チャーミー

タイプ:特殊型

人数:4

リミット:3

舞台:戦国編

シークエンス:通常

製作:ふれの

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トレーラー

●情けを棄てろ、甘えを捨てろ、それが生きるための唯一の手段だ!
○暗い闇の中でも、人の道を外れてはならない、それが生きるということ!

ようこそ落陰村へ。気を付けな、油断してたら首が飛ぶかもしれねえからな。へへへ。
この荒れ果てた村に大いなる力が降りかかろうとしていた。それは滅びの道か、もしくは。

導入①_PC1、PC2

関ヶ原の戦いが終幕し、戦乱の世が収まりつつある世界線。ここは江戸時代初期。
襲い、奪い、殺し、ゴロツキたちが集まる村である「落陰村」そこに住んでいるPC1、PC2は劍(つるぎ)に呼び出されます。
なんでも、幕府からの使者が2人、この村の地質調査にやってくるとのことであった。
荒くれ者たちがその使者たちを襲撃する可能性がある、PC1とPC2に護衛を頼みたいとのことだ。
劍も「村の外の連中は俺は信用していない、だが依頼は依頼だ、しっかりとこなしてほしい。
だが同時に妙なことをしていないか監視しておいてくれ、何かあったら俺に報告するんだ。」
という話を受けます。

導入②_PC3、PC4

ここは徳川幕府のお膝元、山頂に構えられた大きな街があった。
そしてその街で、特定の流派に関わらず集められたシノビたちの集会がある。あなたたちはそこへ上司から呼び出される。
「PC3、PC4に調査依頼が来ている。場所は…《落陰村》だ。依頼人は幕府だ。期間は1週間。」
そのようにあなたたちは依頼を受ける。なんでもその村の地質や水質、気候や地形などの情報をまとめてほしいとのことだ。
「現地の落陰村に居るシノビに護衛を依頼してある、だが奴らは信用ならぬ、自分の身は自分で守る覚悟をしておくのだ。」
そう伝えられます。

その後二人が落陰村へ向かうと、PC1、PC2、劍(つるぎ)、櫻(さくら)と出会う。村は荒れ果てており村人たちのぎらついた死線を感じる。
寝泊まりできる家を確保してくれたようで、泊まり込んでの調査自体は問題ないだろう…。さて1週間をこの村で過ごすこととなるようだが…。

◆落陰村シーン表

2:村に唯一ある神社。この村の中では際立って清潔感がある場所だが、恐らくは櫻が定期的に清掃しているのだろう。
3:入母屋(いりもや)屋根の民家が立ち並ぶ。均整感がなく雑然と立ち並ぶその様子に、村人の性格が表れているような気がする。
4:村の中央に構えられた物見櫓(やぐら)だ。村全体を見渡すことが出来、遠くの方を見ると、山頂にある街が視界に入る。
5:田畑…。そう呼ぶにはあまりにも荒れ果てている。作物だけでなく近隣の草木は枯れており、作物が育ちそうな場所には思えない。
6:村に唯一流れる川である、だが水は底が見えないほどに濁っており、かなり環境が悪いことが伺える。なるべく早く立ち去りたいところだ。
7:村の大通り。家の窓や物陰から怪しげな気配がこちらの様子を窺っており非常に不気味である。早く通り過ぎてしまいたいものだ。
8:獣道。村はずれから山に向かって伸びており、野生生物のみならず、村人も通っていることが分かる。この先は山道に通じているのであろうか?
9:鬱蒼と生い茂った森の中。日の光も届かず暗い中、野生生物たちの声が聞こえてくる。
10:この村一番の屋敷だ。PC1、PC2、劍、櫻の4人が暮らしている家だが、客を呼ぶことが出来る広さはある。だがそれでも裕福な生活とは程遠い家である。
11:村の中央に井戸がある。覗き込んでみたところ枯れてしまっており、ここから井戸水を組み上げることは出来ないだろう…。
12:村の外れに洞窟がある。中から怪しげな人物があなたに向かって刃を向ける。(シーンプレイヤーは《荒くれ者》1体と戦闘になる。戦果は《兵糧丸》となる)

ハンドアウト

PC1 推奨:

【導入】
あなたは落陰村で生まれ育った。身寄りの無いあなたに対し、劔(つるぎ)は家族のように接してくれた。
櫻とPC2はあなたの幼馴染であり、同じように劔(つるぎ)に育てた大切な仲間である。
この誰も近付かない村に珍しく客人がやってきた。護衛するようにとの依頼を受けたが幕府からの謝礼金をもらってしまっては応じざるを得ない。
あなたの使命は【PC3、PC4を護衛すること】である。

【使命】
PC3、PC4を護衛すること

PC2 推奨:

【導入】
あなたは落陰村で劔(つるぎ)に家族のように育てられた。櫻とPC1はあなたの幼馴染であり、劔(つるぎ)から育てられた仲間でもある。
この誰も近付かない村に珍しく客人がやってきた。どんな用件だか分からないが依頼を受けたからには役目を果たさなければ。
それにしても街からやってきた調査人か、どのような者だか気になるな。
あなたの使命は【PC3、PC4を護衛すること】である。

【使命】
PC3、PC4を護衛すること

PC3 推奨:

【導入】
あなたは街に住んでおり、この度幕府から「落陰村の実態調査をして欲しい」という依頼を受け、この街にやってきた。
落陰村は、ここら一体では悪評を多く聞く。荒くれ者たちが近隣の旅人などを襲っている姿が目撃されており、なるべくなら関わり合いたくないところだ。
あなたの使命は【平穏に調査を終えて、街に帰ること】である。

【使命】
平穏に調査を終えて、街に帰ること

PC4 推奨:

【導入】
あなたは街に住んでいる学者である。この度幕府から「落陰村の実態調査をして欲しい」という依頼を受け、この街にやってきた。
なるほど、確かにこの村は不思議な場所だ。周囲の森や草木は枯れており、冷たく寂しい風が土煙を運んでくる。
そこに住む住民たちは荒くれ者ばかりだと聞いているが、護衛してくれる者が居るようだ。ならば安心しても良いだろう。
あなたの使命は【落陰村を調査し、その調査結果を報告すること】である。

【使命】
落陰村を調査し、その調査結果を報告すること

NPCハンドアウト

落陰村 概要:山の中腹にある小さな山村。

【設定】
殺伐とし、喧嘩ばかりを繰り返す荒くれ者たち。
周囲の街や道中の旅人から金品を奪う盗賊たち、
残忍に対象を殺し恐れられているゴロツキたち。
そんな連中が集まり、力を持った劍(つるぎ)が実行支配をしている。
建物は荒れており、田畑も作物が育つ状態ではない、川水は汚染され飲める状態ではない。
村人たちは貧しい生活を余儀なくされており、強奪行為も生きるための手段なのかもしれない。

【使命】
???

櫻(さくら) 概要:落陰村の巫女

【設定】
落陰村に生まれたが、幼い頃に両親が亡くなり身寄りがなかった彼女を劍(つるぎ)が育ててくれた。PC1とPC2とは幼馴染である。
この村では珍しく争いごとを極端に嫌っており、盗みや殺しを行ったことがない。
そのため貧しい暮らしをしている落陰村の中でもとびきり苦しい生活を送っており、日に日にやせ細っている。
何とか今日までは周囲の支援などもあり生き長らえることが出来ているが、それも永久ではないだろう。
それでも彼女は意思を貫く。村にある唯一の神社に1日も欠かさず立ち、神に祈りを捧げている。
使命は【盗賊行為を行わないこと】である。

【使命】
盗賊行為を行わないこと

劔(つるぎ) 概要:落陰村の上忍

【設定】
落陰村で生まれ育った。幼少期からその類い希な才能を開花させ、力と統治力を発揮していた。
若いながらも乱破の上忍であり、幼少期から身寄りのなかった同年代のPC1、PC2、櫻(さくら)を育ててきた。
村の者たちが悪事を働く際に、それが度が過ぎたものにならないように抑止しコントロールする武力として存在しており、村を実行支配している。
盗みや殺しを行うことに罪悪感を覚えていないわけではないが、生きていくために致し方なしと割り切っている。
だが悪に染まらずとも生き残る術があるのなら。と模索し続けている。
彼の使命は【この村の者たちを生き長らえさせること】である。

【使命】
この村の者たちを生き長らえさせること