巡り会わせ

タイプ:協力型

人数:4

リミット:(4)

舞台:現代退魔

シーン表:TKST(東京)、KYST(京都)

プライズ:封魔の真珠(保持者:PC3)

ボス:世喰い

製作:ふれの

ツイート

トレーラー

少女は、一人夜空に願う。
「─どうか、これ以上、私が…………ないように」

巡り合わせ。または運命とも呼ぶでしょうか。
それは、キミたちの意思とは関係なく、定められた未来の道筋。
もしも、その先に待つものが滅びであったなら……。

それでは、出会うはずのなかったキミたちが、
導かれ合い、共に戦うことになったとしたら、
その奇跡に、どのような名前を付けましょうか。

題しまして『巡り会わせ』

これは、東京、京都、二つの街を舞台に、
四人のシノビが、滅びに立ち向かう物語です。

レギュレーション

新規中忍で作成。
キャラに特殊な設定が付く可能性があるため新規キャラ推奨。
リミットは、(4)サイクルとなります。

あり:下位流派、背景、奥義開発、忍秘伝、血盟忍法(東京、京都内でのみ血盟が結べる)
なし:従者、儀式忍法

特殊ルール《遠いところ》

PC1、PC2は東京に住み、ドラマシーンでは《東京シーン表》を使う。
PC3、PC4は京都に住み、ドラマシーンでは《京都シーン表》を使う。

東京と京都のPCは、お互いに関わることができない。
違う土地の相手が行うドラマシーンには登場できず、
秘密や居所の獲得や、忍法や背景の効果も受けない。

例:PC1は【東京】のため、【京都】と記載がある《PC3》《PC4》《封魔の巫女》とはシーンで共演できず、秘密や居所を獲得することもできない。

導入(公開情報)

【①.東京導入】
東京に住むPC1とPC2の前に、いつの間にか少女が立っていた。
夜空と名乗る謎の少女は、PCたちに対して依頼する。

「世喰いという妖魔を倒してほしい。
 そのために、時が来るまで私を護衛してほしい」

PCたちが納得すると、
「京都のとあるシノビたちにも、夜喰いの討伐を依頼します」
そのように告げると、どこかへ電話を掛け始める……。



【②.京都導入】
京都に住むPC3は上司から呼び出される。
友人であるPC4も共に呼ばれ同行する。

「間もなく聖祭だ。それまで彼女を護衛してほしい」
そこには、儀式を担当する封魔の巫女がいた。
顔合わせを終え、その帰り道で携帯電話が鳴り出した。

「世喰いという妖魔を倒してほしい。
 そのために、封魔の巫女を護衛してほしい」
夜空と名乗る、謎の少女は電話先でそのように告げる。

PCたちが納得すると、
「東京のとあるシノビたちにも、夜喰いの討伐を依頼しています。
 同じ目的を持つシノビ同士、互いの姿を見ていただきましょう」
夜空はパチリと指を鳴らした。



【③.全体導入】
夜空が指を鳴らすと、突如として周囲の景色が歪む。
そこには東京の景色とPC1、PC2がいる。
そこには京都の景色とPC3、PC4がいる。
まるで2つの空間を切り取ってきて繋ぎ合わせたかのように。
「ここで互いの姿をしっかり覚えておいてください」
夜空はキミたちに告げた。

(必要であればPCの自己紹介を行います。)

一通り話終えたところで、再び指がパチリと鳴らされる。
ふと気が付くと、眼前にはいつも通りの東京と京都が広がっていた。
この不思議な出会いが、キミたちの巡り会わせの始まり。
果たしてキミたちは、妖魔を無事に討つことができるのだろうか?

聖祭について(公開情報)

【第2サイクル終了時、マスターシーンとして発生】

数年に一度京都にて行われ、
京都の邪気を払い、正気を呼び込むとされる伝統の祭り。
その成果を上げているのかは定かではないが、
京都を妖魔が襲撃してきたことは歴史上存在しない。

折り目正しく、綺麗事を立ち並べてはいるが、
昨今では、退魔の伝統など軽視されており、
縁日や出店が立ち並ぶ、ただの祭りと化している。
住民の様子は弛緩しているが、それでも祭儀は執り行われる。

「身を清めた封魔の巫女が退魔の舞を踊り、唄を歌う、
 PC3の一族の代表者は壇上に登り《封魔の真珠》を巫女に手渡す。
 巫女はその真珠をその手で清め、PC3の代表者へと返す。
 こうして真珠は退魔の力を宿し、この地を護る力とする……」

ということだが……本当に効果はあるのだろうか?

クレジット

シナリオ ─ ふれの
エネミー制作 ─ あまぎ

ハンドアウト

PC1 推奨:女性、隠忍の血統以外

【導入】
【東京】
キミは東京に住むシノビだ。
身寄りもなく、交友が広くないキミにとって、
PC2は気の置ける大切な人だ。

この度、夜空という少女より依頼を受けた。
世喰いという妖魔の名を聞いたとき、何故だが胸騒ぎがした。
キミの使命は【夜空の守護と世喰いの討伐】だ。

【使命】
夜空の守護と世喰いの討伐

PC2 推奨:男性

【導入】
【東京】
キミは東京に住むシノビだ。
PC1とは数年前に東京の街で出会い、
それ以来、プライベートも忍務も共にする仲となった。

この度、夜空という少女に依頼を受けた。
どうしてだろうか、彼女の思いに応えたいと感じる。
キミの使命は【夜空の守護と世喰いの討伐】だ。

【使命】
夜空の守護と世喰いの討伐

PC3 推奨:男性、隠忍の血統以外

【導入】
【京都】
キミは京都に住むシノビだ。
プライズ《封魔の真珠》を受け継ぐ退魔の一族であり、
PC4とは幼い頃からの仲である。

この度、聖祭にて真珠を《封魔の巫女》に渡す忍務と、
それまでの巫女の護衛を言い渡された。
さらに、夜空という少女からも巫女の護衛と、妖魔討伐を頼まれた。
言われるまでもなく巫女は守り抜く。ついでに妖魔でも何でも倒してやる。
キミの使命は【巫女の護衛と世喰いの討伐】だ。


キミはプライズ《封魔の真珠》を所持しており、
第2サイクル終了時のマスターシーンにて、
このプライズを封魔の巫女へ受け渡さないといけない。

【使命】
巫女の護衛と世喰いの討伐

PC4 推奨:女性

【導入】
【京都】
キミは京都に住むシノビである。
幼い頃に両親を失ったことで京都の町に引っ越した。
PC3とはその時からの仲である。

PC3と共に、封魔の巫女を護衛するように忍務を受ける。
さらに、夜空という謎の少女にまで巫女を守るよう言われ、妖魔の討伐まで……。

だがどんな状況でも関係ない、キミはPC3を全力で助けると決めている。
キミの使命は【巫女の護衛と世喰いの討伐】だ。

【使命】
巫女の護衛と世喰いの討伐

NPCハンドアウト

夜空 概要:東京にいる謎の少女

【設定】
【東京】
京都の二人には《封魔の巫女》を護衛してほしい。
わざわざ私が頼まずとも、貴方たちの本来の役目と相違ないでしょうが。
東京のお二人には、私を護衛してほしい。
時が来るまで、私の身をどうかお守りください。お願いします。

そして、時が来たとき、世喰いを倒してほしい。
夜空の使命は【世喰いの討伐を果たす者の支援】だ。

【使命】
世喰いの討伐を果たす者の支援

封魔の巫女 概要:京都の祭事を務める巫女

【設定】
【京都】
京都に住む巫女。
幼少期からずっと修練を行い、退魔の力を宿している。
ただし、シノビとしての戦闘力はまだ弱いため、
聖祭までPC3とPC4を護衛に付けている。

修練の明け暮れていたことから、かなり世間離れしており、
町を歩くだけでもいちいち新鮮な反応を見せる。

巫女の使命は【聖祭を成功させ、この地の平和を守る】である。
封魔の巫女というのは渾名だが、本名を尋ねても答えてはくれない。

【使命】
聖祭を成功させ、この地の平和を守ること

封魔の真珠 概要:プライズ

【設定】
【京都】
PC3の一族が代々受け継ぐプライズ。
封魔の巫女が、それを清めることで、退魔の力を持つと言われている。

このプライズには秘密がある。

【使命】
輝く

世喰い 概要:強力な力を持つ妖魔

【設定】
数年前に人里に現れ、甚大な被害を出した強大な妖魔。
その様は、この世を喰らいつくすようであった。
そんな畏怖の念から世喰いと呼ばれている。

世喰いの使命は【人間に滅びを与える】である。

【使命】
人間に滅びを与えること