月明かりの下、あなたたちは木々の間を駆けていた。目的地は森の奥の山小屋。そこから行ける深山幽谷の地にある隠れ里「江渡那村(えとなむら)」。そこは様々な薬品や忍具の原材料となる貴重な植物の産地だ。
小屋に着いたあなたたちだが、待てども待てども迎えの者が来ない。調べてみると、村へと続く地下通路の扉の鍵が開いている。
扉を開いたあなたたちの鼻を、甘い匂いがくすぐった。それと同時に扉の向こうから倒れ込んで来たのは、いつも江渡那村への案内を務める男だった。
あなたたちはただならぬ事態が起きたと察し、村へと急ぐ。