの精神状態を記録・観察し、何らかの異常が見られた場合に即時報告することだ。
記録媒体『廃都A-09』 概要: 【設定】 記録媒体『廃都A-09』には、この施設で行われた極秘の実験記録が収められている。ただし、映像が破損しており、完全に再生するためには解錠コードが必要。映像の最後の部分には、施設内で何か重大な出来事が起きた証拠が残されているが、その内容は不明である。映像を再生した者は、その後、精神的な影響を受ける可能性があり、映像を何度も見たくなる衝動に駆られることがある。過去に触れた者は、幻覚や幻視に悩まされ、調査隊内に深刻な精神的異常を引き起こす恐れがある。 【使命】
セーフキー(中枢アクセスキー) 概要: 【設定】 かつて廃都の中央管制室を制御していた電子鍵。災害発生時の「封印プログラム」の発動権限と、安全保障レベル最高位のアクセス権限を兼ねている。廃都の“運命”を左右するカギとされ、複数の陣営がこのキーを狙っている。 【使命】
記憶転写チップ 概要: 【設定】 誰か一人の『記憶』の一部が記録された小型端末。旧時代の実験データの一つであり、対象の深層意識や封印された記憶を復元する用途があったとされる。記録されている内容は極めて個人的で、強い精神的負荷を伴う。 【使命】
解錠コード『A-09』 概要: 【設定】 廃都A-09の中枢システムに組み込まれていた暗号列であり、記録媒体『廃都A-09』の完全再生に必要なデータ。セーフキーとの関連が示唆されているが、直接の物理連動はない。任意のタイミングで【GMが指定するシーン】において、「謀術」での特技判定に成功すると入手できる。 【使命】