1:天へ向かってそびえ立つ時計塔、そこを中心に四方に街が続いている。「この街で困ったことがあったらヒーローを呼ぶんだよ。」子供たちは目を輝かせていた。
2:大きな屋敷の庭園に赤いパンジーが咲いている。館の主が水をやり、従者がその後ろを歩いている。きっと二人の笑顔がこの花たちを育ててきたのだろう。
3:イルネーションが輝くテーマパークの一等地。七色に光を放つそれはまるで星のようだった。キミが立つその場所が、この宇宙の中心だ。
4:町を一望できる丘の上。山の向こうにはキミたちの見たことがない町が、空の向こう側にはキミたちのまだ知らない国がある。ここから届くのはほんの一部、この星はもっと広くてもっと美しい。
5:世界最高峰の頂。かつての名だたる登山家が見ることが叶わなかった景色にいる。そこから望むのは、美しき光景か、それとも神秘的な情景か。
6:和風の家が立ち並び、紅葉が舞い落ちる。ここは、人と妖怪が共に暮らし、幸せに過ごしている街。ほら、少しでも目を離すと道に迷っちゃうよ?しっかり手を繋いでいくようにね。
7:キミとよく似た顔で泣いて、キミとよく似た顔で怒って、キミとよく似た顔で笑う。ここは世界の成れの果て。荒廃した未来都市ではキミの子孫がその意志を受け継いでいる。
8:昨日と同じ今日。今日と同じ明日。このままの日々がずっと続くと思ってた。絆を昇華させ、その血を侵蝕させる怪物は崩れた日常を繋ぎ止める。ほら、あの廃ビル群で今日も誰かが“目を覚ました”。
9:静謐な森林でカナリアが朝を告げる。それはまるで歌声のようで、小さな少女のようで。深い眠りから目覚めたキミは、夢見心地で歩き出した。
10:うだるような夏の日差しに目が眩む。こんな日は“アイス”でも食べようか。ふと耳を澄ませば、遠くからロックバンドの演奏が聞こえてくる。
11:海辺の森を歩く夜明けの一幕、東空から微かな明かりが見え始める。キミは思わず駆け出した。このまま急いで森を抜ければ、夜明けの朝日を見ることができるかもしれない。
12:刀をもって願いを示せ。ここは願いの決闘場(フラワーガーデン)。鮮やかなコスモスが辺りに咲き乱れる。キミの傍には誰がいるだろうか?