Fate/Last 3 days

タイプ:バトルロイヤル型

人数:3〜6

リミット:3(5PL以上なら2)

舞台:現代退魔

シーン表:冬木シーン表

シークエンス:通常

プライズ:聖杯

製作:なす

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導入

あらゆる願いを叶えるとされる万能の願望機・聖杯の所有をめぐり、繰り広げられる超常の闘争。
それを聖杯戦争と呼ぶ。

此度、日本の霊地、冬木にて幾度目かの聖杯戦争が執り行われた。
参加者は七組。聖杯を求めし者が集まり、己が喚びし英霊と共に、夜の街を駆ける。

現在、戦況は膠着している。幾度か小競り合いはしつつも様子見の状態だった。
しかし、冬木大橋にて二騎のサーヴァントが激突したことをきっかけに、事態は大きく動くことになる。

勝つのは武を以て戦う騎士か、知謀を巡らす策士か。もしくは、影に潜む者か…
最後の3日間が、幕を開ける。


シノビガミシナリオ「Fate/Last 3 days」


奇跡を欲するのなら、汝
自らの力を以って、最強を証明せよ

レギュレーション

◼️はじめに
このシナリオはTYPE-MOON様の「Fateシリーズ」の二次創作となります。
独自設定・解釈が発生する可能性がございます。ご了承ください。
今回の舞台は、並行世界的な何かだとお考えください。冬木モチーフですが、召喚するサーヴァントは全世界からでOKです。
また、今回はPC同士バチバチに殺し合いますし、殺害宣言も可能ですが、「PCが仲悪くてもPLは仲良く」でお願いします。

◼️レギュレーション
舞台:現代退魔編
階級:「キャラシ作成」参照
ロスト率:極高
セッション推定時間:20時間程度(半テキ)

・使用可能サプリ
基本(改訂版)、忍秘伝・改、正忍記・認、流派ブック×6
忍法や背景の効果・ページ数は簡単で結構ですので記載お願いします。

・使用ルール
採用:一般人、ペルソナ、エニグマ、従者、特殊な回避判定、儀式忍法(構成次第で却下)、再修得、惟神、戦場表乙、新異形表、新妖魔武器、忍具作成
不採用:肉薄修正、歌を詠む、ニンジャファイター、GP忍法、演出修正(PC多いので)、工作判定、契約順守(そもそもPL発言で嘘はダメ)
書かれていないルールはGMに確認ください。

このセッションでは、ルールブックの内容を以下の通りに読み替えます。
奥義→宝具
魔法→魔術
その他、忍法や忍具はスキル・魔術・宝具の一端などとして自由にRPくださると嬉しいです。
今回のセッションはFate時空で行うので、シノビは居ないか、居てもマイナーな存在と認識ください。

裁定

◼️裁定について
《秘密》
・情報の受け渡しによる感情共有なし。
・回想宣言時にペルソナの【真実】、背景:独自設定の「ひみつ」も公開される。

《戦闘》
・逆凪は同時攻撃の時はプロット終了時、そうでない時は即時に適応。
・攻撃手番を必要とする行動は、同時攻撃時はプロット終了時に適応。
・攻撃手番を必要としない行動は、同時攻撃時でも即時適応。
・同時攻撃中でも、生命力の消費は即時適応。
・「飢餓」「猛毒」は累積していても、各1回振ってダメージ発生を決定。
・「火達磨」はダメージのみ累積する。
・感情を獲得していない場合「忘却」は無効。ただし【覚炎】で受ける「忘却」のみ特例で有効。
・集団戦攻撃で命中判定にスペシャルした時も、与える変調は集団戦ダメージとして扱う。
・集団戦ダメージを2点以上与える命中判定でスペシャルした時は「任意の変調+残りの集団戦ダメージ」とする。
・永続的な効果を付与する忍法効果は、使用したキャラクターが脱落した時点で消滅する。

《忍法》
・後出し特技決定はあり。ただし「再修得」ルールを適応する。
・【巨門】【魔弓】の対象となったキャラクターは、回避判定を放棄した場合、使用可能コストは減少しない。
・忍法枠を増やす効果によって増えた忍法を、【貪狼】や「双子」など忍法を入れ替える効果の対象にすることはできない。
・追加の生命力スロットを獲得する忍法は、初回修得時に生命力自体も獲得する。
・【禹歩】【山彦】は同時攻撃中にダメージを受けた場合、プロット終了時に使用できる。

《宝具(奥義)》
・一度生命力が0になった場合、戦闘中にそこから回復する方法は「不死身」のみ。
・追加忍法が奥義破りされた場合、使用するはずだった攻撃手番、コストは消費しない。(奥義の使用回数や、奥義自体にかかるコストは発生する)
・絶対防御はダメージの分野決定後に使用する。
・奥義に対する対応は、奥義破り判定&見切り判定→【相克】など無効化忍法→滅びや戦神などの奥義に対する奥義、の順番で行う。

《背景》
・何かを指定する背景(特例修得や分野・特技を指定するもの)は、何ができるようになったか必ず記載する。背景を隠せる効果は基本的に「隠蔽」のみ。

《その他》
・遅延行為の禁止。味方殴り、メイン戦闘の談合、「できる」ダメージを与えない、など。
・シーンへの「参加したい人はどうぞ」や「とりあえず参加します」の禁止。時間かかっちゃうので。
・シーンプレイヤーを置いてけぼりにするRPの禁止。自分のシーンでやってね。
・相手に悪い結果を確定させるRPの禁止(例:◯PC1はPC2に殴りかかる。×PC1はPC2を殴り飛ばした。どうしても殴り飛ばしたいなら、RP前に相談お願いします)
・同盟や協力関係は許可しますが、相手の了承無くいつでも破棄可能であり、それに対してRP以外で文句を言うことは認めません。今回はバトロワです。

その他、細かい裁定はその場で決めます。裁定割れしそうな案件は事前に確認ください。
迷ったらチョイスで決めます。ご了承ください。

キャラシ作成

◼️HO
セイバー陣営
アーチャー陣営
ランサー陣営
ライダー陣営
キャスター陣営
アサシン陣営
バーサーカー陣営
※エクストラクラスは無し

◼️キャラシ作成
サーヴァント(中忍頭。功績点15点)
&マスター(一般人。ペルソナ1つ。初期忍具なし)

2つのキャラシートをご用意ください。
初期作成のみ(継続を初期作成として出し直すのはOK)。複数背景の修得可能。功績点15点貸出。
バトロワなのである程度の強さは必要ですが、設定重視のキャラ作成だとGMが幸せになります。強さのみを追いかけて設定と関係ない構成だったり、設定も何もないキャラシだとGMが渋い顔をします。

◼️禁止
・「滅び」以外で初見の宝具(奥義)を無効化できる構成(相克・目付・帰還者・移入など)
・従者を奪うことができる構成(主変・カリスマなど)
・妖魔武器「彼方よりの声」
・後出し【忍法研究】(最初から忍法を指定しているならOK)
・キャラ設定を考えず、マンチ的な組まれ方をしている構成。「双子」や「師匠」は禁止しませんが、マンチになりやすいので気をつけてね。

◼️調整
・ペルソナ「守護精霊」
【真実】が効果を発揮している間は、効果の対象となったキャラクター以外へあらゆる行動が不可。
【真実】が効果を発揮している間は、この真実を持つキャラクターはラウンド終了時に生命力が1点減少する。
・「元忍者」
選択できる忍法は汎用忍法か同じ流派の忍法2つのみ。
下位流派、古流流派は可。上位流派忍法+下位流派忍法は不可。秘伝忍法は不可。
サーヴァント(戦闘機レベルの強さ)とある程度戦えるマスターであるという設定の盛り込み必須。
・ペルソナ「分神」
セッション中、3ラウンドのみ効果を適用し、効果終了後は生命力はそのまま元に戻る。
使用を宣言したラウンドも含む。
・ペルソナ「半妖」
自分の手番に、セッション中1回まで妖魔化が出来る(妖魔化は背景:魔人と同じ裁定)
・妖魔忍法「置行」
一度に対象にできるのは2人まで。
溢れた忍具は消滅する。兵糧丸などを即座に使用することはできない。
・儀式忍法
何らかの要因で追加された宝具(奥義)を儀式忍法にすることはできない。
「魔王降臨の法」で呼び出す中級妖魔の奥義改造不可。
・忍具購入
2個まで

その他、セッション途中に「これは卓が壊れる」と判断した場合は途中で規制する可能性がございます。出来るだけ無いようにしますが、予めご了承ください。

◼️注意事項
以下の事項を禁止・制限します。
・サーヴァントが原作時空の記憶を持っている前提のRP。
→解釈違い防止のため。匂わせ程度ならOKとします。
・原作登場キャラ本人をマスターにする。
→解釈違い防止、キャラ被り防止のため。別次元の〜とか他人の空似とかならOKとします。
・明らかに聖杯戦争に参加する理由がない、参加する意欲がないキャラクターの作成
→巻き込まれRPでも、セッションを通して参加する理由を見つけて欲しいです。クライマックスが盛り下がってしまうので…

特殊ルール

◼️特殊ルール:マスター/サーヴァント
・メインフェイズは一陣営ひとつ。マスター、サーヴァントそれぞれで行動できるわけではありません。
・回想の権利はマスター・サーヴァント両方にある。
・マスターはペルソナ1つの一般人。統率力は1(サーヴァントのみ)として扱う。
・サーヴァントはマスターの「従者」としても扱う。メイン戦闘やクライマックスでは、マスターが脱落したらサーヴァントも脱落する。
・サーヴァントが自分のマスターへ情報判定を行うとき、ペルソナを確定で抜くことができる。
・サーヴァントは自分のマスターが存在する戦場に、自分が戦闘中で無ければいつでも乱入できる。(乱入は【彷徨】と同じ形)
・戦闘中、マスターとサーヴァントは「sc1 2」のように一度にプロットを入力する。前がサーヴァント、後ろがマスター。追加の従者やプロットを行う忍法がある場合はその後ろに追加する。
・マスターが脱落する時、サーヴァントは遺言、死亡攻撃を行うことができる。
・サーヴァントは自分のマスターが死亡したシーン終了時に「英霊の座」に還る(ロスト)。
・聖杯戦争の勝者となり受肉を願わない限り、サーヴァントはエンディング時に「英霊の座」に還る。
・ルール上、サーヴァントの各クラスに違いはありません。忍法やその他で表現ください。

◼️特殊ルール:メイン戦闘
最終サイクルを除くサイクル終了時、自陣営が居る場所を冬木シーン表から選んでシークレットダイスで宣言。
宣言が出揃ったら公開し、同じシーン番号にいる陣営は必ずメイン戦闘を行う。この戦闘は最大2Rで終了する。
メイン戦闘は参加するキャラクター全員が同意すれば、全陣営が令呪一画、もしくはサーヴァントの生命力を1点支払うことで、メイン戦闘を発生させないことができる。

◼️特殊ルール:令呪
各陣営のマスターは「令呪」を三画所持している。忍具やプライズとは別扱い。受け渡しは不可。
令呪は一画消費した時に、自分のサーヴァントに対して以下のいずれかの効果を適応できる。
・忍法や宝具で与えるダメージ一種類を1点上昇(複数人に与える場合は、そのうち一人を選択)
・判定前に使用。その判定に+2修正
・生命力の減少やダメージを受けた時、それらを1点軽減(最低0点)
・マスターへ【かばう】の効果を使用
・メイン戦闘からの即時離脱(攻撃命中後、ダメージ発生前に割り込みも可能。マスターや従者も含め一緒に離脱できる。離脱は敗北とは別扱い)

冬木シーン表

1:冬木港。冬木市の海の玄関口。夜は人気がなく、剣戟の音が伝わることはないだろう。
2:海浜公園。海を臨む冬木市最大の海浜公園。人気のデートスポット。
3:冬木大橋。未遠川にかかる巨大な赤い鉄橋。冬木市のシンボル的存在。
4:新都オフィス街。中心地には新都でも最も高い「センタービル」が聳え立つ。
5:マウント深山。昔ながらの商店街であり、食料品店が豊富。中華料理店「泰山」が有名。
6:冬木教会。聖杯戦争の監督役の駐在地であり、敗北したマスターはここに駆け込む。
7:柳洞寺。冬木最高の霊地であり、キャスターの陣地としては最適な場所だろう。

履歴

更新履歴

・令呪
複数人を目標にした「与えるダメージ上昇効果」に、目標のうち一人を選択する旨を追加。
・調整
儀式忍法「魔王降臨の法」を禁止から調整に変更。
ペルソナ「分神」を禁止から調整に変更。
ペルソナ「元忍者」の忍法修得で上位流派忍法+下位流派忍法を不可に変更。


卓履歴

第一陣(7陣営)
勝者:ランサー
一言:未規制の守護精霊が暴れた。最終的に守護精霊同士の決戦に。
第二陣(5陣営)
勝者:ライダー
一言:元忍者が少なく増幅者がたくさん。【黒雨】【百燐】がどうしようもなかった。
第三陣(7陣営)
勝者:ランサー
一言:キャスターが【大蛇】で6キル達成。結果的には回避力に優れたランサーが勝利。
第四陣(6陣営)
勝者:ライダー
一言:範囲攻撃地獄。全陣営マスターのみの最終決戦、Sスペ決着という劇的な幕引き。

ハンドアウト

PC1〜6 推奨:マスター

【導入】
貴方にはどうしても叶えたい願いがある。
それは聖杯に願うことで叶うかもしれないし、この聖杯戦争で戦うことで叶うかもしれない。
もしくは、どうしようと叶わない願いを捨てきれず、「それでも」と手を伸ばしているのかもしれない。

どちらにせよ、もう後戻りはできない。

【使命】
聖杯戦争の勝者となる

PC1〜6 推奨:サーヴァント

【導入】
貴方はマスターに召喚されたサーヴァントだ。
貴方には叶えたい願いがあり、マスターの召喚に応じた。
マスターとの仲は良好、険悪、ビジネスライク、各陣営様々だ。

賽は投げられた。結末は、戦いの果てに分かる。

【使命】
聖杯戦争の勝者となる

NPCハンドアウト

1 概要:〇〇陣営(選ばれなかったHO)

【設定】
聖杯戦争の参加者
マスター・サーヴァントそれぞれ秘密、感情、居所あり
PCたちの行動終了後にマスターシーンを挿入し、メインフェイズ行動を行う

【使命】
聖杯戦争に勝利する

2 概要:監督役

【設定】
聖杯戦争の監督役
秘密のみ


【使命】
聖杯戦争を運営する

3 概要:冬木市

【設定】
聖杯戦争の舞台
秘密のみ

【使命】
滅びずに朝を迎える