神楽八十神追

タイプ:対立型

人数:4人

リミット:3サイクル

舞台:現代

シーン表:堅洲の里シーン表

シークエンス:通常

製作:水面@37m0pen

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あらすじ

現シノビガミの力を維持し、現世を人のものとする儀式――神楽八十神追。
比良坂機関の下に執り行われる国守のその儀式が今宵、執り行われようとしていた。

鬱蒼と木々の生い茂る堅洲の里。
本来、隠忍の血族の隠れ里だが、今宵は新月、静謐な死の気配に沈む異界と化す。

それぞれ八千矛、姫、八十神の役割を演じ、その儀式を完遂、あるいは破壊を試みる。
しかし、そこにいるはずのないもう一人の忍者が現れ――。

シノビガミ『神楽八十神追』

神楽の果てに昇る日は誰が為のものになるものか。

レギュレーション

プライズについて
・プライズは特定条件下でしか受け渡しできない
・禁止されていないかぎり、戦果として奪うことはできる
・プライズの秘密は、プライズを所持している者の秘密を知っている場合のみ調べられる

クライマックスフェイズの勝者は、脱落した者の生殺与奪の権を持つ。

(シナリオ上必要なレギュレーションしか記載していません。
 それ以外は各自レギュレーションをご規定してください)

※推奨の欄について、限定しないでプレイすることができます。性別の限定は儀式の『らしさ』について、流派の限定はシノビガミの設定についてのものであり、則らなければシナリオが成立しないものではありません。

堅洲の里シーン表 2d6

2:墓標。儀式『神楽八十神追』で死んでいった隠忍たちを祀るものだ。
3:洞穴。些細な割れ目のような入り口だが、中は広い。完全な闇が滴る。
4:戦場。岩を抉る刃の跡が、これまでの忍たちの戦いの凄まじさを物語る。
5:集落。そのまま里の者の営みが残っており、細々と、しかし平穏な暮らしをしていたことが窺える。
6:木々。鬱蒼と生い茂る。どこまでも奥があり、深い闇へと招く。
7:祭壇。一切の明かりは消えて、人気はない。
8:草原。青く暗い満月が空にあり、風が吹けば草がさざめく。
9:廃墟。以前の儀式で朽ち果てた家屋が残存している。
10:小川。白々と、草木をかきわけるように流れる。
11:湖沼。冷気がわき上がり、熱という生命の灯火を啜る。
12:暗闇。明かりが届かぬ、果ての果て。

ハンドアウト

PC1 八千矛 推奨:鞍馬神流・男

【導入】
あなたは50年に1度、比良坂機関の下に執り行われる国守の儀式『神楽八十神追』の担い手として生まれ、研鑽してきた。配役は『八千矛』。国を造りし武神として、国に仇をなす『八十神を討ち、世界を守ること』が使命だ。

【使命】
八十神を討ち、世界を守る。

PC2 姫君 推奨:比良坂機関・女

【導入】
あなたは50年に1度の国守の儀式『神楽八十神追』を執り行う巫女として生まれ、この日に向けて準備してきた。配役は『姫君』。冥府に住まう姫君として、『八千矛に神器を与えること』が使命だ。

【使命】
八千矛に神器を与える。

PC3 八十神 推奨:隠忍の血統

【導入】
あなたは比良坂機関の監視下に置かれ、ある程度の自由を保証される代わりに、50年に1度、最も力のある者を儀式『神楽八十神追』に差し出すことを義務付けられた隠忍の血族の里、堅洲の里に育った。あなたはその儀式に選ばれ、『八十神』の配役を与えられた。国に背きしまつろわぬものとして、八千矛に討たれることを宿命づけられている。
しかしただ討たれるばかりではない。抵抗は認められている。あなたが八千矛を返り討ちにすれば、儀式によって維持される現シノビガミの力を砕き、まつろわぬものの時代を築くことができるだろう。あなたの使命は『八千矛を討ち、世界を変えること』だ。

【使命】
八千矛を討ち、世界を変える。

PC4 観客 推奨:鞍馬神流または比良坂機関・女

【導入】
あなたは八千矛または姫君(両方でもよい)と身近な存在だ。国の存続に関わる重要な儀式の担い手を隣で支えてきた。儀式『神楽八十神追』においての配役はない。儀式の開始をもって、あとは儀式の完遂を待ち見守るだけの立場のはずなのだが、開始と共にあなたもまた堅洲の里に召喚された。里は儀式完遂まで閉ざされ、開くことは許されない。あなたの使命は観客として、『儀式が完遂するのを見守ること』だ。

【使命】
儀式が完遂するのを見守る。

NPCハンドアウト