追討

タイプ:協力型

人数:PL1人(+剣魂役サブGM1人※必須ではない)

リミット:6サイクル

舞台:現代編

シーン表:通常シーン表

製作:公式(河嶋陶一朗 様)

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導入

大業物を守る刀守の家系である遠野家は、厄災の大業物「長恨歌(ちょうごんか)」を守っていた。
PC1は遠野家の遠野墨庵(とおのぼくあん)に引き取られ、跡継ぎとして育てられた。
ある日、PC1が所用から遠野家に戻ると、護衛の下忍も、墨庵も、全てが血塗れで斬り伏せられていた。墨庵はPC1に、刀を頼むと告げ、息絶える。
PC1は語りかける何者かの声を聞き、傍に落ちていた疵ついた見知らぬ刀を拾う。語りかける者の正体はこの刀の剣魂「借眼公(しゃくがんこう)」だった。「借眼公」が言うには、自分は遠野家が密かに守っていた大業物であり、「長恨歌」の弟刀なのだという。顔に刺青をした女が墨庵を襲い、自分は墨庵と共に戦ったが敗れ、厄災の大業物である「長恨歌」は奪われてしまったとも明かす。
墨庵を弔ったPC1に、鞍馬神流の近衛登久子は、襲撃した女の正体は血盟「埒外(らちがい)」の首魁の薬師丸(やくしまる)なる者ではないかと伝える。「埒外」は鞍馬神流の抜け忍で構成された外道の輩であり、「六師外道」の一派とも目されている。
「長恨歌」のもたらす災いを防ぐため──師である墨庵の仇討のため──刀守と剣魂の、一年に渡る追討(ついとう)の旅が始まる。

レギュレーション

【レギュレーション】
使用ルルブ:大判基本改訂 推奨
必須サプリ:流派ブック鞍馬神流
使用可能サプリ:忍秘伝、正忍記、改訂スタブ上下(新忍法のみ)、流派ブック(比良坂、御斎、ハグレ、隠忍)

人数:PL1人、剣魂役サブGM1人(※必須ではない)
タイプ:協力型
舞台:現代編
リミット:6サイクル
シーン表:通常シーン表
階級:中忍(新規限定)
功績点:使用および消費の合計上限6点まで。新規作成時6点を配布。
有り:下位流派、背景、奥義開発(多重含む)、忍具購入、特殊エネミー(生命力のルールをPCと同様に扱うエネミー)、剣魂、機動戦闘、戦場効果の選択、忍百景、外道忍法
無し:従者、一般人、肉薄修正、儀式忍法、工作、統合判定、半忍、独自流派等、有りに書いていないもの。

注意事項

・メインフェイズ戦闘が頻発するシナリオです。
・シナリオ上必要な【居所】は条件を満たすことで自動的に獲得します。【居所】を獲得する効果や、【居所】を消去する効果を、使用したり持ち込んだりしないでください。

「剣魂」役のサブGM参加者について

通過者推奨とし、剣魂役のサブGMの参加を許可する。
原則として、RPおよび感情修正のみを行える。

自分は「借眼公(しゃくがんこう)」という遠野家が密かに守っていた望も知らない大業物であり、「長恨歌」の弟刀であること。
顔に刺青をした女と配下4人が墨庵を襲い、墨庵と自分を使って女と1対1で戦ったが敗れ、「長恨歌」は奪われてしまった。
兄刀の約祭を止めたい。

ハンドアウト

PC1 推奨:鞍馬神流

【導入】
あなたは、刀守である遠野墨庵の弟子だ。師は厳しくも優しい人物で、幼い頃からあなたを育ててくれた。あなたはいずれは師のあとを継いで、次代の刀守となるために修行の日々を送っていた。
ある日、何者かによって師が殺され、大業物 「長恨歌」を奪われてしまった。あなたは、追討の旅に出ることにした。

【使命】
あなたの【使命】は師の仇をとり、「長恨歌」を取り戻すことである。

NPCハンドアウト

借眼公 概要:

【設定】
秘密◯ 居所✕ 感情◯
プライズ。PC1が所持している。
遠野墨庵が持つ大業物に宿る剣魂で、「長恨歌」の弟刀だ。兄刀である「長恨歌」は妖刀と呼ばれており、放っておけば表の世に災いをもたらすだろう。弟刀として、それは止めなければならない。
このキャラクターはいかなる戦闘でも勝者とも敗者とも扱わず、戦果を取られることはない。
信念は「忠」。

【使命】
借眼公の【使命】は「長恨歌」を止め、 再び封じることである。

「刀狩り」薬師丸 概要:

【設定】
秘密✕ 居所◯ 感情◯
血盟「埒外」を率いる女剣士。様々な妖刀や魔剣を集めては、その剣魂が伝える技を身につけている。信念は「凶」。
薬師丸はプライズ「長恨歌」を所持している。「長恨歌」の信念は「凶」であり、薬師丸に対し「怒り」の【感情】を獲得している。
このキャラクターの【居所】は条件を満たすことでしか獲得できない。
PCがメインフェイズ終了までにこのキャラクターの【居所】を獲得しなければ、クライマックスフェイズが発生せずにセッションは終了する。メインフェイズ終了までに【居所】を獲得したのであれば、メインフェイズ終了を待たずして、クライマックスフェイズに移行することも選べる。

【使命】