今昔星降夜ノ物語 ー夢ノ章ー

タイプ:協力型

人数:2

リミット:2

舞台:戦国退魔

シーン表:夢現シーン表

製作:Kay

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本シナリオについて


本シナリオは『夢ノ章』『現ノ章』からなる2幕シナリオです。
変則的な継続ルールを使用し、戦国から現代へ至るものとなっております。
PC同士で沢山RPをして、二人だけの物語を紡いでください。
人の儚さ、長寿故の苦悩、そして時を超えた繋がりを楽しんでいただければと思います。

レギュレーション

・中忍初期作成
・2サイクル 戦国退魔編
・下位流派、背景、奥義開発あり
・儀式忍法の禁止

トレーラー


ーー人。
妖魔を恐れ、妖魔を討つ。

ーー妖魔。
人を襲い、人を喰らう。

今も昔も変わることのない世の摂理。
そんな彼らが時と種族を超え、紅い星の下で出会う。

ーー人は妖魔に手を伸ばし、
ーー妖魔はその手を取った。

これはそう語り継がれる今昔の物語。

忍術バトルRPG シノビガミ
「今昔星降夜ノ物語 ー夢ノ章ー」
(こんじゃくほしふるよるのものがたり ゆめのしょう)

さあ、ご覧あれーー

導入


舞台は諏訪と呼ばれる町です。そこに住む払神子であるPC1の元へ一人の町民が駆け込んできます。息絶え絶えに話す彼によると、行き場を無くした妖魔であるPC2が、町へ紛れ込んでしまったそうです。
PC2は酷く緊張しており、町民達では対応も難しいため、払神子であるPC1の元へ来たとか。

PC1は払神子として、PC2の元へ赴くことになります。町へ到着すれば町民達に囲まれたPC2がいます。町民の間を抜け、PC2と言葉を交わすことになります。

この町では暫くPC2は住むところもないことでしょう。
だったら家に泊めても構わないだろう……、仕事も手伝ってもらおうか……などと考えながら、PC1が手を差し出し、それにPC2がRPを返して導入が終了となります。

「何故人が妖魔を助ける?」
「助けたいと思った。それに人も妖魔も関係ないだろう?」

払神子(はらえみこ)について

PC1の一族につけられた異名です。
悪意なく人の世に迷い込んでしまう妖魔を「払唄(はらえうた)」という術によって別の場所へと誘導することで、人と妖魔の命を守っています。
また払神子の屋敷の周りには、払神子に命を救ってもらった結果、懐いた下級妖魔達が住み着いています。
RPに絡めてみると面白いかもしれません。

シナリオ集『SHUXEI(シュクセイ)』について

当シナリオは「わかばTRPG部」が発行する同人シナリオ集、
「SHUXEI(シュクセイ)」に収録されているシナリオです。

シナリオの詳細はシナリオ集をご覧ください。
https://wakabatrpgbu.booth.pm/items/3614291

ハンドアウト

PC1 推奨:人

【導入】

キミはこの土地を護る払神子と呼ばれる存在だ。
町の中に迷い込んだ妖魔を優しく追い払い、町の者を護って生きてきた。

ある日、キミは人里に迷い込んだPC2を助けた。
どうして助けたのかと問われれば、返す言葉は一つしかない。

「――助けたいと思った。
 其れに妖魔も人も関係はないだろう?」

キミはPC2に対して手を伸ばす。
もう安心してよいのだと、そう伝えるように。
キミは「払神子」であり、プライズ「払札」を所持している。

【使命】
この土地を護ること。

PC2 推奨:妖魔 推奨背景:「魔人」または「妖の血」

【導入】

キミは人の町に迷い込んでしまった妖魔だ。
帰るべき場所がなく、行くべき場所を知らないハグレモノ。

ある日、キミは見知らぬ場所で人に囲まれていた。
そこをPC1に助けられ、思わず疑問を漏らす。

「人が、どうして妖魔を助ける?」
助けられて、尚キミにはそれが信じられなかった。

キミはPC1に対して懐疑の目を向ける。
人が何事もなく妖魔を救うなど、きっとないのだから。

【使命】
PC1の本意を知ること。

NPCハンドアウト

諏訪の町(すわのまち) 概要:

【設定】

PC1の住む町。
巨大な桜が中央に鎮座しており、町のどこからでも見ることができる。
数日後の新月の夜には収穫祭が行われるため、人々は準備で忙しい。
また最近では紅い星が町の上に現れており、人々の格好の話題となっている。

感情○、秘密○、居所×

【使命】
収穫祭を成功させる。

払札(はらえふだ) 概要:プライズ

【設定】

「払唄」を使うために必要になる札。払神子の家に代々伝わる製法で作られている。
「払札」を持ちながら、「払唄」を紡ぐことで妖魔を払うことができる。

PC1がこのプライズを所持している場合、「払唄」を使用できる。
このプライズには秘密があり、所持しているPCにのみ公開される。
このプライズはセッションが終了すれば失われる。

◇払唄
人の街に迷い込んだ妖魔を別の場所へと追い払うための唄。
下級妖魔との戦闘が発生した時に生命点1点を消費して、使用することができる。
その戦闘に勝利したものとして、別の場所へと払うことができる。

感情×、秘密○、居所×

【使命】
妖魔を払う不思議な唄