数奇な運命をたどった装丁本が存在する。

『サンゴルスキーのルバイヤート』と呼ばれるそれは、まばゆい宝石を装丁にちりばめられた読む本というよりかは美術品としての側面が強い本である。

だが、かつて実在したこの書物は運搬の際に利用した船舶の座礁によって海底深くへと沈没した。

船舶の名はご存じタイタニック。不沈艦と言われたかつての豪華客船であり、見舞われた悲劇があまりに有名すぎる船だ。

だが、そんな沈没したタイタニックが近年ようやく引き上げられるようになり、その中からとうとうそれが見つかったのだ――『サンゴルスキーのルバイヤート』が。

失われたかつての美術本を目的に、多くの好事家たちがその『ルバイヤート』を手に入れようとオークションが開かれるアメリカ　ニューヨークにて暗躍する。

そんな渦中に飛び込んだあなた達は、その『サンゴルスキーのルバイヤート』を狙う怪盗とその仲間たちである。

現代編
必須：シノビガミ基本ルルブ
使用可能：忍秘伝・正忍記・流派ブック（全種）
階級制限：中忍頭（一時的なデチューンもあり）
使用可能功績点：昇格分を含めず計6点まで（初期作成は6点配布　複数背景あり）
採用ルール：下流派・背景・奥義開発・功績点による忍具の獲得・ペルソナ・世論・剣魂・主君・忍授業・独自流派・鬼力・忍具作成・契約順守
不採用ルール：採用ルールにないもの

※手番が非常に怪しいシナリオです。1人以上の手番増加忍法取得を推奨します。

PC達は全員顔は知られていませんが、それなりに名が売れた犯罪者です。
そのため世界各地で指名手配をくらっており、名前や顔などがばれた場合は即座に世論ルールが適用される状態です。

行動には細心の中を払ってください。

2:タイムズスクエア
「世界の交差点」と言われる大通り。多くの人々や車が行きかい鮮やかなLEDディスプレイがあたりを照らし出している。
このシーンでは判定時にF+1の修正が与えられる。

3:メトロポリタン美術館
世界三大美術館の一つ。
ヨハネス・フェルメールの作品をはじめ、エジプト美術やヨーロッパの彫刻、現代美術など200万点以上の作品が展示されている。

4:ブロードウェイ
全長20km以上にも及ぶ目抜き通り。
世界有数の劇場街では有名ハリウッドスターもよく見かける。

5:セントラルパーク
マンハッタン島のミッドタウンに位置し、ニューヨーカーにとって憩いの場所。
穏やかな人々の笑い声が響き渡っている。

6:エンパイアステートビル
ニューヨークで一番高い建物。
ニューヨークを一望できる展望台には多くの人々が訪れる。

7:サザビーズ
ニューヨーク有数にして世界最古のオークションハウス。
警備や取扱金額は他類を見ないものとなっている。

8:5番街
高級ブティックや高級マンションが立ち並ぶ町。
ニュー翼セレブ達の生活を感じることにより、貴方のアメリカンドリームが刺激される。

9:バードランド
ジャズクラブ。ニューヨークはジャズの本場である。
上質なジャズを聴きながら酒を傾ける時間が癒しになるだろう。
生命力か変調を一つ回復できる。

10:ブルックリンビレッジ
世界初の鋼鉄ワイヤーを使用した吊り橋。
全長1,834ｍの巨大な橋がニューヨークの摩天楼とマッチし有数のフォトスポットとなっている。

11:グランドセントラルターミナル駅
交通の要所にして巨大な商業施設。
多くの市民や観光客がルネサンス風建物の中をめぐっている。

12:自由の女神
「リバティ島」に建てられた巨大な女神像。ニューヨークの日々を穏やかな顔で見守っている。
このシーンではあらゆる判定に+1の修正が与えられる。

貴方たちは犯罪者です。

クライマックスで敗北した場合は逮捕された状態となり、使命は自動失敗となります。
ご注意ください。

【導入】
【PC1のHO】
貴方は最近巷を騒がせている怪盗「○○○○」である。（任意の名前を入れてよい）。

かの悲劇の豪華客船『タイタニック』から回収された奇跡の装丁本。
自分の獲物としてはふさわしいだろう。

貴方の使命は【『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れる】ことだ。


【使命】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れる

【導入】
【PC2のHO】
貴方はPC1から仕事を手伝えと誘われたPC1の悪友である。
それなりの修羅場をくぐってきているあなたは、今回の依頼も一筋縄でいかない気配を感じ取っている。

厄介なことにならなければいいが……。

貴方の使命は【PC1が『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れることに協力する】ことだ。


【使命】
PC1が『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れることに協力する

【導入】
【PC3のHO】
貴方は無類の蔵書狂（ビブリオマニア）であり、奇書を専門とした怪盗「〇〇〇〇」である。（任意の名前を入れてよい）。

呪われた装丁本と噂の『サンゴルスキーのルバイヤート』を一目見るためにこの地へやってきた。

世に名だたる奇書の一つ。手に入れるのは困難でも何としてでも現物を拝みたい。

貴方の使命は【『サンゴルスキーのルバイヤート』を一瞬だけでも手にする】ことだ。

【使命】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を一瞬だけでも手にする

【導入】
【PC4のHO】
貴方は裏の情報屋である。
PC3にやとわれ『サンゴルスキーのルバイヤート』の閲覧（あわよくば奪取）に協力するためにここにやってきた。

呪われた本が欲しいなど感性を疑うが、仕事であれば仕方ない。金払いもよかったし全力を尽くすとしよう。

貴方の使命は【PC3の使命達成に協力する】ことだ。

またあなたは自身を特殊エキストラ『情報屋』として扱うことができる。

【使命】
PC3の使命達成に協力する

【設定】
【ダニエル・イーノックのHO】
アメリカにその人ありとうたわれる一般人の冒険家である。（ペルソナを2枚持つ）
最近ではタイタニックの引き上げ作業にはまっているらしく、その経過として『サンゴルスキーのルバイヤート』の引き上げに成功した。

とはいえ彼自身はさほど『サンゴルスキーのルバイヤート』に興味はなく、そのままオークションにかけて次の冒険の資金にするつもりだ。

ダニエル・イーノックの使命は【『サンゴルスキーのルバイヤート』を高値で売り払う】ことだ。

このNPCはプライズ『サンゴルスキーのルバイヤート』を所持する。

秘密：〇　居所：〇　感情：〇

【使命】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を高値で売り払う

【設定】
【サンゴルスキーのルバイヤートのHO】
タイタニック引き上げに伴い、海底から引き上げられた豪華な装丁本。

長く海中に封印されていたというのにその状態は奇跡的と言っていいほどよく、宝石の装丁はいまだ輝きを褪せていない。

このプライズは戦果での獲得・ドラマシーンでの受け渡しが可能である。

秘密：〇　居所：×　感情：×

【使命】

【設定】
【千崎 潤香のHO】
日本からアメリカ観光にやってきた旅行客。
また、無類の奇書マニアであり近々オークションに出展される幻の装丁本『サンゴルスキーのルバイヤート』を一目見るためにこの場を訪れた。

貴方の使命は【『サンゴルスキーのルバイヤート』を一目見る】ことだ。

秘密：〇　居所：〇　感情：〇

【使命】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を一目見る

【設定】
【アンジェリーナ・ムーアのHO】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れるためやってきたアメリカ在住のブックハンター。
高値で売れる書籍を収集し、各地の好事家へ売り飛ばすのを生業としている。

失われたはずの『サンゴルスキーのルバイヤート』。オークションで競り落としたとしても、その倍額の販売価格が見込める。
何としてでも手に入れたい。

アンジェリーナ・ムーアの使命は【『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れる】ことだ。

秘密：〇　居所：〇　感情：〇

【使命】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を手に入れる

【設定】
【ヨアヒム・ナウマンのHO】
ドイツからやってきた新聞記者。
今回は世界一有名な怪盗PC1の活躍を記事にするためにやってきたらしい。

正直『サンゴルスキーのルバイヤート』に興味はなく、PC1の活躍を今か今かと心待ちにしている。

ヨアヒム・ナウマンの使命は【PC1の活躍を記事にし、本誌に載せる】ことだ。

秘密：〇　居所：〇　感情：〇

【使命】
PC1の活躍を記事にし、本誌に載せる

【設定】
【ココ・ガルシアのHO】
PC3を追ってきたCIAの刑事。
長く続いた腐れ縁に終止符を打つため今回の事件対応には燃えている。

どうやら今回の警備計画の陣頭指揮を執るらしいのだが、ダニエルが非協力的で参っているようだ。

ココ・ガルシアの使命は【『サンゴルスキーのルバイヤート』を死守しPC3を拘束する】ことだ。

秘密：〇　居所：〇　感情：〇

【使命】
『サンゴルスキーのルバイヤート』を死守しPC3を拘束する