九十九の神子

タイプ:対立・特殊型

人数:4

リミット:3

舞台:現代編

シーン表:通常/都市/離れ

シークエンス:通常

プライズ:瓊玉の神楽鈴(保持者:八城 シズル)

製作:えぬぞら(@uma_vg)

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トレーラー

「護国封門の儀」、それは地獄門の封印強化の儀式。
その一つは『九十九の神子』の一族によって執り行われる――はずであった。

何者かの妨害により不完全に終わった儀式。
比良坂機関はそれを是とせず、一ヶ月の時を経て再び「護国封門の儀」を執り行おうとする。

二度目の失敗が許されぬ中、秘めたる想いをその胸に、集うは5人の忍びたち。

シノビガミ「九十九の神子」開幕。
紅き鈴の音が月夜に響く時、運命の儀が始まる。

レギュレーション

・新規PCを推奨(継続PCの場合要相談)。新規の場合は功績点0の中忍で作成
・推奨流派はあくまで推奨。ただしPC間での流派重複なし
・下位流派、背景、奥義開発あり
・儀式忍法なし
・特殊な戦闘乱入あり
・受け渡しによる情報共有あり

主な舞台

物語の舞台は、とある街の郊外にある森の中、九十九神社という比良坂機関が管理する名前の神社です。
人払いの結界により、忍びの力を持たない者が近付くことはありません。
導入フェイズが今回行われる儀式の一週間前から始まり、クライマックスフェイズは儀式が執り行われる日、満月の夜となります。
季節の指定はありませんので参加者の間で相談の上、お決め下さい。

設定資料

必要に応じてプレイヤーに提示しておくこと

■護国封門の儀
「地獄門」に重ねられた複数ある術式結界を改めて貼り直すための儀式の一つ。
この儀式は「門に取り付けられた無数の閂の一つを新しいものに取り換えるもの」と例えられ、
数十年に一度、『九十九の神子』と呼ばれる一族によって執り行われる。
月の満ち欠けや地脈の流れなどに大きく左右され、儀式を行えるのはごく限られた機会であるため、
前回の儀式の失敗を経て改めて行う此度の「護国封門の儀」は本来より不安定な状況下での儀式となることが予想されている。
なお、全国各地にて様々な一族の手によって結界強化の儀式が行われているとされているが、
それらの仔細は極秘裏に管理されており、比良坂機関の総帥である
比良坂ウブメをはじめとしたごく僅かな人間のみがその全貌を知っているに留まる。
(当シナリオの独自設定)

■妖魔
幽霊や妖怪、そして異界からの来訪者である「渡来人」などの超常存在の総称。
その多くが人類を食料や実験材料程度にしか思っておらず、
忍者をはじめとした異能者たちは、古の時代から歴史の裏側で
これらの妖魔との戦いを繰り広げていた。
(基本ルールブックより抜粋)

■地獄門
妖魔の中でも、人類の力で完全に滅ぼすことが出来ない程の力を有する大妖魔たちを
止めるため、古代の異能者たちが夥しい犠牲を払いながら作り上げた結界の門。
「地獄門」の向こう側は人類の叡智を結集して作られた妖魔たちの力を削り続ける力で満ちており、
いかに大妖魔と言えども「地獄門」を破壊し、そこから逃げだすことは不可能である。
現代において、「地獄門」は比良坂機関が中心となって厳重に管理され、世界の安全のため、極めて重要な存在となっている。
(基本ルールブックより抜粋)

離れシーン表(HNST)

1:どことも知れぬ暗闇の中。忍びの者たちが潜むには、御誂え向きの場所である。
2:離れの屋根の上。ここからなら、周囲を一望できるが…。
3:庭先。見れば広がるのは手入れの施された生垣。傍には小さな池もある。
4:私室。物の数は少ないが、置かれているのは質の良いものばかりであることが窺える。
5:長い廊下の途中。代わり映えしない光景は、離れの造りに慣れない者を迷わせる。
6:資料室。埃の臭いが鼻につくそこは、数々の歴史書が棚に所狭しと並べられている。

ハンドアウト

PC1 推奨:鞍馬神流 or ハグレモノ

【導入】
あなたは地獄門の封印に強化を施す儀式「護国封門の儀」に際し、比良坂機関に雇われた忍びである。
前回の儀式では何者かの邪魔が入ったこともあり、用心棒としてあなたに声が掛けられた。
『九十九の神子』である八城シズルを警護し、儀式を成功させるのがあなたの役目だ。

【使命】
八城シズルを守る

PC2 推奨:比良坂機関

【導入】
あなたは地獄門封印の強化を施す儀式「護国封門の儀」に携わる忍びである。
前回の「護国封門の儀」では邪魔が入ったため失敗に終わり、今回の儀式までもが失敗してしまえば、
あなたへの責任の追及は避けられないだろう。必ず成功させなければならない。

【使命】
「護国封門の儀」を成功させる

PC3 推奨:私立御斎学園 or 斜歯忍軍

【導入】
ある街で行われる地獄門の封印強化の儀式「護国封門の儀」には比良坂機関の秘宝である『瓊玉の神楽鈴』が用いられるという。
この秘宝の調査・回収の任を所属する流派から受けたあなたは、儀式が行われる街へと訪れた。


【使命】
『瓊玉の神楽鈴』を回収する

PC4 推奨:隠忍の血統

【導入】
「地獄門の解放は、我々隠忍の血統が世界を統べるための希望だ。儀式を完成させる訳にはいかない」と告げる上忍が一人。
地獄門の封印を強化する「護国封門の儀」を阻止するようあなたに命じた。
――どれ、まずはひとつ『九十九の神子』とやらに挨拶に行こうか。

【使命】
「護国封門の儀」を失敗させる

NPCハンドアウト

八城 シズル(やしろ - ) 概要:(NPC)九十九の神子

【設定】
『九十九の神子』と呼ばれる一族の忍び。
前回の「護国封門の儀」が失敗に終わり、今度こそは成功させなければと考えている。
年頃の少女としては感情の起伏が少なく、やや淡白な印象を受ける。
また、八城シズルはプライズ『瓊玉の神楽鈴』を所持している。

【使命】
儀式を執り行う

瓊玉の神楽鈴(けいぎょく - かぐらすず) 概要:(プライズ)儀式を行うために用いられる神具

【設定】
「護国封門の儀」を行うために使用される神楽鈴。目を引くような赤色の鈴が付けられている。
このプライズの【秘密】は、プライズの所有者となることで知ることができ、
プライズの所有者と互いに【感情】を持っている場合のみ調査できる。
このプライズは戦果によって獲得出来る他、双方の合意があれば受け渡しすることができる。

【使命】
なし

護国封門の儀 概要:(情報)儀式について

【設定】
「地獄門」に重ねられた複数ある術式結界を改めて貼り直すための儀式の一つ。
数十年に一度、『九十九の神子』と呼ばれる一族によって執り行われる。
前回執り行われた儀式は失敗しており、前回の儀式から一ヶ月後に今回の儀式が行われる。

なお、この【情報】の【秘密】はクライマックスフェイズ開始時に自動的に公開される。

【使命】
なし