「夜獣の裔」と呼ばれる血盟がある。この血盟は「地獄門」崩壊後の夜刀神鳥日子のやり方に不満を持ち、流派を離脱したといわれる元隠忍の血統の面々によって構成されている。彼らは、「人間とその文明の破壊者」を標榜し、様々な妖魔災害を引き起こしていた……。
……PC1は薄暗いマンションの一室で椅子に縛り付けられていた。目の前には見覚えの無い二人──PC3とカウボーイ風の男がいる。
「てめぇ、アタッシュケースをどこにやった?」
乱暴な口調でカウボーイ風の男が訊くが、PC1には記憶がない。経緯を説明されるPC1。
そこへPC2と、百合川姫路なる催眠療法士がやって来る。