【春の景色シーン表】
1:暖かな陽気の丘の上。思わず鼻歌混じりで歩き出したくなるような美しい空の色をしている。
2:桜並木の河川敷。昼間から花見で酒を飲む大人たちや、冷たい川に足を付けて喜ぶ子供たち、各々がそれぞれの時間を過ごしている。
3:月明かりに照らされた夜桜。風が吹いて舞い踊る花弁に包まれた。幻想的な光景に思わず見取れてしまう。
4:和菓子屋を訪れる。特に絶妙な甘さ加減の団子は絶品と言われており、世界中から観光客が訪れるのだとか。
5:住宅地。天に向かって泳ぐ色とりどりの鯉幟たちは、きっと子供たちの成長を願っているのだろう。
6:町に向かって歩く道中。視点を少し下に落とすと、アスファルトの隙間から生えたツクシが空を目指して背を伸ばしていた。
7:真新しい制服に袖を通した学生たちが歩いてくる。そうか、そういえば今は入学式のシーズンか。
8:ゴールデンウイークの繁華街。どこのお店も大勢の人たちで埋め尽くされており大繁盛だ。
【夏の景色シーン表】
1:打ち上がる花火に耳を傾ける。音が響く度に人々の歓声が聞こえてくる。ちょっとだけ立ち寄っていこうか。
2:響く潮騒の音が心地良い白浜。ふと気が付くと周りに人はほとんど居なくなっていた。
3:今日は夏祭り。縁日に並ぶ少年たち、盆踊りを舞う浴衣姿の少女たち、多くの近隣住民が集まっているようだ。
4:一歩一歩踏み締めて丘を登る。ようやく辿り着いたその先には見渡す限り一面に向日葵畑が広がっていた。
5:空に広がっていたのは海よりも碧き快晴の世界。照りつける陽射に思わず目を覆う。せっかくだからどこかへ出掛けようか。
6:暑い夏の一日。泳いだあとに食べる焼そばや、冷えた麦茶がたまらない。今日のプールは今年一番の大盛況だ。
7:夏の甲子園大会。投手が投げる、打者が迎え撃つ。球場にカキンという金属音が鳴り響いた。珠の行方は?
8:蝉の声が喧しいお昼のひと時、涼やかな風が吹き風鈴の音が聞こえてくる。どちらも夏らしく音色を奏でている。
【秋の景色シーン表】
1:静寂を切り裂くようにピストルの音が聞こえる。遅れて聞こえてくる歓声。もう今は運動会シーズンか。
2:夕暮れ時の並木道。すっかり秋に染まった紅葉は、夕日に照らされ更に真っ赤に燃え上がっていく。
3:芸術の秋。美術館で絵画や彫刻を堪能する。静寂と平穏な世界の中で、時計の針はゆっくりと回っていく。
4:読書の秋。大きな図書館で本を開く。学生が真剣な面持ちでノートと参考書を見ている。
5:食欲の秋。脂の乗った秋刀魚、芳醇な香りの松茸、そしてホカホカの焼き芋。秋の味覚を堪能しよう。
6:街がちょっぴり騒がしいハロウィンの時期。こんなときくらい仮装してみるのも面白いかもしれないな。
7:誰もいない夜の一幕、十五夜の満月を見上げる。月明かりに照らされながらあなたたちは何を思うのだろうか。
8:紅葉が綺麗な寺院。外国人観光客が楽しそうに日本刀や仏像の写真を撮っている。シノビだと気が付かれると騒ぎになりそうだ。
【冬の景色シーン表】
1:大型のショッピングモール。もうクリスマスが近いこともあってか多くの客で賑わっている。
2:空を白く染め上げながら粉雪が舞う。それはさながら、この街に化粧を施していくようであった。
3:駅前の大通り。視界いっぱいにイルミネーションが散りばめられており、街が輝いている。
4:海辺の赤レンガ倉庫。お洒落なお店が並んでおり、恋人たちが楽しそうに談笑している様子が伺えた。
5:駅前の大広間。絢爛豪華なクリスマスツリーを目印に人々が待ち合わせている。このあとは、どんな日を過ごすのだろう。
6:澄んだ空気に満天の星空。ふと視界の端を流れ星が駆け抜けていったように見えた……。
7:閉まる扉、走る電車、手を振って見送る一対の人々。きっとここでいくつもの出会いと別れが繰り広げられていたのだろう。
8:もうすぐ今年も終わる。思えば君とずっと過ごしてきた一年だった。来年の今頃には君はどうしているのかな。