ぬばたまの闇血に酔う刃に哭く歌を

タイプ:対立・特殊型

人数:2

リミット:3

舞台:現代退魔

シーン表:断城

シークエンス:競争

プライズ:狩魔刀(保持者:PC①),鍵×n(保持者:妖魔)

製作:MASASHIGE

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トレーラー

魔物殺しを生業とする流派、魔王流。
妖かしと戦うために妖かしと交わり、
妖かしを殺すために妖かしを身に宿す。

そうして積った澱のような穢れは
生まれし双子に宿命を課した。

一人は後継者。
血と家と魔物を殺す業を負う者。

一人は忌み児。
血と力と魔物となる業を負う者。

幽閉された忌み児と戦いに明け暮れる後継者。
重ならないそれぞれの道は、元服を迎える歳に交錯する。

幽閉された片割れの元へ現れた剣士は、自らが帯びた使命の元、刀を手にする。
片割れに縋るかのように忌み児が掲げた手は、既に異形と成り果てて。

シノビガミ鞍馬魔王流奇譚
『ぬばたまの闇血に酔う刃に哭く歌を』

レギュレーション

・キャラクター作成
 ・PC①はプライズ「狩魔刀」を保持している。
 ・PC②は「魔人」の【背景】を修得している。これはキャラクター作成時の背景の制限に含めない。

・プライズの扱い
プライズはドラマシーンでの受け渡し可能とする。

・シーン表は断城シーン表を使用するが、一部ルールを変更する。
【ルール変更部分】
1.判定失敗時に受けるダメージを射撃戦ダメージから集団戦ダメージに変更する。
2.生き残った敵の回復効果はない。

・断城シーン表の結果、遭遇表を適用しない結果であっても、シーンプレイヤーが望むのであれば遭遇表を適用することができる。
・遭遇表で現れた妖魔を倒すと、プライズ「鍵」を手に入れられる。PC②が鍵を2つ手に入れるとクライマックスフェイズとなる。

・妖魔を倒した際、忍具を獲得する代わりに以下の効果を使用できる。
 ・狩魔刀の保持者は狩魔刀の効果で魔王流の忍法を修得できる。
 ・PC②はそのシーン中に「妖魔化」していれば、倒した妖魔が修得していた忍法を修得することができる。

・クライマックスフェイズについて
 6ラウンドが経過すればPC②は逃亡可能。
 PC②が鍵を1つ持つ度に、逃亡までに必要な経過ラウンド数が1減少する。

ハンドアウト

PC① 推奨:魔王流 PC②と双子 15歳

【導入】
魔王流に連なる家の後継者として、一人で戦ってきた。
父も母も戦いに倒れ、あなた一人で戦ってきた。
脈々と受け継がれてきた魔物を殺すその使命、体現するのはあなた一人。
双子の片割れはあなたの使命を背負えない。
その身を血に呑まれた異形の姿。目にして思う使命は変わらない。
あなたの【使命】は「魔物を殺す」ことだ。
あなたは魔物殺しのプライズ「狩魔刀」を保持している。

【使命】
魔物を殺す

PC② 推奨:隠忍の血統 PC①と双子

【導入】
初めは嘆き。物心ついて引き離された双子の片割れを想い泣いた。
次に怒り。己の境遇と、この家と、自らに宿る血。全てへの怒りが身に満ちた。
続いて諦め。徐々に変わる自分の姿に、焦りすら失せてただ最期の時を待った。
そして今。あなたに終わりを告げる片割れが現れて、思った願いはただひとつ。
「生きる」
あなたの【使命】は「生き延びる」ことである。
あなたは「魔人」の【背景】を修得している。

【使命】
生き延びる。

NPCハンドアウト

狩魔刀 概要:

【設定】
プライズ効果表11:業物として扱う。
また、保持している者は【降魔】の忍法を修得しているものとし、断城遭遇表での判定時にマイナスの修正を無視できる。
狩魔刀の保持者が妖魔を殺した場合、生命力を1点消費することで魔王流の流派忍法を修得できる。

【使命】