藤堂家、それは江戸時代より古くから残る由緒正しき家柄。
彼らにはそれぞれ特殊な能力が備わっており、その力は主人に人知を超えた強力な力を与えるであるために、こぞって他の藩主たちは仲間に引き入れようとしていたという過去があった。
時は流れ、次第にその力も薄れていき今では何の能力も持たないものが大半となってしまったが、それでも稀に力を持つ者が生まれるという。
彼らは【姫】として、非常に大切に育てられる。
…しかし、今代は少々事情が違うようだ。
【姫】は力を与えない、むしろ災いを引き起こし、主の力を奪う。
その力に引き寄せられてか、妖魔どもも集まり始めた。
当主は「妖魔の討伐依頼」を出しシノビを集めたのだが…