太陽と月

タイプ:特殊型

人数:2

リミット:2

舞台:現代編

シーン表:MST[館]

製作:ふれの

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太陽と月

ふと立ち寄った宿での出来事。歓迎するは双子の姉妹。
太陽のように明るいサン、月のように物静かなムーン。
双子姉妹はあなたたちに「一緒に遊んで」とせがまれた。

この宿は、とても賑やかで楽しいところだ。
だが、どうして"寂しい"と感じてしまうのだろうか…?

シナリオ集《五つの軌跡》について

こちらのシナリオは、シナリオ集『五つの軌跡』に収録されているシナリオです。
https://wakabatrpgbu.booth.pm/items/1866094

こちらのシナリオシートにはハンドアウトなどの情報類をまとめていますが、
シナリオの細かい進行や舞台背景、各種描写などの情報は、
シナリオ集に記載させていただいております。

キャラ作成について

大判の基本ルールブックを使用します。
現代編レギュレーションです。

初心者向けシナリオなので、背景や奥義開発ルール、従者などは非推奨です。
プレイヤーが問題無ければ採用しても良いですし、
初心者の方が居ればその方に合わせてGMの判断で調整していただければと思います。
また対立の可能性があるためPC間で性能差が出ない新規キャラがオススメです。

導入

PCたちは見知った仲でも他人でも構いません。旅をしている道中となります。
日も暮れてきたが、どうやらこの近辺には宿は1件しかないようである。
その宿は落ち着いた個人経営の民宿のような佇まいでした。
受付に行くと若々しく元気な女将が迎えてくれる。
年は30後半くらいだろうか?

「お部屋のご用意を致しますので、少々お待ちください。」

あなたたちに告げると、女将はその場を離れていきます。
待合場であなたたちは待つこととなります。
PCたちが初対面であればこの場で自己紹介などをしても良いでしょう。
待っていると、通路の奥の方からドタドタドターという足音が聞こえてきます。

「お客さん!?お客さんだ!!やったー、わーいわーい。」

嬉しそうな声と共に、10歳ほどの2人の少女が姿を見せました。
どうやらこの宿の娘さんとのこと。
少し子供っぽい活発な少女、少し大人びていて落ち着いた雰囲気の少女。

「私は妹のサンよ!良かったら このあといっぱい遊んでね!」
「私は姉のムーン。全く…サンは子供っぽいんだから。」

あなたたちの来訪を心から喜んでいる様子が伝わってきます。
そんなときに女将が戻ってくると。姉妹を見て…。

「こらー、お客様に迷惑掛けちゃダメっていつも言ってるじゃない!」

母である女将は彼女らを叱りつける。
えへへーと舌を出すサン、やれやれといいうポーズを取るムーン。

女将に誘導されて、あなたたちはそれぞれの部屋へと通される。
風情のある和室の客間だった。

「夕食は夜の18時です。ごゆっくりお過ごしくださいませ。」

頭を下げる女将の後ろ、通路の奥で姉妹が手を振っている姿が見えた。
とても賑やかな宿だ。だが何故かあなたたちの中に駆け抜ける感情は…。

“寂しさ”だった。

こうして始まる。双子姉妹と過ごす。一泊二日のちょっぴり奇妙な出来事。

ハンドアウト

PC1 推奨:特になし

【導入】
あなたは旅の道中でこの宿に立ち寄った。
あなたは子供がとても大好きだ。
2人が喜んでくれるのならいっぱい遊んであげ
よう。あなたの使命は【双子の姉妹と遊ぶこと】である。


【使命】
双子の姉妹を守ること

PC2 推奨:特になし

【導入】
あなたは旅の道中でこの宿に立ち寄った。
正直、子供はあまり得意ではないのだが…
ケガなどをしないようしっかり見ておかないと。
あなたの使命は【双子の姉妹を守ること】である。

【使命】
双子の姉妹と遊ぶこと

NPCハンドアウト

サン 概要:双子少女の妹

【設定】
わーいわーい、お客さんだ!
えへへ、私とムーンは双子の姉妹なの。
私が妹なのよ。せっかく泊まりに来たんだからいっぱい遊びましょ!

【使命】
お客さんと遊ぶこと

ムーン 概要:双子少女の姉

【設定】
あら、旅人さんいらっしゃい。
私とサンは双子の姉妹なの。
サンったらあなたたちに会えて凄く嬉しそうね。
良かったらサンといっしょに遊んであげて、お願いね。

【使命】
サンを見守ること