心気楼

タイプ:協力型

人数:2

リミット:3

舞台:現代

シーン表:想い出シーン表

シークエンス:通常

製作:クロト

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レギュレーション

基本ルルブ必須
忍秘伝、正忍記使用可能

中忍初期作成or継続

このシナリオは特殊な形式で進行します。
シーン表によって、2人の思い出を辿っていく(作っていく)形であり、シーンの登場自体は各々のPCのみで行われます。また、その為従者やエキストラの登場はこのシナリオにおいては禁止します。
また、判定はシーン表による想い出の中ではなく、1人の時に行います。よって、2人でのRPに関してはただのRP以上の意味を持たず、判定とは無関係のものとなります(通常はRPの流れで判定などを行なうが、本シナリオにおいて2人のシーン自体は判定を行なうタイミングではないため)。
その為、本シナリオはRP重視のシナリオとなります。

トレーラー

お互いが世界の中心だった
しかし、その中心には穴が空き、埋まることなく苛み続ける

君こそが自分の世界の海だった / 君がいない世界は砂漠のようだ

だけれど、二人はまだ繋がっていた
二人の世界はまだ断たれていない
だって、この世界の先にはきっと……!

シノビガミオリジナルシナリオ
『心気楼』

蜃気楼のように曖昧な世界で海岸線へ向かう
その愛しい群青を求めて

導入1

山に囲まれた村の中で数少ない同い歳の子供であり、その中でもいつも一緒にいるほど仲の良かった2人。そんな2人の別れは突然だった。

PC2は家庭の事情から引っ越すこととなってしまったのだ。それも、子供では容易く行くことは出来ないような場所に。そこは、海に面した比較的都会の街。

そして、その話は以前からされていたにも関わらずPC1へと言い出すことはついぞ出来ず、話せたのは引越しも目前に迫った日のこと。引越しのことをずっと黙っていたPC2へPC1は手酷い言葉をかけ、PC2もPC1へと酷い言葉で返してしまう。

それが2人が別れの前にした最後の会話だった。

導入2

ある日、夢を見る。
それは海岸線。
波が砂浜へと絶えず押し寄せる光景。

そこで群青の海を見て蹲るPC1と、そこへ声をかけようにも声も出ず体も動かせずただ後ろから眺めるしかできないPC2。

そんな2人の距離を表したかのような青い青い海と砂浜の夢だった。

導入3(PC1)

ある日目覚めると、辺り一帯は群青の海と化していた。
足を踏み出せば、水の上を歩ける。見渡せば何処までも続く水平線。

だけど、この青を知っている。あの青だ。夢の中で見た青い青い海。
……この海を歩いていけば、夢の中の海岸線に辿り着けるのだろうか。
また、会えるのだろうか。

そして、砂浜を目指し、あてもなく歩き始めるのだった。

導入3(PC2)

ある日目覚めると、辺り一帯は乾いた砂漠と化していた。
照りつける日差しに、乾いた空気。見渡せば何処までも続く地平線。

だけど、この砂の感触を知っている。海の砂だ。夢の中で触れた海岸線の砂。
……この砂漠を、砂浜を歩いていけば、夢の中の海岸線に辿り着けるのだろうか。
また、会えるのだろうか。

そして、海を目指し、あてもなく歩き始めるのだった。

ハンドアウト

PC1 推奨:PC2と同い歳

【導入】
山に囲まれた村で暮らしているものの、海が大好きで旅行の時には必ず海に行くほど好きである。
だが、あの別れの日以来、海は見ていない。


【使命】
海岸線を目指すこと

PC2 推奨:PC1と同い歳

【導入】
海に面した街で暮らしている。
街で暮らし、多くの同年代と接する機会があったが、あの村で暮らしていた時のような楽しさを感じていない。

【使命】
海岸線を目指すこと

NPCハンドアウト

記憶の欠片 概要:

【設定】
海、砂漠の周りに漂っている懐かしき光景の欠片。

【使命】

群青の海 概要:

【設定】
群青色の広大な海。
この秘密はPC1のみが情報判定を行える。

【使命】

蜃気楼の砂漠 概要:

【設定】
海が遠くに蜃気楼として見えている砂漠。
この秘密はPC2のみが情報判定を行える。

【使命】

別れの記憶 概要:

【設定】
エニグマ
2人の最後の記憶。大切な相手に酷いことをした記憶。

【使命】