このシナリオのレギュレーションは現代編/退魔編です。
ただし、ゲームマスターの判断によって、時代背景などは変更しても構いません。
このシナリオは、PC達の使命や選択肢によってキャラロスト(殺害)要素を含みます。
なので、プレイヤーにはキャラロストを了承の上、パラレル扱いにするのか、それとも他者に力(功績点)を引き渡すのかは、ゲームマスター判断か仲間内での相談などで決めることを推奨します。
「封印の儀式」の詰み条件は、メインフェイズ中(クライマックスになるまで)に「桜印の神子」の死亡、かつPCの誰か1人の完全なる死亡です。
なのでメインフェイズでPCが生命力0になった場合は、まだ完全に死亡していないとし、倒したPCの取得物にするか、クライマックスフェイズでは生きているが最終的に意思表示だけで殺されるにしても良いかもしれません。
作者としては、全PCクライマックスフェイズまで生き残ってくれると期待しますが、万が一はありますので、その場合はゲームマスターの判断で遊んでください。
ゲームマスターが難易度上げたいなら、詰みにしても構いません。
ちなみに「桜印の神子」は、メインフェイズで生命力0になった場合はいかなる状態でも完全なる死亡とします。
このシナリオでは、PCは「100歳以下」を推奨としています。
100歳以下というのは、100年ほど前に起きた一世代前の封印の儀式を知らないためです。
どうしても100歳以上の鬼の血統にしたいということならば、ゲームマスターの判断で後天的に痣が発現した、一世代前の封印の儀式には五家が揃っていなかった、一世代前の封印の儀式にも関わっていたが記憶を失っている、水面が事件を起したのは一世代前よりも以前だなど、秘密や使命などを改変してくれても構いません。
なお、推奨に書いている流派はそうであってもなくても構いません。ハンドアウトの考え方として、その流派っぽい程度の理由です。
このシナリオでは、調査できるNPCと秘密が多めなので、リミットの3サイクル終了までに全ての秘密を取得することは困難な設計となっています。
しかし各PCが本当の使命を達成するために全ての秘密を取得する必要はなく、余程のことがない限りクライマックスフェイズで何も出来ない程情報が集まらないということはないと思いますので、取得できていない秘密がシナリオ終了時にあるのが仕様となります。
全PCが情報が集まっておらずクライマックスフェイズでどうしようもなければ、ゲームマスターの判断で4サイクル目をおこなっても構いません。(※3サイクル目後に「満月の日になったが、情けない結果になりそうか。夜まで時間が少しある。最後まで手を尽くせ」とか里の長に伝えさせると良いでしょう)
このシナリオの舞台となる「桜咲の地」は小さな集落で、翁の屋敷は山の奥にあり、少し下がったところに商店街や住宅がいくつかある程度です。
シーン表を使用する場合は、「シーン表(p236)」を使用してください。
このシナリオはテストプレイ等を行っていないので、不便や納得できない部分があれば改変・改造推奨です。
また、「偽五家を入れたい」等の秘密の改変、「実は藤野がラスボス」等のNPCの役割変更シャッフルなどは好きに行ってください。