貴方達シノビは其々(それぞれ)の理由から妖怪に捕まり、銅剣を持った仏像が飾られた山中の寺へと連れてこられた。
妖怪共は顔を付け合わせ機嫌を損ねた後、東西南北に位置する部屋へと入って行く。
貴方達シノビが妖怪に連れられて部屋へと入る語るだろう
「もし生きたいと、俺から逃れたいと思うのならば他の妖怪とシノビ共に探りをいれろ。その出来次第ではここから逃がしてやっても良い」
「知ってどうするかだと? ふははっ決まっている! 目障りな他の妖怪とその手下など殺す以外ありはしない! おまえは奴らを殺すための手駒として連れて来たのだ!」
かくして、始まるは騙し騙されのシノビの戦。
この身は囚われ、見るも哀れ姿なれど心は挫けることを知らず。
心に刃を書くのがシノビなれば、此度も常と変わりあらん。
さあ多聞天もご清聴あれ、我らシノビに裏切られる妖怪共の断末魔を!