「黒姫山に天変あり。」
門出(もんで)城の城主である倉梯慨世(くらはし がいせい)にその報が届いたのはつい先ほどの事だった。
土地神たる黒姫山の蟒蛇(うわばみ)が突如荒れ狂い、麓の村が壊滅したらしい。
荒魂と化した蟒蛇の狂乱の原因は不明であるが、このまま放置しているわけにもいかない。
慨世はPC1~2を呼び寄せ、この原因の調査と解決を命じるのであった。
所変わって、黒姫山の山中。
土地神を信仰する民の一員であるPC3の元へ、神使であるPC4の託宣の声が届く。
曰く、「悪念が山へ侵入しようとしている」、と。
シノビガミ 戦国退魔編/特殊型シナリオ 『移ろうもの』
見えぬ悪意を、切れ。