2:警報装置が鳴り響く。徘徊する斜歯の警備ロボットに見つかると面倒だ。やり過ごそう。
3:いくら歩いても同じ通路、同じ部屋へと戻ってくる。一体誰が仕掛けた罠なのか。
4:通風孔を通って研究所の奥へと進む。見つからなければよいが………
5:規則正しく並べられた培養槽には、見知った顔のホムンクルスが浮かんでいる。意識はないようだが……
6:チリ一つ落ちてない廊下が続く。あなたの望むモノは本当にこの先にあるのだろうか。
7:研究所の一室に入り込む。入る所は誰にも見られなかったはず。
8:戦闘訓練用に作られた巨大な空間。様々な計器が周囲に取り付けられている。少しくらい暴れても壊れることはなさそうだ。
9:水槽に浮かぶ巨大な魚影。複数の眼と鰓の脇についた小さな人の手のようなものを絶え間なく動かす姿はとても醜悪だ。
10:セキュリティの厳重なコンピュータールーム。薄暗い部屋の中でモニターやランプの灯りが点滅を繰り返す。
11:警備室。監視カメラの映像が所狭しと並んでいる。
12:カツーン、カツーン。規則正しく釘を木に打ち付ける音がする。斜歯による全自動丑の刻参り機は絶え間なく呪詛を撒き散らしていた。