トレーラー 降りしきる雨の音。"あの日"を想起させるように……。遠い未来を失った者。大切な人を失った者。帰る場所を失った者。各々が願いを想い描く……。シノビガミ『RainLetter』それでも、一つだけ願うならば、どうか、この想いと願いだけは、雨とともに流れてしまわぬように。
レギュレーション 新規中忍にて作成します。（ＰＣ１は特殊キャラ）キャラクターに特殊な設定が生まれる可能性があるので、継続キャラクターを使って遊ぶ場合は、ＧＭと相談してください。従者、儀式忍法は採用しません。ロストの可能性があります。（特にＰＣ１）ギミックがやや複雑なので、シノビガミをある程度遊ばれた経験者向けです。その他の細かいルールや裁定はＧＭが判断してください。
シナリオ内の戦場について 物語中は、導入②からずっと雨が降るシーンが続き、エンディングまで止みません。メインフェイズ、クライマックスフェイズ問わず、戦闘シーンは戦場《悪天候》です。（誘導などで一時的に変更することは可能。）
導入①（幼き日） ＰＣたちがまだ幼い頃。故郷の町で平穏に過ごしていた。"あの日の惨劇"を迎える前の、大切な記憶。過去のシーンを自由に描写して、ＰＣたちの関係を深めます。回想シーン表を使用するのもオススメです。
導入②（ヌルの痕跡） ＰＣたちは流派の上司に呼び出される。流派によって呼び出される場所は異なるでしょう。ＰＣたちの流派を考慮し、斜歯忍軍の研究所、鞍馬の屋敷など。自由に演出してください。「どうやら妖魔ヌルの痕跡が見つかったらしい」まだ詳細や真偽は精査中の情報ではあるが、ＰＣたちにとっては因縁の妖魔だということから、早期にこの情報を教えてくれたようだ。「多くの被害が出ているようで、もうじき、正式な討伐忍務が降りてくるだろう」そのように告げられたＰＣたち。各々が思いを抱えつつ、この物語へと臨んでいく。
あの日の惨劇 幼き君たちが暮らす小さな町。裕福とは言えないまでも、温かな場所だった。忘れもしない１０年前のあの日。君たちが見たのは惨劇だった……。─影の妖魔《ヌル》その名を知ったのは随分後だった。妖魔の襲撃を受け、町は全てを失っていた。血と妖気を洗い流す雨天が、君たちの心境を代弁するかのように降り続けた。妖魔の攻撃を受けるも奇跡的に致命傷を回避したＰＣ１。たまたま町の外に出ていたため襲撃を回避したＰＣ２とＰＣ３。生き残ることができたのは、君たちだけだった。全てを失った君たちは、それぞれシノビの才能に目覚め、協力し、依頼を受けながら日々を凌いでいた。
PC１ 推奨：妖魔に呪われた者 【導入】 忘れもしないあの日。キミは妖魔の攻撃を浴び、呪いを受けた。キミの使命は【ヌルを滅ぼすこと】である。もう、こんな苦しみを抱える人が現れぬよう。キミは妖魔として扱う。追加の生命力スロット２点と生命力２点を獲得し、忍法を二つ追加で特例修得する。（追加された忍法に、妖魔忍法を選ぶこともできる。）かつ特技分野にダメージを受けても特技が使用不能にならない。 【使命】ヌルを滅ぼすこと
PC２ 推奨：復讐に燃える者 【導入】 忘れもしないあの日。キミは、大切な家族を妖魔に鏖にされてしまう。絶望はキミに強い力を与え、燃え上がらせる。キミの使命は【ヌルを殺し、復讐を果たすこと】である。そのときまで決して消えることはない……。渇きも飢えも。生き長らえる道理など、一つしかない。 【使命】ヌルを殺し、復讐を果たすこと
PC３ 推奨：仲間を想う者 【導入】 忘れもしないあの日。キミは、先祖が守ってきた大切な町を滅ぼされた。だが、苦しい中でも何とか他ＰＣと助け合い生きてきた。だが、あの日から、二人の表情は暗くなってしまった。キミの使命は【みんなで未来を目指すこと】である。きっと暗い空は晴れる。止まない雨は無いはずなのだから。 【使命】みんなで未来を目指すこと
滅ぼされた跡地 概要：エニグマ 【設定】 [偽装]ここ最近、妖魔であるヌルの出没情報が増加しており、人々の住む住宅街や、自然が襲撃され被害に遭っている。シノビの中には、ヌルの討伐に向かった者もいた。だが、誰も戻って来ない。彼らは犠牲になってしまったのだろうか？ 【使命】
ヌル 概要：因縁の妖魔 【設定】 キミたちの故郷を滅ぼした妖魔。目撃例が非常に少なく情報が錯綜している。どうやらその痕跡が見つかったらしいが……。ヌルは秘密を三つ所持しており、①②③の順番で獲得できる。 【使命】？？？
