「フハハハハハ!!どうやら術は成功したようだな!」
唐突に響く笑い声。四人が振り向くと、そこには巨大なドラゴン……妖魔がいた。
ここは高さ10メートルほどの大きな洞窟の中。
ドラゴンはその巨大な洞窟の天井に届きそうなほどの大きさだが、相対する四人は臆することなく戦闘態勢に移行する。
そう、PC達はシノビであった。
今すぐにだって高速機動で戦闘を始めることができる。始めることができる……が……。
「さあ、戦いを始めようではないか。もっとも……」
目の前のドラゴンは何者だ?他の3人のシノビは一体誰だ?いや、そもそも……。
「貴様等に”戦う理由”があればの話しだがな!!」
自分はなぜここにいるんだ?