サロメ・シンドローム

タイプ:特殊型

人数:2人(GMレス可)

リミット:2

舞台:現代閨合戦

シーン表:斜歯監禁シーン表

製作:じんらい

ツイート

トレーラー

もう何日が過ぎたのかはわからないがそれは移籍初日の事であった。
配属された新しいラボ、促されるままに入った無菌室。ガラス越しの上司は言う。

「いやぁ鍔鑿以外のサンプルが欲しくてね。大丈夫、大事に飼ってあげるよ。寝る時は見たい夢を見させてあげる。」

己が本能が全力をもって警鐘を鳴らす。


 シノビガミ『サロメ・シンドローム』

欲に隷属する者なれば、儘ならぬ渇望で穿ち妄執のままに愛づるのみ。

概要

クレイジーサイコ畜生斜歯を浴びるように摂取したくて作ったシナリオです。
機忍以外だってこういうベクトルの人権の無くし方してほしい。
選択次第でただれた雰囲気にもスナック感覚のコミカルサツバツニンジャバトルにもなると思います。「おおよそCERO:D」みたいな感覚です。

PL同士が「あんたとなら何やっても大丈夫やろ」と思える間柄であることを強く推奨します。

秘密の配布方法について

当シナリオは複数秘密からの選択制をとっています。
PLPCたちはそれぞれ対応する番号のA~Dから一つ【秘密】を選択します。
選んだ秘密がそのセッション内での【秘密】です。

この各4つの選択肢は、どのようなものがあるかの内容を伏せてダイスなどで一つ決めても良いし、4つ全ての内容を提示されその中からセッション開始前に一つ選択しても構いません。

このA~Dの選択についてはそれぞれ相手PLには秘匿で選択します。(※GMレスで配布の場合はシナリオURLを貼り、ランダム秘密なら選択した自分の番号・記号の秘密だけ、番号内任意記号選択なら自分のPC番号の秘密を一通りで、スクロールし内容を確認してください。シナリオの秘匿情報を閲覧状態にしただけでは秘密は読めないように下の方へ改行してあります。)

GM有りPL2人周回プレイの場合は「以前1-Aやったからそれ以外」みたいなのをGMに言うといいよ

レギュレーション/キャラクター作成

■2人用(GMレス可)/特殊型/現代編・閨合戦ルール使用
 (※通常の現代編でも可能。運用詳細は下段『レギュレーション/シナリオ進行』項目を参照)

■階級は問わないが、PC同士で同じ階級に合わせること。(中忍頭~上忍)

■使用ルールブック&サプリ:基本ルールブック改訂版、Role&Roll Vol.107【閨合戦】
 また、参加者全員が所持している限り上記以外のあらゆる追加ルールを採用可能。
 その際、採用範囲は参加者全員の認識を擦り合わせておくこと。
 (例:『流派ブック 鞍馬神流』を使用する→【戦場新効果】を使うか否か、等。)

 禁止事項については後述の『禁止』項目参照。

■禁止:
・背景「影弥勒の教え」「ニンジャファイター」、及び「師匠」「情報屋」等のNPCやエキストラが追加される背景
・従者
・血盟忍法
・儀式忍法
・自主的な【死亡】
・エニグマ

■背景「邪恋」は継続PCで既に修得している場合は可能。
 新規PCや継続PCがこのセッションに参加する為にリスペックして新た「邪恋」を修得する場合は、このセッションの相手となるPCを「邪恋」で指定するキャラクターにすること。
(元から持っているならともかく、【弱点】として機能しなくなるので)

■背景「闇の種族」について→サイクル毎に昼夜をランダム決定。クライマックスフェイズについても戦闘突入時に、他のどの判定よりも先にchoiceで昼夜を決める。

レギュレーション/シナリオ進行

■互いの【居所】は所持している状態で開始。

■当シナリオはゆるめ(肉体を傷つけず内部をメチャクチャにする・錯乱などの意味合いの為)の閨合戦ルールを適用していますが、通常の戦闘ルールでもプレイ可能です。

■メインフェイズの閨合戦時:ラウンド制限を3ラウンドとし、快感値チェックは1d6を使用。(※閨合戦で無い場合、ラウンド制限は大判記載のルールに合わせ2ラウンドとする)
 メインフェイズでの閨合戦で「勝者無し」の結果が出た場合、「勝者無し」の回数だけクライマックス戦闘開始時、両キャラクター共に「快感値」を得る。(一回につき1点)

■当シナリオでは屈服表の代わりにシナリオ付属の「臨界表」を振ります。
 通常の戦闘ルールで遊ぶ場合臨界表の特殊効果は適用されません。
 振るか振らないか自体は自由なので振りたいときに振れば良いんじゃないかな

■クライマックスフェイズの勝者は【戦果】として、「セッションに参加している任意の全PCに対する生殺与奪権」を持つことができる。

シーン表(視点はごちゃまぜ)・臨界表

▼斜歯監禁シーン表 (SLSN:1d6)
1:いくら叩いても喚いても硝子はびくともしない。
2:無菌室の中は病院のような白さだ。気を癒す為と与えられたモノの色が濃く浮いて異質だ。
3:被検体は部屋の隅に縮こまっている。随分と警戒されたものだ。
4:シーツにくるまり現実を遮断する。無駄にベッドの質は良い。
5:無菌室の中は常に適温に調整されている。暖かさも寒さもない中、肌を滑る指とメスの冷たさが忘れられない。
6:薬の効果が抜けきっていないのか浮遊感がある。このまま意識を手放してしまえば楽なのだろうが───

▼臨界表(EXTC:2d6)
2:敗者は陸に揚げられた魚のように喘ぎ、「ようやく終わった」と認識するとぷつりと意識を手放した。満足した勝者は【生命力】【変調】を全て回復する。
3:敗者の視界は明滅し、腑の底より蒸し焼かれるような嘔吐感を覚える。敗者はランダムに【戦国変調】を一つ受ける。
4:敗者は震える手で勝者の袂を掴み懇願する。勝者は敗者の持つ【忍具】を教えてもらい、好きな一つを奪うことができる。
5:敗者への支配欲に勝者は満たされる。まだだ、まだ足りない。勝者は敗者の【生命力】をランダムに1点減らす。
6:敗者は異常発汗を起こし、熱を逃がすように冷たい床に這い蹲る。敗者は以降セッション中勝者に対する命中判定に-1の修正を受ける。
7:敗者は熱に浮かされ譫言のように知り得る事を口走ってしまう。勝者は敗者の持つ【情報】(奥義を除く)から一つを得る。どれを得させるかは敗者が選ぶ。
8:ガツンと頭を割られるような感覚が敗者を襲う。痛みは頭蓋の中で跳ね返り脳幹の後ろから押し上げるような倦怠感、それに反比例するように無理矢理な高揚感が渦巻く。敗者はランダムに【変調(=現代変調)】を一つ受ける。
9:敗者は触れた気を本能的に痛みで取り戻そうと全身を掻き毟る。敗者は【生命力】を1点減らす。(減らす箇所は敗者が決めてよい)
10:敗者は虚脱感に襲われただ何もない空間を胡乱な目で見つめた。勝者は敗者の持っている【感情】一つを選び、それを失わせることができる。
11:勝者は敗者を組み伏せ、この場で優位であるのが何者かを知らしめる。勝者は以降セッション中敗者に対する命中判定に+1の修正を受ける。
12:勝者の任意の演出。勝者は以降あらゆる行為判定に+1の修正を受ける。

▼更新履歴

2019/12/14 
■クイックスタート用のサンプルNPCデータを作成しました。
-------------------
2022/09/11 
■【秘密】PC1-A、PC2-Cの記述を一部修正。【秘密】PC1-E、PC2-Eを新たに追加。
-------------------
2023/08/21 
■現時点までに発売された追加サプリのデータを考慮し、レギュレーションや一部【秘密】を調整しました。
※『基本ルールブック(改定前/改訂版)』『忍秘伝・改』のみを考慮していた為レギュレーション自体は寧ろ緩くなったぐらいです。
その為現行中の場合でも大きな変化は無いはずですが、レギュレーション改訂前に流派ブックなどの追加サプリを採用し調整した現行のセッションがある場合は、そのセッションの為に取り決めたルールに従って遊んでください。
-------------------

ハンドアウト

PC1 推奨:推奨:斜歯上位/大槌群/指矩班/鍵盤勢

【導入】
君はPC2のラボに研究員として移籍してきたシノビであったがその実態は逆、己は一被検体に過ぎなかった。
欠損などのように大きく外面を傷つけられることは無い。
しかし、臓腑や脳は日々PC2の気の向くままに侵されていた。
モルモットのようにも愛玩動物のようにも、ヒトとしても同時に扱われおかしくなりそうだ。
この気狂いからどうにか解放されなければ。
【使命:PC2から逃れる】


【使命】
PC2から逃れる

PC2 推奨:推奨:斜歯忍軍

【導入】
機忍や他流派で適当に捕まえたものでの臨床実験も潤沢に行えたが、まだ足りない。斜歯忍軍のテストを鍔鑿だけで行っても資料不足だ...他の研究職に携わっているような斜歯でも実験を行いたい。
とはいえ乱獲する訳にもいかず、そんな中丁度良く移籍してきたPC1はありがたい事この上ない。
大事に慈しんで扱おう。
【使命:PC1を飼育する】


【使命】
PC1を飼育する

NPCハンドアウト

プライズ 概要:記録

【設定】
PC2が所持している日記のようなもの。あることないことが書かれている。
このプライズはドラマシーン中の受け渡しも可能である。
プライズの所持者は秘密を見ることができる。調査判定は可能。

【使命】

プライズ 概要:首

【設定】
PC1が所持している、というか体の一部である。
このプライズはクライマックスフェイズの戦果でのみ移動可能。
プライズの所持者は秘密を見ることができる。調査判定は可能。

【使命】