リスペック・・・それは全シノビが行っている行為。
任務に合わせ、自身の特技、忍法・・・はては奥義まで変えてしまうまるで別人のようになる行為。
だがほとんどのシノビが行っているにもかかわらず、どのようにして行われているか知っているシノビは少ない。
理由は簡単。各流派を通じてシノビたちのリスペックを行っている人物が自身の技術の流出を防ぐため、リスペック時の記憶を奪っていたからだ。
だがその人物はあるとき思った。
「普通にリスペックするのちょっと飽きてきたな。」
─────これは暇つぶしに巻き込まれた哀れなシノビたちの物語。