拝啓 夢を求めた愚者様へ

タイプ:特殊型

人数:4

リミット:4

舞台:神丁街

シーン表:回想 オリジナル

製作:ネムリコクリ

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トレーラー

人は夢を求める生き物だ。
ある者は求めた、尽きること無き無限の財を。
ある者は求めた、全てを思うがままにできるだけの権力を
ある者は求めた、誰もが羨む絶世の美女を。
ある者は、ある者は、ある者は…………

例え人が否定しようと、必ず人は夢を見る。
例えそれが夢を否定するリアリストでも、例えそれが全てに絶望した人の形をしたナニカとしても、幼き頃に人は必ず夢を見る。
ただ、時がその夢を砕くのだ。
道理を知り、世界を知り、そして現実を知る。

されど夢を忘れない者もいる。
幼き心を忘れず、いつまでも夢を見続け、夢を求め歩みを止めない者もいる。

傍から見ればそれは馬鹿らしいことなのだろう。夢とは叶わないからこそ夢なのだ。
現実から目を背け、叶うことなき夢を求める者を、人は愚か者と嘲笑う。

これは、夢を失う物語である。

『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』

貴方達が住む神丁街には、不思議な噂が長い間まことしやかに囁かれている。
曰く、街を暗躍する悪魔がいる
曰く、赤い瞳をした何かが闊歩している。
曰く、夜な夜なナニかの叫び声が聞こえてくる。

とはいってもこれは長い間噂されているだけの与太話に過ぎない。PC達は経験したことがなく、よくある街の七不思議のような扱いだと

あの時までは、そう思っていた。

――――――――――――――――――
PC達は神丁街という場所に住むシノビである。
この街は昔から怪しげな噂が後を絶たず、過去に幾つか渡来人や妖魔も現れたこともあったとか、なかったとか。
任務、依頼、自らの意思、或いはたまたま生まれ育っただけか。
この街にはシノビと関わる存在が多くいると言われている。

キャラ作成ルール

中忍頭 新規あり 継続あり 現代退魔
新規の場合配布10点の功績点配布
使用可能功績点上限20(新規の場合、背景は3:3まで許可)

・奥義改造 あり
・下位流派 あり
・忍秘伝・改 あり
・正忍記・ あり
※忍秘伝、正忍記未所持者が居ることもあるため、忍秘伝、正忍記の忍法や背景を使用する際は、効果を明記すること。
・特殊忍具及び忍具の購入 あり
・血盟及び血盟忍法 なし
・一般人 なし
・儀式忍法 なし
・最後の一撃:あり(行った場合、死者の功績点は0とする)
・肉薄修正:なし
・忍びの霧:あり
・人型ではない無機物の使用を禁ずる(例:バスタブ ペットボトル 等)

※本シナリオの難易度は準高難易度となります。完全な高難易度ではありませんが、難易度は従来のものに比べて跳ね上がっております

ハウスルール

【禁止事項】
・ルールブックの未所持(大判or上下巻)
・悪食+肉風船の同時修得或いは使用
・魔界転生の修得或いは使用
・天国の修得或いは使用
・妖魔武器《彼方よりの声》の獲得或いは使用。
・根の修得或いは使用。
・操り人形の修得或いは使用
・禍供犠の修得或いは使用
・八百長戦闘(戦闘しかける→負けてもらう→貧狼等)
・背景:師匠の使用
【その他】
・あらゆる修正値は±4までとする。それ以上超過した場合でも修正値は±4として扱われる。

・何らかの【情報】は毎サイクル、1人につき1度までしか受け渡す権利がないものとする。1度に受け渡す【情報】の数は幾つでも可。

・戦闘中になんらかのダメージ(消費は除く)、忍法を使用、或いは逆凪した場合、同時攻撃の時のみそれらの効果はプロット終了後適応とする。ただし《陽炎》や《布砦》等の即時適応しなければ意味がなくなってしまう忍法に関しては、例外とする。


・命中判定がスペシャルとなった場合、ダメージの上昇か、生命点或いは変調の回復のどちらかをその場で選択し、適応するものとする。

・判断に迷う裁定等がセッション中に起こった場合、ココフォリアのchoiceを使用して決定するものとする。

・忍法に関する裁定は、作成時にGMに質問すること。裁定は逐次セッション準備室にて報告します。

※1
このシナリオでは精神的苦痛を与える描写、胸糞展開が起こる場合が存在します。
参加する際は、上記の文を読み、理解した上で参加した扱いとなります。
何かあってもシナリオ製作者、並びにGMは一切の責任をおいません

特殊ルール 『陽沈陰昇』

本シナリオで1サイクル内で時間の概念が存在し、それぞれの時間で独自の効果があります。
この効果はそれぞれシーンプレイヤーのみ適応されます。

1シーン目は【朝】6:00~10:00程度の時間帯となります。
2シーン目は【昼】10:00~16:00程度の時間帯となります。
3シーン目は【夕方】16:00~18:00程度の時間となります。
4シーン目は【夜】18:00~6:00程度の時間となります。

【朝】のドラマシーンでなんらかの判定を行う場合、その判定に-1の修正がつく。

【昼】のドラマシーンで回復判定を行う場合、その判定に+1の修正がつきます

【夕方】のドラマシーンで《兵糧術》の判定を行う事ができる。成功した時兵糧丸を1つ獲得できます。

【夜】のドラマシーンでなんらかの判定を行う場合、その判定に+1の修正がつきます。ただし、判定に失敗した場合接近戦1点のダメージを受けます

ハンドアウト

PC1 推奨:男性 高校生 pc2と同学年

【導入】
貴方は幼馴染であるpc2とnpc『夢飼 葉鈴』と一緒に勉強会をしていた所、喫茶店店主の『猫宮 龍蔵』から奇妙な噂話を聞いた。
本当にそんなことが起こっていたとしたら、もしかしたら新手の妖魔が現れてなにか悪さを働いているのかもしれなく、幼馴染の2人にも被害が及ぶかもしれない。
聞いてしまった以上放置もできない、この手で犯人を捕まえよう。

【使命】
噂の犯人を捕まえる。

PC2 推奨:女性 高校生 pc1と同学年

【導入】
貴女は幼馴染であるpc1とnpc『夢飼 葉鈴』と一緒に勉強会をしていた所、喫茶店店主の『猫宮 龍蔵』から奇妙な噂話を聞いた。
噂を聞いているpc1はどこかその内容を熱心に聞いており、もしかしたら自分の手で犯人を捕まえようとしているのかもしれない。
忍びである前に幼馴染のpc1に危険な事はして欲しくない。
できる限り目を離さないようにしておこう。

【使命】
Pc1を監視する。

PC3 推奨:警察官

【導入】
あなたは神丁街に滞在している警察官にしてシノビだ。
ココ最近犬や猫といった小動物を中心とした猟奇事件が多発している。
どの動物達もまるで獣に噛み付かれたかのような後があり、貴方はこれが妖魔達の仕業ではないかと考えている。このままでは市民に危害が及び、街の治安が崩れてしまうことも有り得るだろう。どうにかしなくては。

【使命】
猟奇事件の犯人を捕まえる。

PC4 推奨:聖職者

【導入】
あなたは神丁街にあるNPC『レヴァ神父』が管理している教会に勤めているシノビだ。
最近教会に通い詰めている人が多いように感じている。
元からこの街には怪しい話はあったが全て噂の域をでないものばかりであった。
しかしどうも今街の人々を不安にさせているのは、小動物の猟奇事件らしい。
どうにも嫌な予感がする……何も起こらなければ良いのだが。

【使命】
神の僕として、街の人々の平穏を守る

NPCハンドアウト

夢飼 葉鈴 概要:感情あり 秘密あり 居所あり

【設定】
Pc1とPc2と小学校時代からの幼馴染。元々は孤児であったが、幼い時に天源に養子として夢飼家の一員となった。
低血圧でしょっちゅう貧血で倒れるくらい身体は弱いが、明るく人一倍頑張りやな所からかクラスメイト達からも人気のようだ。
このキャラクターに対して戦闘を挑むことは出来ない。
また、このキャラクターはPC1とPC2に対して《友情》の感情を習得している。

【使命】
平穏な生活を送る。

夢飼 天源 概要:感情あり 秘密あり 居所あり

【設定】
夢飼 葉鈴の義父で個人経営の探偵業を営んでいるハグレモノの中忍頭。
Pc3とは昔馴染みであり、彼の古臭いながらも着実に犯人にたどり着く能力が買われてか、警察との繋がりもある。
このキャラクターに対して戦闘を仕掛けることは出来ない。

【使命】
平穏な暮らしを送る

レヴァ神父 概要:感情あり 秘密あり 居所あり

【設定】
Pc4が勤めている教会の管理を行っている神父。
昔からこの街にいるらしく、人脈も広いがその見た目はまるで中学生のような事から近所ではちょっとした有名人でもある。
このキャラクターは、条件を満たさないと情報判定の対象にすることが出来ず、ドラマシーン中にサポート忍法の対象にすることはできない。

【使命】
平穏な暮らしを送る。

天若 柚 概要:感情あり 秘密あり 居所あり

【設定】
神丁街に住まう雑誌記者。
明るい笑顔が特徴的で、pc3にしょっちゅう絡んではネタはないかと嘆いている

このキャラクターはエキストラとしても扱う

【使命】
平穏な暮らしを送る

猫宮 龍蔵 概要:感情あり 秘密あり 居所あり

【設定】
神丁街にある喫茶店「鈴蘭」の店主
寡黙であるがコーヒーに対する熱意は高く、店は物静かながら繁盛しているようだ。

このキャラクターはエキストラとしても扱う

【使命】
平穏な暮らしを送る

岸谷 優吾 概要:感情あり 秘密あり 居所あり

【設定】
神丁街に住まう町医者。
若いながらも街人からの信頼は厚く、良くPc4が勤める教会に顔を出している。

このキャラクターはエキストラとしても扱う

【使命】
平穏な暮らしを送る

七不思議「彷徨人」 概要:偽装

【設定】
この街で噂されている七不思議の1つ。
曰く、虚ろな瞳をした者が夜な夜な街を徘徊しているとか、いないとか

【使命】

七不思議「謎の売り人」 概要:偽装

【設定】
この街で噂されている七不思議の1つ。
曰く、突然現れる謎の商人。誰であろうと取引に応じてくれるとか、くれないとか

【使命】