蠱毒　百蟲を相争わせ　その残りを呪へと昇華せしめんと欲する外法
かつて　この理を用い　人より魔を創らんとするモノがあった

「何故、シノビは異能のチカラがある？」

幾度も彼は問うた　過去に　己に　世界に
そしてその考えへと至った
シノビガミの欠片は数多のシノビの内にあるのだ
なればこそ　神を創るには

「ここに集まった強きものどもには――」

その智を　その武を
その仁を　その血を
その心を　その魔を以て

「――子づくりしてもらいます」

そう彼は言った
確かに　そう言った

忍術バトルＲＰＧシノビガミ「それエロトラップ断城じゃん！」

アホかあの斜歯まじ殺す

シナリオ：Isaak.S
イラスト：じんらい
レギュレーション：現代退魔編
シナリオタイプ：協力型
リミット：３以上
プレイヤー人数：２
階級：中忍（新規）
シーン表：なし（「断城シーン」使用のため）
ルールブック：基本ルールブック、流派ブック鞍馬神流（ＧＭが斜歯ブックを持っている場合ＮＰＣデータを「無貌博士２．０」に変更する。）
追加ルール使用：断城ルール（※特記④）
追加ルール使用不可：なし
特記①：プライズに【秘密】がある場合、プライズを獲得した時にその【秘密】は自動的に獲得できます。プライズの【秘密】はそのプライズの所持者でなくても「情報判定」が行えます。
特記②：【感情】を書き換える、および【感情】をコストとする【忍法】・【背景】・その他一切のルールは使用しないものとしてください。
特記③：区画の【秘密】は、その区画を舞台として選択していないと調べることができません。
特記④（注意）：このシナリオは各種性的指向（嗜好）を貶める意図はなく、またこのシナリオを用いてハラスメント行為が行われることは制作者の本意ではありません。シナリオ概要・【使命】・【秘密】などを参照の上、各種地雷チェックシートなどを用いるなどの対策をしながら、適宜用法用量を守ってお楽しみください。

舞台はエロマンガ島地下に存在する断城〈桃色天蓋〉です。断城ルールを使用するため、基本的にはシーン表を使用しない点に注意しましょう。

本作はシノビガミ15周年記念シナリオアンソロジー「忍十五夜」に収録されているシナリオです。シナリオの詳細な解説文は忍十五夜に記載されています。

【導入】
あなたはＰＣ②の相棒である。あなたには【無貌博士】の実験体88号として改造された過去がある。そんな自分を気にせずに相棒として過ごしてくれるＰＣ②のことを大事に思っている。そんな二人の前に新たな無貌博士の計画が知らされる。
上層部は実験体として改造されたあなたを用いてその計画を阻止しようとしているようだ。
ＰＣ①の【使命】は「無貌博士の計画を阻止する」ことである。
ところで断城に入ってから頭の上に表示されているこの〈ＹＰ〉：１とはなんだろうか？

【使命】
無貌博士の計画を阻止する

【導入】
あなたはＰＣ①の相棒である。新横浜で起きた吸血鬼**愛があれば性別なんて関係ないよね**による事件を解決したが、やはりそれはあなたにとって因縁深い【無貌博士】の仕業だった。どうやら無貌博士はエロマンガ島の地下にある断城〈桃色天蓋〉で100名のシノビを使った蠱毒の儀式と行い、それによりシノビガミを復活させようとしているようだ。
これを知った上層部は、実験体88号だった過去を持つＰＣ①を送り込み、内側からその計画を阻止しようと思っているようだ。ＰＣ①のつらい過去をそのように扱う上層部は許せない。
ＰＣ②の【使命】は「ＰＣ①を護る」ことだ。
ところで断城に入ってから頭の上に表示されているこの〈ＹＰ〉：１とはなんだろうか？

【使命】
ＰＣ①を護る

【設定】
僕がエロマンガ島の地下に断城〈桃色天蓋〉を築いた張本人であり、そして超天才な魔界工学博士だよ～ん。もしもＧＭが「シノビガミ流派ブック 斜歯忍軍」を所持している場合は僕のデータを「無貌博士２．０」にアップデートすること。
僕は実験体88号とそのおまけのＰＣ②がエロマンガ島まできたことを察知し、先んじて彼らを新たな実験体にせんとこの断城の中へと投入した。この断城の中に満ち溢れる〈ＹＰ〉は僕を新たな地平へと導いてくれるはず。僕はこの断城最奥の研究室にいるので呼ばれてもシーンに登場することはない。絶対ヤダ。
【無貌博士】の【使命】は「新たなシノビガミを生み出す」ことだ。いや、**だった……**。


【使命】
新たなシノビガミを生み出す