1:禁足地の永久桜。その根元には歴代の桜守の墓があり、安らかな眠りを護るために付近では常に花びらが立ち込めているのだと言われている。
2:幾度となく踏みしめられて通れるようになった山道。どこからかこちらを伺う気配を感じるが……。
3:小さな沢。苔むした岩間の縫うように清流が流れていく。
4:木々をかき分けて進む道中。どこからか甘い匂いが漂ってきているが、桃でもなっているのだろうか?
5:楽土を一望できる小高い丘。十月だというのに、見渡す限りの桜と緑の色が山中にあふれている。
6:隠れ里の集落。豊かな実りをつける田畑の合間に点々と家々が建っており、明るい声が絶えず漏れ聞こえてくる。