トレーラー 二百八十四番目の女。管楽、御簾、寵愛の世界に足を入れた。一歩近づけば郷が遠のき、一息吸えば奥が迎える。愛しい父母を背に置いて、残した想いを捨てほどく。その央に座すは一人の男。二百と八十と三の閨を持つ皇である。悦び歌うがいい────シノビガミシナリオ『THE EMPEROR』────貴女は天に選ばれた。
導入 舞台は比良坂の大王宮「旭殿」。ここでは神の子孫とされる帝とその血筋を守るための数多くの妃が暮らしていた。284番目の妻として帝に娶られたPC1は正妻・穂や召使いたちに手伝われながら「旭殿」へと馴染んでいく。
PC1 推奨:女、10代後半〜20代前半 【導入】 あなたは284番目の妻として帝に娶られた女性だ。帝に娶られることは神に選ばれることと同義であり、最高の栄誉である。田舎の両親のためにも一生懸命お務めを果たさなければ。 【使命】帝の妻としての務めを果たす。
PC2 推奨:男、10代後半〜20代前半 【導入】 あなたは「旭殿」で働く見習い召使いだ。PC1と同時期に「旭殿」にやってきたあなただが、失敗ばかりしては先輩の召使いたちにどやされる日々だ。早く一人前になりたい……。 【使命】一人前の召使いになる。
PC3 推奨: 【導入】 あなたは「旭殿」で暮らして長い召使いであり、帝の正妻・穂の身の回りの世話をしている。今回、穂は帝が新しい妻を娶ったということで新妻であるPC1に親切にしようと試みている。その召使いであるあなたもPC1が困った際には助けよ、という命を穂から受けているためその務めを全うしたい。 【使命】穂、PC1を助ける
帝 概要: 【設定】 神の子孫とされる人物。基本的には表に出ることはなく、「旭殿」最奥の帝の間で御簾を通した彼の姿を見ることになるだろう。容姿は仮面をかぶった和装の男。謎多き人物だが、柔和で親しみやすく、あまり不明点が多いことによる不安や不信は感じられない。このNPCには秘密、感情は存在するが居所は存在しない。また、PC1、正妻・穂に対して「愛情+」の感情を取得している。 【使命】神の血筋を守る。
旭殿(きょくでん) 概要:情報 【設定】 神の子孫とされる帝とその妃たちが暮らしている王宮。造りはまるで平安時代の宮と中華の王宮を合わせたかのような華やかで美しいと同時に異様な様子をしており、まるで異界に来たような雰囲気を感じさせる。秘密が存在する。旭殿の秘密に対しては「帝」の秘密を取得していなければ情報判定を行うことができない。 【使命】
黒い噂 概要:情報 【設定】 最近新しく帝の妻としてやってきた女性がことごとく王宮までの道で行方不明になったり、旅の途中で変死体で発見されたり、王宮内で毒殺されたりしている、という噂。まことしやかに噂されているが真偽は不明である。黒い噂の秘密に対しては「旭殿」の秘密を取得していなければ情報判定を行うことができない。 【使命】
正妻・穂(ほ) 概要: 【設定】 帝の正妻。他の帝の妻たちに対しては母のように温和で優しい態度で接しており、新しくやってきた女性に対しても率先して困らないように手助けする。「旭殿」に広まり始めている黒い噂には「旭殿」の品格を落とすような噂を軽率にすべきでないと怒り憂いている。このNPCには秘密、感情は存在するが居所は存在しない。穂の秘密に対しては「黒い噂」の秘密を取得していなければ情報判定を行うことができない。また、帝に対して「愛情+」の感情を取得している。 【使命】帝の正妻としての務めを果たす。
猛田 先(たけだ さき) 概要: 【設定】 「旭殿」を不定期に出入りしている謎の男。召使いからも咎められる様子はないために許可を得て「旭殿」に来ているようだがPCたちにはその存在は知らされておらず、「旭殿」で何をしているのかも不明である。言動は親切で丁寧だが、その裏にどこか隠しきれない野心と利己心が見て取れる。このNPCには秘密、感情は存在するが居所は存在しない。先の秘密に対しては「黒い噂」の秘密を取得していなければ情報判定を行うことができない。 【使命】???