2:墓標。儀式『神楽八十神追』で死んでいった隠忍たちを祀るものだ。
3:洞穴。些細な割れ目のような入り口だが、中は広い。完全な闇が滴る。
4:戦場。岩を抉る刃の跡が、これまでの忍たちの戦いの凄まじさを物語る。
5:集落。そのまま里の者の営みが残っており、細々と、しかし平穏な暮らしをしていたことが窺える。
6:木々。鬱蒼と生い茂る。どこまでも奥があり、深い闇へと招く。
7:祭壇。一切の明かりは消えて、人気はない。
8:草原。青く暗い満月が空にあり、風が吹けば草がさざめく。
9:廃墟。以前の儀式で朽ち果てた家屋が残存している。
10:小川。白々と、草木をかきわけるように流れる。
11:湖沼。冷気がわき上がり、熱という生命の灯火を啜る。
12:暗闇。明かりが届かぬ、果ての果て。