現代の吸血姫は安楽椅子探偵に憧れる

タイプ:対立型

人数:5

リミット:3

舞台:現代

シーン表:通常+都市+館

シークエンス:通常

製作:翡翠 蒼輝

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トレーラー的なやつ

 これは安楽椅子探偵に憧れる吸血鬼のお姫様とちょっと不可思議な殺人事件のお話。
 時は現代。ひっそりとではあるが人外の者も存在している。そんなシノビたちの世の中。
 頭は悪くない。どちらかと言えば行動的。だけど、それでも憧れというものはある。安楽椅子探偵。部屋から動かず、伝え聞いた情報を以て事件を解決するという探偵。

「むぅ……面倒くさい、直接殴りに行くか?」

「安楽椅子探偵が殴り込みかけないでください!」

導入

【PC1】
 貴方は上司であるアザレアクト・ファレイスに呼び出された。どうやら面白そうな事件が発生したらしく、彼女は興味津々だ。彼女は貴方に事件現場に行き、情報を集めてくるように命じる。

【PC2、PC3、PC4、PC5】
 近くで殺人事件が起こったらしく、PC2は現場に呼び出された。しかし、警官たちが慌てふためいている。どういうことか聞いてみると、現場から死体が消失したのだという。すぐそばには事件現場近くにいたPC3、PC4とPC5がいた。話を聞いてみてもいいかもしれない。

 PC1が現場に到着すると、警察官たちがやや虚ろな表情をしている。これなら難なく現場に入れそうだ。どうしたことだろうとPCたちがいぶかしんでいると、PC1に電話がかかってくる。
「ワシの力で一般人を無力化しておいた。存分に調べるがよい。あ、でもシノビには効かぬから、普通に動ける奴らはシノビじゃ。何か知っておるかもしれんから、そちらも頼むぞ」
 と言って電話を切られる。
 はてさて、捜査開始ですかね。

レギュレーション

階級:中忍頭
功績点:8点まで使用可。新規作成の場合は4点配布
・背景あり
・下位流派あり
・死亡背景ととどめ、最後の一撃、遺言禁止
・忍秘伝改、正忍記あり
・詩才、ニンジャファイター禁止
・奥義開発あり
・忍具購入は2つまで
・従者なし
・儀式忍法なし

ハウスルール

・肉薄修正なし
・開祖による名前の変更は文字数制限なし
・特例修得の忍法は元となった忍法が呪いなどで消えた場合に未修得の扱いとする
(元となった忍法が再び修得状態になった場合、特例修得の忍法も戻る)
・追加忍法による特例修得不可(教導、貪狼など)
・【開祖忍道】、【開祖鬼影】、【悪食+肉風船】、【病殺】、【鏡地獄+猟犬】、【艶花】、【秘棺】、【怨霊】の禁止
・【鳳凰】【北斗】の生命力の判断は目標にした時に行う(目標にされてから生命力を回復しても目標になったまま)。
・【魔眼】は【風饗】【連撃】【岩宿】【式神】などでもう一度使用した場合は目標の制限はリセットされる(目標制限は【魔眼】の効果で連続攻撃しているときのみ)。
・後出し忍法研究の禁止
・スぺ下限値9
・あらゆる判定にかけられる補正は合計が±4まで(矢止めの術や天国のような自身の判定にマイナス補正をかけるものは例外とする)
・猛毒、飢餓は判定をそれぞれ別として判定する
(猛毒、飢餓を両方受けていた場合でもどちらも受ける、どちらも受けないという可能性がある)
・火達磨が累積した場合、上昇するF値は1までで受けるダメージが増加する
・特技の判定は現在所持している中で一番近いものから判定する
・同じ戦場の効果は累積しない
・キャラ設定のための固定背景フレーバー持ち込み可(シナリオに関係ないキャラへの《絆》など)。これらの効果は適用されず、使用功績点にも含まれない。(ただし背景としては数えるため、例えば中忍頭の場合、《絆》を含めて長所を3つまでしか獲得できない)
・サポート忍法は手番中であれば即適用。その他はプロット終了時に適用とする。(大権現や水晶眼は使用した本人の手番中であれば適用されるが、同プロットの攻撃の回避には適用されない)(同理由により海原→水計は可能だが、水中が適用されるようになるのはプロット終了時となる)
・【魔拳】は4回命中判定を行い、最大4点とする。
・【完全成功】は《響き》や《輝き》の改造をしていた場合でも回避目標値10以上の必中や笹貫でも回避成功になる。
・奥義破り→相克→天国→滅び の順で処理を行う。
・幻夢殿は【幻夢殿】という戦場として扱い、極意などの効果は乗らないものとする。
・同種の妖魔武器の複数所持は不可。ただし使用してからの獲得や別種の妖魔武器は獲得可能。

ハンドアウト

PC1 推奨:

【導入】
 貴方は自称安楽椅子探偵の吸血鬼『アザレアクト・ファレイス』の助手である。貴方の使命は事件を解決することである。

【使命】
事件を解決すること

PC2 推奨:

【導入】
 貴方は警察関係者である。この事件、私が解決するしかあるまい! 貴方の使命は事件を解決することである。

【使命】
事件を解決すること

PC3 推奨:

【導入】
 貴方はアザレアクト・ファレイスの友人である。なにやらアザレアが面白そうなことを始めたらしい。あ、そうだ。やろうとしてること横取りしたら面白そう。貴方の使命は事件を解決することである。

【使命】
事件を解決すること

PC4 推奨:

【導入】
 貴方は事件に巻き込まれた市民である。貴方の使命は無実を証明することである。

【使命】
無実を証明する

PC5 推奨:

【導入】
 貴方は事件に巻き込まれた市民である。貴方の使命は無実を証明することである。

【使命】
無実を証明することである。

NPCハンドアウト

 概要:アザレアクト・ファレイス

【設定】
 太古から存在する吸血鬼。長く生きる中で暇を持て余しており、世界中で発生する事件やオカルティックな話題に目がない。以前は自分で現場に出向いては遊んで(荒らして)いたのだが、とある安楽椅子探偵の小説を読んでからその姿に憧れるようになる。

【使命】

 概要:事件現場

【設定】
 事件が起きた現場。事件は現場で起こっているんだ!

【使命】

 概要:エニグマ:何者かの証拠

【設定】
 遺留品が持ち去られたかのような跡がある……。

【使命】