海に向かう道中で森を抜けねばならない。
意気揚々と進むPCたちだが、その途中で違和感に気が付いた。
辺り一面が霧に覆われてしまい、前に進んでも海に辿り着けない。
おかしい、そろそろ海が見えて来ないとおかしいはずだ。
森が騒ぎ出す。
霧は一層濃くなり、君たちの視界を覆っていく。
やがて、完全に真っ白な世界に包まれてしまった。
霧が晴れるとそこに広がるのは森の中…のはずであった。
そこに広がるは、あなたたちが普段過ごす家屋と遠く違わぬような一軒家であった。
だが、積もったホコリ、色褪せた壁紙、人の気配を全く感じぬ様子。
生活感は残っているのに、どこか切なさと物悲しさを感じてしまう。そんな場所。
海に向かっていたはずなのに…どうして?