今よりずっとずっと昔のこと
まだ大地が太陽ではなく神様に照らされていたころ
この世界は竜と人が仲良く暮らしていました
竜は人間が危ないことをすると助け 叱ってくれました
人間はまだ生まれて幼かったので 竜たちは毎日大忙し
やがて時が流れ 人間が大きくなり 危ないことをしなくなると
神様も竜も安心して 遠くから見守ることを決めました
しかし、人間はお互いに争い合い、ついには自分達を滅ぼしてしまいます
竜達は悲しみました。どうして人は愚かなのだろうと
竜達は考えました やがて 一つの答えにたどり着きました
人類を守るためには 彼らに自由を与えてはいけないと
駕籠の中に入れ 守るべきなのだと