屠龍城(ドラゴンパレス)は、英国の龍動に本部を持つ吸血鬼の集団であり、この流派はその別部署である、日本支部です。
龍屠城は英国政府と「表立って争わない」と盟約を結んでいますし、屠龍城は血社とも相互援助の関係を結んでいますが、隠忍本部とは血社を隔てた関わり合いとなる為、ハグレモノに分類するのが丸いでしょう。
所属する吸血鬼は様々で、本部の上下関係に疲れたもの、異国の地で頭角を出したいもの、元々この地で覚醒したもの、そんなこと最初から気にしてないものなど、一括には括れません。
所属する吸血鬼たちにはいくつかのグループがあり、グループによって娯楽組織や犯罪集団、秘教結社の側面を持っていたりしますが、群れるのを好まない一匹狼な吸血鬼もいます。
日本支部の首魁の意向なのか、はたまた異国が故か、本部ほど上下関係に煩くはありませんが、「眷属と使い魔」は明確に別物として扱っており、力を分け与えられた存在の中で、「眷属」は自我を持つもの、「使い魔」は自我を持たないものと明確化され、所属には最低でも眷属以上であることが必要です。
そんな彼らの流儀は「夜を支配する」。自分たち吸血鬼こそが夜の支配者に相応しいと思い、人間社会を侵食し、勢力を拡大しようとしています。
尚、流儀達成の判断基準は、主に「吸血鬼(夜の支配者)」としての格を見せつけられたか、否か」」です。
本部の首魁はかの有名な串刺公と言われており、また、日本支部は赤いフードを被った小柄な女性の吸血鬼が、支部長として首魁を務めています。