遥か昔、恐るべき力を秘めた妖魔がいた。
五人の忍者が協力し、これを水晶の珠に封じ込めるに成功した。
五人の忍者は、その内に強大な力を秘めることになったその珠を、守っていくことを誓った。
「双炎の珠」と名付けられたその二つの珠にまつわる伝承を、子々孫々へと伝えていくようにと誓い合ったのだ。
なぜならば彼らは、「双炎の珠」に封じられた力はやがれよみがえることを知っていたからだ。
よみがえる時とは、三日後の満月の夜。よみがえる地とは、「双炎の珠」が生まれた場所とされる海比良の崖。
そして、二つの「双炎の珠」は、それぞれ一人の忍者が子孫へと伝えることとなった。