海の名残

タイプ:特殊型

人数:2人

リミット:3サイクル

舞台:現代編

シーン表:専用シーン表

製作:公式(池田朝佳 様)

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導入

空岬(そらみさき)は太平洋戦争時には軍港として栄えたが、今は見る影もない港街だ。
夏の終わり、PC②は訪れた空岬港で、倒れていたPC①を助ける。セーラー服姿に重装備を背負い、海水に濡れ衰弱したPC①には、記憶がなかった。
PC②は自身が宿泊している「そらみさきビジネスホテル」でPC①を介抱する。ホテルの仲居は目を覚ましたPC①に対して、「住宅地のあたりにいませんでしたか?」などと言う。
空岬に、自身の失われた記憶の手がかりがあると確信を持つPC①に、PC②は仮の名を与える。
失われた記憶を探すため、ふたりの調査が始まる。

専用シーン表について

【港街シーン表】1D6
1 宿の一室。ビジネスホテルを謳っているが、和室に敷き布団が敷かれており、旅館と呼んだ方が相応しい。今泊まっているのはPCたちだけのようだ。窓からは海がよく見える。
2 港の端にある小さな砂浜。人の姿は見えず、ただ波だけが寄せては返している。
3 廃小学校。かつては子どもたちで賑わっていただろう校舎。今は、コミュニティセンターとして利用できるようだが、その利用者さえもいない。
4 酒場。街に数件しかないため、それなりに賑わっている。赤ら顔の酔客たちが、むかし栄えていた港の話をしている。
5 バス停。2〜3時間に1本ほどの頻度でバスがやってくるが、乗り降りする者は少ない。
6 夜の街。数少ない住人の姿は見えず、波の音ばかりが響いている。まるで、なにもかもが死に絶えたようにさえ思える。

※「住宅地」「空岬湾」「空岬港」などの「場所」のハンドアウトに対して情報判定を行う場合は、シーン表は使わず、その場所を訪れたことになる。
※その「場所」に情報判定を行わない場合でも、シーン表を使わず、その場所を訪れたことにしてもよい。

ハンドアウト

PC① 推奨:鍔鑿組

【導入】
あなたには過去の記憶がない。自分が忍者であることや、様々な常識は分かるのだが、自分の過去だけを覚えていない。
あなたは数日前、セーラー服に重武装を背負った姿で、寂れた港街である空岬(そらみさき)に倒れていたところをPC②に拾われた。
ただ、あなたには為すべきことがあり、その手掛かりはこの港にあるということだけを確信している。

【使命】
あなたの【使命】は、自分の過去を思い出し、自分の為すべきことを為すことだ。

PC② 推奨:隠忍の血統

【導入】
あなたは特に目的もなく、寂れた港街・空岬(そらみさき)を訪れた忍者だ。
空岬を訪れた数日前、セーラー服姿に重武装を背負ったPC①を拾った。PC①には記憶がなかった。
ただ、記憶の手掛かりはこの街にあるのだとPC①は言う。
これもなにかの縁だ。

【使命】
あなたの【使命】は、PC①に記憶を取りもどさせることだ

NPCハンドアウト

住宅地 概要:

【設定】
空き屋や廃屋も目立つ、人口数百人程度の住宅地。
傍らに商店街があるが、食料品と雑貨を扱う小さなスーパーと酒場くらいしか営業している店はない。まるでゴーストタウンのようだ。
旅館の仲居はここで、PC①に似た人物を目撃したようだが……。

【使命】
 

空岬港 概要:

【設定】
かつては軍港として栄えた場所だが、今その面影はなく、数隻の漁船が停泊しているのみだ。

【使命】

空岬湾 概要:

【設定】
広々とした穏やかな湾。湾の中でほそぼそと、牡蠣の養殖が行われている。
牡蠣養殖用の筏の間を、作業している養殖業者の小舟が行き来している。

【使命】