夢のあと

タイプ:特殊型

人数:2

リミット:1

舞台:現代退魔

シーン表:出島Yシーン

ボス:???

製作:ふれの

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トレーラー

それは夢。彩り豊かに輝く美しき世界。
それは幻。存在を確認出来た者はいない世界。
それは混沌。この世ならざる異界の理が交差する世界。

それは出島。この世から切り離された場所。
それは夢。どこにもないけど、確かにある。

出島と呼ばれる異世界。生きて帰った者は居ない。
だがそれでも抗おう。君には帰るべき場所があるのだ。

夢よ どうか 覚めないで
きみは 願う けれど

レギュレーション

新規中忍推奨。
PC1のみ継続を許可するが、GMと他PLで要相談。
ロストの危険性が非常に高いです。

あり:下位流派、背景、奥義開発、忍秘伝、正忍記
なし:一般人、従者、儀式忍法、血盟忍法、最期の一撃(遺言)

舞台背景《出島》

※出島シーン表の雰囲気とは大きく異なります。

PC1が流れ着いたとある島。そこは出島と呼ばれる地域だった。
かつての儀で、異界と混ざり合い魔界と化してしまった地。
一体どれだけ禍々しい場所かと景色を見渡す。

そこには、大きな川が流れ、豊かな自然が育っている。
山には草花、森には動物たち、海には魚やカモメ、町には生活する人々。
観光地かと見間違うような穏やかな雰囲気。噂されていた世界と全く違う。

だが、妖魔や渡来人たちの往来も見える。
確かに魔界であることには違いないようだ。
だがPC2を始め、その生活様式はキミたちの知るそれとさほど変わらない。

PC1が島に来てひと月後に、夜の月が影と重なる《月食》が起きるようだ。
島では不吉の象徴として言い伝えられており、家から出る者は居ない。
(クライマックスフェイズは月食時となります)

導入①

PC1はとある忍務に赴き、祖国を離れ、遠い地に旅立っていた。
やっとの思いで忍務を終え、故郷へと帰る航路。

「そういや、もうすぐ例の地点を抜けるな。
 出島が観測されたとかいう噂の場所を。
 まあ何も起こりゃしないだろうが」

楽観的な予想に反して、突如として海は暴れ始める。
こんなところで海に沈んでなるものか。
そう意気込むも、視界は黒く染まっていく……。

導入②

島に住むPC2は海辺を散歩していると、浜辺で倒れるPC1を見つける。
連れ帰って看病すること数日。何とかPC1は意識を取り戻した。

島の外からPC1、島に住むPC2。違う世界に住む者たち。
それが、二人の出会いでした。

シーン表(出島シーン表Y)

1.白い砂浜、青い空と海。さざ波の音を聞きながら地平線の向こう側へ想いを馳せる。海岸を飛び交うカモメだけがあなたたちの目撃者だ。

2.PC2の自宅。穏やかな時間が流れていき心身に安息を与えてくれる。外の世界も島の中も変わらず時計の針は未来へ歩いていく。

3.活気溢れる町並み。行き交う人たちに混じる妖魔や異形の渡来人たちがここが現世でないと知らせるが、立ち並ぶ建物は外の世界とさほど違いはない。

4.木漏れ日の差し込む森の中。歩き進んだ先には河原が広がっている。賑やかな町から離れたその場では、耳に届くのは渓流の音と君の声だけ。

5.見渡す限り一面に広がる大草原。足元を駆け抜けていく雲の影、あなたたちを追い越していく風たちは、この島の広大さを語り掛けてくる。

6.ゆっくりと時が流れる月下の一幕。二人して眠れずに共に越える夜はいつもと違って見えた。今宵は忘れられない特別な夜になりそうだ。

ハンドアウト

PC1 推奨:故郷を目指す者

【導入】
あなたは海外での忍務を終え、帰国中の航路で大嵐に巻き込まる。
暗転する意識の中、とある島へと流れ着いた。
そこは生きて帰ったものは居ない、切り離された異界「出島」であった。
あなたを見つめるPC2。ありがとう、君が居ると少し不安が消えていく。
何とかこの島から脱出しなければ。こんなところで死んでなるものか!

あなたの使命は【この島から脱出すること】である。

【使命】
この島から脱出すること

PC2 推奨:島に住む者

【導入】
あなたはこの島で生まれ育ち、外の世界という概念を持っていなかった
ある日、海岸に打ち上げられたPC1を見つけ看病することとなる。
外の世界というう存在を知り、PC1の話に興味を惹かれていった。
君が島を脱出したいというのであればできる限り力になってあげたい。
君の住む町に行ってみたいな。ねえPC1、島の外はどんな場所?

あなたの使命は【PC1をこの島から連れ出すこと】である。

【使命】
PC1をこの島から連れ出すこと

NPCハンドアウト

出島 概要:切り離された異界

【設定】
魔界とは思えないような穏やかな世界。
だが、一般人に紛れて渡来人が生活し、動物に紛れて妖魔が生きている。
違った理を持った場所であることは間違いないだろう。
島の中央には《ジン》という異界の神が祀られた神社がある。

どれだけ沖に泳ごうとも、この島から離れることはできない。
だれだけの時を過ごそうとも船や飛行機が通り掛かる気配はない。

【使命】